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オッペンハイマー

(ネタバレあり)
 世界で最初に原爆を開発したオッペンハイマー博士を描いた作品。長尺ですが、最初から最後まで飽きさせない展開でした。
 若き日の彼はイギリスのケンブリッジ大学で勉強しますが、実験や数式が苦手だったというのは意外でした。
 まあ一般人よりは全然できるんでしょうけどね。その後才能を認められて他の大学に引き抜かれます。
 アメリカに帰国後は共産党員にはならなかったものの共産党の集会に参加して、そこに来ていた党員の女性と付き合う事に。
 一方オッペンハイマーの弟は、入党します。その後ナチスドイツのヨーロッパ侵略が始まります。
 ドイツはアメリカに先んじて核分裂実験に成功。ドイツに先んじて原爆を開発するための計画がアメリカで開始され、オッペンハイマーも参加します。
 が、原爆がもたらした惨状に恐怖した彼は、さらに破壊力の高い水爆開発に着手しようとするアメリカ政府を批判。
 そのため公聴会が開かれ、オッペンハイマーは政府に糾弾される事に。
 ノーラン監督の真意はわかりませんが、基本的には核開発や核軍拡には否定的な内容だと感じましたので、そこには好感を抱きました。

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