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母語の意味 :/24

今日はLona coffee1つで一日が完結した。そこで一日中喋ってたよ。

まず四人の子持ちのお母さんに会った。4人のうち3人は20.21.22歳。20歳の息子は日本語ペラペラで、大学でもディベート大会でもチャンピオンらしい。日本人の性格が好きで日本語始めて、お母さんがアメリカに行くことを勧めても頑なに日本がいいんだって。さらにその息子は家族に毎朝ラテアートしてコーヒーを作ってあげてる。写真見せてもらったけどすごい。あとの21.22歳の娘たちはアメリカにいるらしいよ。
最後の一人は7歳の娘でお母さんといっしょにここに来てた。英語ペラペラ。

超英才教育。。みんな3歳からインターナショナルスクールに通わせて5000ドル/年だって。それを3人通わせ続けて、残るは7歳の娘だけらしい。

でもそこでは英語だけしか使わず午後だけで、クメール語で授業する普通の学校にも午前に行かせてそこも2500ドル/年だって。無料で行ける公立もあるけど先生のクオリティ低いらしいよ。

そしてカンボジア人は7歳から学校通い始めるから、子どもたちは英語のほうがクメール語よりも断然上手いんだって。

そもそも、クメール文字は読み書きできるまでに学校では3年かかるんだって。母音とか子音とか複雑で多すぎてね。発音も特徴的。つまり9歳でやっと読み書きができるようになるんだよ。それって中々のハンデじゃない?英語ができればすぐに読み書きできて、賢くなるスピードもおそらく全く違う。言葉って不思議。

そのお母さんは中国との貿易ビジネスをしててこんなに子どもに投資できるんだって。

そしてまたあのパイロットの青年に会った。気づけば5時間弱クメール語教えてもらって、色々お話してたよ。その子の友達も1人来てて一緒にいた。

畏れ多い。なんでそんなに優しいのと聞きたくなる。発音おかしくて、例文で練習してる僕を最初のページに戻させて徹底的に一文字一文字の発音矯正してもらったよ。

[ka]みたいに子音と母音の組み合わせで僕はどうしても[kha]になるらしい。僕はkaって言ってるのにカンボジア人にはkhaとしか聞こえなくて。死ぬほど繰り返してなんとか良くなった。

クメール語がこんなに複雑なのかも色々教えてもらったよ。宗教的な意味合いで発音しないのに無駄に母音記号をくっつけたりしてる。あとタイから文字を借りてきてそれをアレンジしたりね。

KHJの社長の人がカンボジア人は何かトラブルがあっても見て見ぬふりをするって言ってた。でもその子は反対のこと言ってた。事故が起きたら皆助けに来てくれて、酸素足りなくなるくらい人が集まってくるって。救急車とか警察を呼ぶ110番的なものはあるらしい。でもないのと一緒でみんな番号覚えてない。だから市民が助けてくれるんだって。

あとトラブルを起こしたくないのがカンボジア人の気持ち。だから学校とか先生が廃れててもモンスターペアレント的なものは現れないらしい。

その子は次中国に陸上トレーニングしに行くらしい。でも中国鎖国中で多分来年になれば行けるかもみたいなこと言ってた。

                  2022.11.15

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