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【エッセィ】蛙鳴雀躁 No.25
半世紀前、D・H・ロレンス作「チャタレイ夫人の恋人」の削除された箇所をどうしても読みたくて元町の〝丸善〟で原書を購入しました。
一語一語、辞書をひいたところで、私の拙い語学力では到底、理解できないとわかっていたのですが、三十六回もの裁判の末に、発禁処分をうけた問題の箇所には何が書かれているのか、何がなんでも知りたかったのです。
アルファベットの行列を眺めるだけでいい、かならずや想像を絶する
【エッセイ】蛙鳴雀躁 No.21
朝の三時に目が覚めて、ご老公が投稿してくれた小説をスマホで読み返すと、誤字脱字だらけ。
書き上がったときに三度も読み返したのに、なんでやねん。
もっともショックを受けたまちがいは、「美青年」と書くべきところが、「美声年」となっていたことです。ワープロで打つと、「美青年」は、「美声年」と変換されると、このトシまで知らなんだとは。
つらつら思い返してみるに、美少年は書いても、成人の年齢に達