改正子育て支援法が成立。共働き子育中の身として思うこと…
日々子育てに追われていると、ニュースのタイトルに「子ども」なんて入るとドキドキしてしまう。昨日はこんなのが。
Xでも盛り上がっている。(主に、批判する声…)
ちょうど、子どもの数が減っている、というニュースも前の日に入って毎日この調子でドキドキが止まらない。
恐ろしいこと
例えば、人気のなくなっていくサービスや商品やお店は、「なくなってる」と人が知ればより人気がなくなる気がする。逆に、飛ぶように売れているなんて煽られたり店頭から物がなくなると人々は「私も欲しい」と思う気がする。
それで見ると、日本において「子ども」は今、「なになに?!今、持つのは得策じゃないな」というブームに巻き込まれていそうだし、逆に都心の不動産は「なになに?!できれば欲しいな」という流れな気がする。
つまり、子どもよ、増えろ!と願ったところで、誰もが「あぁ、今は、その時じゃないだろうな〜」とゲンナリしてしまうモードに入っているのかも…恐ろしや。
減る一方の子ども
逆に「こんな時代に産むなんて、産まれてくる子どもがかわいそう」なんて声まであがりそうだ。なにせ、子どもの負担ばかりが増える超高齢化社会、そして、落ちる日本の国力…
我が家の上の子の生まれた年に生まれた子どもは97万人、下の子が生まれた年は81万人!5歳差で16万人も減っている。さらに、2023年はわずか2年で6万人減り73万人を切っているとは、異次元の減り方ではないだろうか?!
もはや「賢い人ほど子を産まない」状態?!
ブラック企業で優秀な人から辞めていく現象に重ね合わせてしまう。
もはや、国家存続の危機ではないだろうか。
子育て支援法で気になる財源
そんな折、冒頭に引用した子育て支援法の内容で気になることがあった。なんと、子育て支援のために使うお金を国民から集めると…
つまり、サラリーマンは給与から天引き!!!
そして、年金の組織別に金額が異なるようなので、これは規模の大きい会社の人がたくさん負担する形!?年収等によって異なるというので、さらには「いっぱい稼いだ人はいっぱい徴収するよ」ってことなのか?
お金がないと子どもが産めない、育てられない、といいながらお金を稼ぐとたくさん徴収されて、そしてそれが謎な金額設定でばら撒かれる。そのお金の受け渡し横流しに事務経費がかかる…。これは、良いやり方なのだろうか?
そう言えば40歳になり介護保険というものが天引きされるようになった。でも、人は必ず老いるし、誰も彼もいつかは介護を必要とするかも知れないと思えば、まぁ、そんなものか、で済んだ。
けれど、子育て終わった人も、子どもがいない人も、みーんなからお金を新たに集めるとなると納得いかない人もいるかもしれないし、けど天引きされる現実は変わらないから「子持ち様」と揶揄し、敵意を見せる人も増えるかも知れない、そして、より少子化へ…悪循環ではないだろうか…
子育て中の身として嬉しいお金の使われ方
共働きで子を育てる身として一番ありがたいお金の使われ方は、医療費無料、保育園無償、のように「払うものが払わなくて良くなる」パターンである。税金控除の制度もとてもありがたい(昔はあったそうで?)。
初めて赤ちゃんを連れて小児科へ行き財布を出さなくてよいという体験をして、「社会の皆さん、ありがとう」と強く思った。
子育て支援としてお金をもらっても(もらえることはもちろんありがたいが)、結局、そのお金は稼いだお金の一部が回り回って戻ってきていると思うと、「自分が収めてきた額や、将来子どもたちが収めるであろう税金の方がずっと高額なんだろうな」とやや悲しい気持ちになる。
誰も彼もからお金を納めてその一部を配給されるありがたさより、「本来払うものを払わなくてよいよ」という方がありがたみがある。気持ち的に…。
学校の給食とか、学費とか、まだ自費のワクチン接種とか、ある程度の公平性が保たれるエリアでお財布からの持ち出しが減るとありがたい、と思う。
なかなか実現するのは難しいのかもしれないけども。
どうか、子どもの肩身が、子育て中の人の肩身がこれ以上狭くなりませんように…。
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