最近の記事

人を好きになってわかったこと

私はずっとセクシャリティーに悩み続けてきました。 変遷は書けないほど迷走しています。 今も固まっていません。 私はこれまで自分は人に恋愛感情を抱かないのだとばかり思っていました。 事実人のことを本気で好きになるという経験がなかったのです。 全くなかったかと言われるとそうでもない気もしますがまあそれは置いておきます。 そんな私に好きな人ができました。 人生でほぼ初めてくらいの人を好きになるという経験です。 なぜ好きなのか?というのは分かりません。 ただ不思議と心惹かれる感覚

    • 理性で制御できない恋愛の危険性

      恋愛とは何か? 私にはわからないし、というか分からなかったし、 なんなら今でも分からない ただ身をもって体験してみたことでわかったことがある。 それは恋は盲目であるということ。これはよく聞く言葉だが、経験したことがないとわからない。 でも経験したことがないとわからない理性を失い冷静な判断が下せなくなる。 一歩立ち止まって考えればわかることが判断できなくなる。 これの何が危険か?それは自分自身が燃え尽きて限界が来るまで気づかないこと。 自分を犠牲にして与え続け搾取され、最

      • 憧れ

        私が文章を書いてみようと思い始めたのにはきっかけがあります。 私がセクシャリティーに悩み大迷走をしていた時期にアロマンティック・アセクシャルというセクシャリティーを知り、そう自認していた時期がありました。 今も大迷走しているわけですがそれはまあ置いといて… その界隈でとある方の文章に出会ったんです。 自分ごときがその方の文章について何か言うなど烏滸がましいので色々と語るのはやめておきます。 ただ事実としてその方の文章は当時思い悩んでいた私の頭にスッと入ってきました。

        • “ぬいペニ”というどうにもならない問題について

          導入“ぬいペニ”という残酷でありながら核心をついた概念に意図せず出会ってしまった。 あまりにも感動してしまったので久しぶりに文章にしてみることにする。 ぬいペニとはこの言葉を説明する前にまずはこちらの漫画を… 出典は不明だが、ネット上に出回っているものである。 この漫画は”ぬいペニ”という概念をわかりやすく可視化してくれている。 ぬいペニとは「ぬいぐるみペニス」の略称。 要するに男性が優しくした後に見せる下心がとても気持ち悪く見えてしまうという現象を表す言葉である。 か

        人を好きになってわかったこと

          何もない

          自分には何もないんです。 夢も目標もないし、あれがしたいこれがしたいみたいな願望もないし、こうなりたいみたいな目標もない。 高校も大学も何かしたいことがあったわけでもなく漫然と過ごし、1社目も何かしたかったわけでもなく就活がめんどくさくて適当に決めて結果はお察し。 今の会社も本当にやりたいことができるか?って言われたらわからない。 というかそもそもやりたいことがわからない。 30歳が迫ってきているなかやりたいことがなくて悩んでますなんて… 何か武器があるわけでもない、誇

          何もない

          思ってたのと違う

          自分がセクシャリティで悩んだ時、似たような仲間を見つけて集まれれば気持ちが楽になるんじゃないか? って思いました。 普通はそう思うでしょう。 実際どうだったか… たくさんいい出会いがありました。これからもずっと続いていくいい関係性もたくさんできました。 でも一番強く残った感情は”しんどい”でした。 似たような人と出会えば出会うほど自分の心はどんどんしんどくなっていきました。 結果として今の自分に残った感情はしんどいなんです。 いろんな人のマイナスのオーラを吸い取っ

          思ってたのと違う

          環境の変化

          平日の深夜2時前。 もちろん明日は出勤だがいつものように眠れない… そういえば全然使っていなかったなとふと思い立ち、久しぶりに文章にしてみる。 私のこの1ヶ月は激動だった。 新卒で入社した会社を約2年半で退社。 前職はなかなかにブラックだった… 長時間労働でへとへとになりながらの転職活動は非常に大変だったが、自分のためだと思って必死にやった。 無事に転職成功。 だが、未経験の技術職。 今は研修を重ねている日々だ。 今回の転職は引越しを伴うものだった。 九州は長崎から神奈

          環境の変化

          アセクシャル自認の功罪

          “アセクシャル“を知るアセクシャルという言葉すら知らなかった頃の自分は周囲との認識の差に度々苦しめられてきた。 思春期前後の男子の会話の内容など大体想像はつく。 自分は正直全くついていけなかった。 でも目立つことを避けるために周囲に合わせて生きてきた。 無理に周りに合わせて生きてきた。 そんな自分にとって、“アセクシャル“というセクシャリティーの存在を知ったことは救いだった。 自分のような存在もいていいんだ!と非常に喜んだ。 その瞬間は… “知ること“は救いになりうるか?

          アセクシャル自認の功罪

          アセクシャルですがパートナーがいます【後編】

          前回のあらすじ… 恋愛も身体の関係もないパートナーが欲しいじうはTwitterアカウントを作り、当事者の方と交流を深めていた。 そうした中で知り合った1人の女性。初めてDMしたその日に友情結婚の約束をする… 仲良くなっていった先には…?そこからの我々は行動が早かった。 すぐにLINEを交換してそっちで話すようになります。 いや、これもなかなか危ないですからね⁈ 顔も名前も知らない人にお互い本名のLINEを教えてるわけですから… まあ幸い危険なことはなく、雑談や身の上話など

          アセクシャルですがパートナーがいます【後編】

          アセクシャルですがパートナーがいます【前編】

          雑誌アセクシャルアンソロ企画。 パートナーの話で寄稿されている方いない(見落としていたら申し訳ない)なと思いまして 拙文で恐縮ですが、お読みいただけると幸いです。 パートナーが欲しいと思った理由パートナーが欲しいと思った理由… これはシンプルに1人が寂しいからです笑 以前の私にとってのパートナーというと、”恋愛や性的なものがセットでひっついてくるもの”でした。 正直それが全く理解できないのです。 そもそも恋愛が理解できないし、身体の関係が必須なことも理解できない。 でも1

          アセクシャルですがパートナーがいます【前編】

          アセクシャルを自認したきっかけのお話【※性嫌悪注意】

          初めまして!じうと申します! 「雑誌アセクシャルアンソロ企画」 “自認のきっかけ”というテーマで書いてみようと思います。 正直文章を書くことは得意ではありませんが、自身と向き合うという意味も込めて書いてみます。 先に自認に至った直接的な要因からお話ししましょう。 結論から言うと、ある時ある人との行為で自分は性行為をしたいわけではない?と気づいたことがきっかけです。 順を追ってお話ししていきます。 まず当時のじうの状況から… この時期の話を詳しくするととんでもなく長い

          アセクシャルを自認したきっかけのお話【※性嫌悪注意】