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ありがとうの、育児日記。保育園の先生たちへ。かつても、今も、いつでも伝えたいありがとう。

「○○くんのママパパ、久しぶりです!!!」

コロナ禍1年目くらいに夫と在宅勤務のランチを家の近くにしに行った帰り道。
かつて上の子が通った保育園の先生に呼び止められた。(012歳児のみの園だった)

「○○くん、元気ですか?」
「元気ですよ〜うんたらかんたら」
意気投合し近況を交換し合い別れた。
上の子が卒園して一年ほど経っていたので驚いた。卒園したとき年長クラスは20名ほどいたのに親の顔まで覚えてくださってるなんて…

上の子の在園時から、心の底から保育園の先生たちを尊敬していたが、ますます尊敬の念が深まった。

しかし、驚きはこれで終わらなかった。

まだ首も座らない下の子をベビーカーに乗せて近所を散歩していた時。

「○○くんママ、こんにちは!」
なんとまた!別の先生。
またも近況を交換し合い別れた。
上の子が卒園して二年ほど経っていたのでびっくりした。

その先生は、マイペースでネコのように懐かない息子に「○○くん、大好きだよ〜」と目を合わせに行ってくれて、最後の日に「最後にもう一度抱きしめたい」と言って抱きしめてくれて息子との別れを惜しんでくれた先生。

先生、息子は今、先生やお友達に、お友達のママパパにまで自分から話しかける子になりました!先生の愛が時を経て開花したのかもしれません!

二度あることは三度ある。
とある土曜にその上の子を連れて散歩してかつて通った保育園の前を通りかかった時。今度は園長先生に出くわして「○○くん!」とまた、覚えていてくれた。

私の中ではもう、保育園の先生たちは神々の領域に入った。感慨もひとしお。

しかし、驚きはまだまだ終わらなかった。

上の子が卒園して2年半。
下の子が同じ園に入園することになった。
面談に行くと園長先生のほか主任の先生が同じ顔ぶれで知った先生も何人もいた。みんな口々に下の子を見て「○○くんそっくり!」と可愛がってくれた。私のことも覚えていてくださった。

更に、つい最近のこと。
園の前でキャッキャ写真を撮る二組の親子が居た。通りかかろうとすると…

「○○くんのママ!」 

えっ!

なんと、上の子が最初の年にお世話になった先生たちがお子様を連れて遊びに来ていたのだ。
ってことは、5年ぶり!!!

先生〜!!!

再会を喜びその日私はとても温かい気持ちになった。そしてやっぱり私はまだ、仕事をがんばろうと思った。

思い出したのだ。

初めて息子を保育園に預けて
慣れないワーママを始めた頃。

心細くて、息子の体調に一喜一憂して、
仕事で悔しいことがたくさんあって。

どんなときも、いつも、あの優しい先生たちに守られていたことを。

息子を大事に育ててくれたこと。
息子が楽しい時間を過ごせたこと。
連絡帳にアルバムに、息子の成長の記録を残してくれたこと。
いってらっしゃいとおかえりなさいの掛け声。
先生たちにどんなに助けられたか。

そして今でも、助けられている。
卒園しても覚えていてくれて、
話せば○○くんは元気かと聞いてくれる。

息子が先生達から受けとってきた愛が、今も花びらのように舞っているのを見ているようだ。

私は一人じゃなかった。

こんなにたくさんの、素晴らしい先生たちと一緒に息子の成長を見守ってきたんだ。

先生たちに出会えて、仕事をしていてよかったとすら思える。

少子化の時代。
子どもは少なくても、保育園も、保育園の先生も足りないと聞く。
保育園の先生の仕事は過酷でなり手がいないと。

どうか、保育園の先生たちが、
笑顔で働けますように。
子どもたちに愛を注ぐ元気のタンクが底をつきませんように。

こんなにすばらしい仕事をしてくださる先生たちに感謝しかありません。

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