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ワーママの、もやっと。自分と同じとかむしろ低い収入の男性の配偶者が専業主婦の場合もある。

今日はちょっと苦手な人もいるかもしれない口にするのはタブーかな、と思うような話。

(この「思っちゃいけない、言っちゃいけない」空気に、日本の少子化議論の停滞感のエッセンスがあるかも?)

かつて自分の職場の女性が子持ちで離婚した時、ひとり親の恩恵は金銭面では受けられないと言っていた。

確かに、会社は外資系で業界最大手、勤続年数もそこそことあれば、彼女は母子家庭の貧困と無縁かもしれない。

課長も部長も、本部長も、女性は多くいた。けど、そこまでいかないシニアスタッフでも、日系企業なら(業種によるけど)課長くらいの給与をもらっているのではないか?と思う。ただし年俸は個人の成績に左右されバラバラのため一概には言えないが。

そして、その中で夫が専業主夫だという女性に会ったことはない。逆は、頻繁にある。むしろ私が出会った中ではシニアマネジャー以上の男性は妻が専業主婦というケースが目立った。

今働いている会社も同業界の外資系企業。
男性も女性も多くいる。
そして、男性社員については配偶者が専業主婦という方も割といる。
逆に、女性社員については配偶者が専業主夫という方はまずもって聞いたことがない。
(たまに、ゆるい働き方でサポートしてくれる夫がいるという人は見かける)

ぶっちゃけ、言うと、事はこれである。

自分や仕事仲間の女性達と同じ収入の男性がいたら、その配偶者は専業主婦となり得る。しかし、配偶者が専業主夫の女性は稀であるし、会ったことがない。

⚠️この話、日本は平均収入が何十年も上がらないのに土地も物価も急速に高騰しているから、今30代くらいより上の世代の人たち限定かもしれない。

なぜそうなるか、事情は様々にあるだろう。
例えば、子どもの世話をするのに母親のほうが都合がよいとか、女性本人が子育てに専念することを望むとか、男性が女性に家庭に入ってもらえるよう希望するとか…。

しかし、同じ稼ぎがある男女でも、男性だけが仕事に打ち込みやすい状況が作りやすい、これいかに。もし仕事に対し同じくらいの熱量を持つ夫婦なら、妻は歩が悪そうな?!

(母親父親、つまりばぁばじぃじの世代には、子育ての責任は母親にあるという考えが主流で、パパが赤ちゃんにミルクあげてるだけで夫が可哀想とか言う人もいる。妻は過労死してもいいんだね…)

男性は、自身が仕事を辞めたりセーブするのを望むのに叶いづらなら、悲しみを感じる。(そういう男性がいても、いいじゃないか)

逆に、女性は、稼ぎに関係なく家庭での責任デフォルトでくっ付いている、とも言える。

つまり、「女は家庭を守らざる者、家の外で働くべからず」と言う価値観に知らぬ間に飲み込まれているのではないか?

価値観自体は悪くない。
ただ、それを息苦しく感じた人がそう口にした瞬間、後ろ指を指されるみたいなのはこれまた悲し、と思う。

女性が、「男性は家庭の義務から免れてもうるさく言われないのに、女性は仕事も家庭もしっかりして当たり前と言われて辛い」と言ったとする。その時「自分で選んだ道でしょ」とか「うまくやる人はいる、あなたができないだけ」なんて、事情もよく知らない人から言われないでほしい。女性の方が、理不尽を感じやすい環境があるのは事実で、それをどう感じるかは人それぞれなのだから。

もちろん、子育ても家事も、やりがいがある。
チャレンジングでクリエイティブで途轍もない努力を要し、やり甲斐も計り知れない。

だからこそ、夫婦共に、「よっしゃやってやろ!」となるのはよいことだし、そういう男性が「仕事から逃げてる」なんて言われないでほしいな、と思う。

いや、実は、家庭に注力したくても妻からダメと言われているってケースもあるのかも?…ワーママの話に比べワーパパの話はあまり聞く機会がないと気付いた。とても興味深い分野である。

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