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「銀河ヒッチハイク・ガイド」がくれる勇気

「Don't panic!」パニクるな
 明日仕事が嫌だなとか、月末支払いをどうしようとか、社会人として成長しなきゃとか、、、。
 この世界で生きていくにはこうでなくちゃいけないとか、こうしなければ成功できないとか、絶対にこれが正しいのだとかとか、あらゆるものに振り回されて疲弊しても、また明日を生きていけるのはこの本があるからなのだ。

 銀河の巨大さ、ハチャメチャさに比べたら、地球上のこうでなくちゃいけないは甚だチッポケなものなのだ。

 いつ宇宙に巨大な高速道路を作るがために地球が破壊されるかもしれないということを考えたら、何も恐れるものなんてない。

 一見これは目の前の問題から逃避しているようにも見えるが、不思議なことに「銀河ヒッチハイク・ガイド」私個人には勇気を与えてくれるといった、逆の効果をもたらす。
 張り詰めていた心が楽になるというのだろうか、必要以上に緊張している精神に「パニクるな」と言ってリラックスさせてくれる。

 そのおかげで目の前の問題に立ち向かう余力が与えられるし、仮に解決しなくたって正解は一つじゃないんだからという気楽ささえ生まれてくる。

 話は変わるが先週会社貸与のPCの調子が悪いせいで仕事がうまくいかなかった。
 すごくイライラさせられたし、そのせいで来週の期限までに終われないんじゃないかと不安でいっぱいだ。
 
 ただ「ヒッチハイク」に出てくるロボットなのにパラノイアに悩んでいるマーヴィンのように、PCももしかしたら疲れていたんじゃないかと思えば、チョッピリ許してやろうとすら思えたのだった。


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