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夫の理系エピソード

その様な夫とのエピソードはまだまだ尽きない。
次は理系エピソードを紹介していこう。

①理系のセンスは謎である!


皆は「超ひも理論」を知っているのだろうか?
超ひも理論とは
【物質は「つぶ」ではなく、「ひも」だと考える量子力学理論】
とのこと。
もっと詳しく調べてみると、
【物理の世界では、最小単位は「粒」であり、その粒は「素粒子」と呼ばれるものだ。その素粒子は「点」として考えられていたが、超ひも理論によると、その素粒子は「ひも」の様になって振動しており、その振動パターンから、様々な素粒子に見える。】
ということらしい。
うーん、書いていてよく分からない理論である。
物理学の世界は不思議だ。

ある日、私はその「超ひも理論」という名前のアプリでゲームしていた。
内容は簡単。働いていない男性の「ひも」が家事をしてお金をもらう放置ゲームだ。
それを聞いた夫は大爆笑。
なぜ大爆笑かというと、前述の物理用語「超ひも理論」と、働かない「ひも」をかけているゲーム名だったからだ。
その後、ある日夫はその「超ひも理論」を会社の人に話したそう。
その話でその日は大盛り上がりをしたとか。
それで盛り上がれる理系のセンスは本当に謎である。

②科学館での宿題


二人で科学館に行くと、夫のスイッチが入ってしまう。
夫の専門は物理学であるが、
「専門分野だけ知っているのは一流ではない!」
とのモットー(?)の元、化学、生物、地学等も詳しいのである。
よく化学の問題を出されて、答えられないと、
「陽ちゃん(高校時代の化学の先生)が教えてくれたはず!」
と言われる。
高校時代は
「化学って何に使うんだろう」
くらいに思っていたが、まさか結婚して使うとは思わなかった。
高校時代、授業中寝ていた自分の頭をひっぱたいて無理やり勉強させたいくらいだ。
そして高校時代の自分に言ってやりたい、
「結婚はできる、できるが、ゴリゴリの理系男子と結婚するぞ」と。
ちなみに、私は雑誌「NEWTON」で「1日で分かる物理!」みたいなテーマの本で、物理や化学を勉強したこともあるが、1日坊主どころか、数時間坊主で終わってしまった。
文理融合分野専攻の私には難しすぎるのだ。

さて、科学館で振り子の動きを見ていた時のことである。
突然、
「振り子はどういう計算で動くか知っているかな?」
と夫に言われた。
「いや、知らんがな!」
と声を上げたが、夫からは
「自分で計算して答えを出してみてね♪」
と宿題をなぜか出されただけだった。
いやいや、文理融合分野専攻の私には、まったく未知の世界ですよ!
それでも、2日もかけて解いたのであった(解いた自分、偉すぎる!)。

そんな夫との二人暮らし。
愉快で面白く、そして頼もしい夫に感謝しつつ、二人でこれからも歩んでいきたいと思う。


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