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フリーランスになると決めた理由

初めまして。りのまるです。
私は2022年の12月末で会社員を卒業予定で、その後はフリーランスになることを決めました。
「フリーランスになる」というと周囲のみんなから「すごいね!」と言ってもらえることが多いのですが、全然すごくないんです。
私自身も周りのフリーランスの友達の話を聞いたりいざ退職を目の前にして、以前持っていたフリーランスに対するイメージと実際のギャップもあります。

今回は、私がなぜフリーランスになろうと思ったかという理由について話していきたいと思います。

学生時代も大人の意見に違和感

大学で就職の話になった時、親や教授たちはいつも堅実で安定した道を進めてきました。
私が興味あることに足を踏み込もうとすると、リスクの力で阻止することもありました。

そんな環境の中で、「どうして本人がやりたいって言っているのに否定されなくてはないけないんだろう」と疑問でした。

もちろん、今考えたら心配だからこそ、大事に思っているからこそ取った行動かもしれません。でも私の感覚は違いました。
「やってみたいから、挑戦させてほしい」という思いが強かったんです。
当時から、周囲の大人の安定至上主義のような考え方には違和感がありました。

挑戦したい一心で飛び込み、挫折を経験

新卒で入社したのは人材業界の会社でした。
営業会社に入った動機は「営業は大変って聞くからやってみたかったから。」
実際に入社して飛び込みやテレアポなど営業を経験するも全くアポが取れませんでした。
入社当時、人事に「あなたは真面目な性格だから、きっと芽が出るまでに時間がかかるタイプだと思うけど、がんばれ。」と言われたのを思い出し、予想的中していることに対して自分に腹が立ちました。

毎朝始発間もない電車に揺られ、出勤してはテレアポリストを作り、1日200件近く電話をかけ続ける日が続き、アポが取れない日はMTで詰められ、夜遅くに寝るためだけに帰宅するような日々が続きました。
結局、受注はできたもののやりがいも感じず、半ば鬱状態になり退職しました。
当時は朝起きてすぐに「電車止まってないかな」など会社に行かなくていい理由をずっと探していました。

これは私の中で大きな挫折経験でした。

転職で天職に出会う

2回の転職を繰り返したのちに、接客業という天職に出会いました。
販売もするし、サブスクのサービスも提供していたためお客さんと話す時間が多かったのですが、お客さんの話を聞くのも楽しすぎて仕事という感覚がなく、毎日の残業も苦ではありませんでした。むしろ楽しくてあっという間に時間が過ぎていく、くらいの感覚でした。
この時、自分でも自信を持って働けていたし、周囲からも褒められることが増え、自分の長所を生かして仕事ができているなと実感できていたと思います。

女性ならではのハラスメントに直面

接客業を経験したのち、そのまま店長になり、その後はチームを移り、事務職やマーケ職も経験しましたが、会社員として働く中で窮屈さを感じたり、これがハラスメントか!と思うような場面に遭遇することがありました。

女性店長が課の中で初めてだったこともあり、上司たちも女性店長である私の今後のキャリアをどの角度から話していいのかわからなかったのかもしれませんが、社員として今後のキャリア形成の話をしているというよりかは、女だから結婚や子育てで抜けるリスクがあるという考え前提で話が進んでいるような気がして当時は少し悔しい思いをしたこともあります。

私自身、仕事をずっと続けたいと思っていたし、働く中で女性だということを言い訳にしたことは1回もありませんでした。なのに突然、結婚適齢期になったら、女だからという理由で、プライベートでの未来予想図をもとに、キャリア選択の幅を勝手に狭められているような感覚になりました。

会社員としての働き方に納得できなかった

会社員として働く中で色々なフェーズがあると思います。
私自身も入社してからの数年は何も考えずにひたすらに指示されたことをなるべく早く、良いものに仕上げるということに全力を注いでいました。依頼された仕事を断った事もありませんでした。

ただ、色々なポジションやチームを経験する中で、視野が広くなればなるほど自分なりの業務改善視点が養われます。

これって、やらなくても良い仕事じゃないかな?
進め方はこっちの方がいいんじゃないかな?
目的がない状態で進んでる気がするな
など、いろんなことを考えても大抵の事は「上の指示だからやって」で終わります。

もちろん会社にもよると思いますが、私が納得できなかった会社のルール、風潮(暗黙の了解)は、例えばこういうものがあります。

・1日8時間の勤務規定
・残業も毎日ほぼ発生する
・ランチはゆっくりしたいけど、上司も一緒のことが多い
・個々のタスクで出社の必要がないのに物理出社が命じられる
・月給は残業すれば増える、それ以外の方法はない
・基本給はなかなか上がらない

「いやいや、会社ってこういうもんだから」と言われればそれまでなのですが、私自身はあまり納得できず、やらなくて良いと思った仕事は振られても手をつけなかったり、ランチも上司の誘いを断ったり、割と自由にやらせてもらっていました。
何事にも忖度がなかったので、そういう風潮がある会社で働くのはしんどいと感じるようになりました。
また、性格も頑固なので自分の考えや信念を大切にしていて、「とりあえず謝る」とかその場を収める為だけの言動ができない人間だったので、そういった点も含めて会社という組織で生きるのはかなり生きづらいなと感じました。

やってみたいことが出てきた

そんなことを考えていたら、私は何がしたいんだ?という疑問が浮かび、改めて自分と向き合う時間を作るようになりました。
会社での自分が苦しいと感じているなら、私はどうやって生きていけば良いんだ?という疑問が浮かんできたんです。

色々な分析をした結果、自分がやってみたいこと、生きている間に成し遂げたいことは会社ではできないことがわかったので、会社を出る決断に至りました。

もともと1人でずーっと考え込むのは苦手な性格だったので、やってみたいことを出す作業は、壁打ち相手になってくれる友人に色々話したりしながらどんどん出していきました。

決断した今の心境

正直、不安もあります。生きていけなかったらどうしようとかも思います。
でも、根拠のない自信もあります。もともと人一倍物覚えも悪いし、しなくていい失敗をするタイプなんですが、失敗を人よりたくさんできるって、メリットだと思えるようになりました。失敗から学んで次が生まれるので、それが根拠のない自信につながっているのかもしれません。

「会社を辞める」と伝えた時、いろんな反応が返ってきます。でもその反応に惑わされずに、とにかく自分が「やってみよう」と思ったことをなんでもやってみるって大事だと思いました。
その時に大事なのは、応援してくれる人をそばに置くことです。
人がやりたいことを他人が否定する権利はありません。

この投稿も私がやりたいことの一つで、第一歩です。
ここからまた、いろんなことを楽しみながらやってみたいと思います。

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