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脚本

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記事一覧

「イメージ」

目の前に拡がる大地

心地良い風

照らす太陽

その匂い、その景色

さぁ、イメージしてごらん

それが全てのはじまり

空のさらに上の世界

どこまでも続く宇宙

それとも深い深い海の底

そこに眠る輝き

さぁ、イメージしてごらん

どこへだって行ける

はじまりは全て

未知の世界さ

不安は付きまとうけど

ワクワクだって常にある

どうせなら どこか遠くへ

もっと高く もっと深く

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脚本「ごめんね」

キミが泣いた

静かに泣いた

何の前触れもなく泣いた

頬を伝う涙は

なかなか止まらない

あぁ、そっか…

ずっと…我慢してたんだね

いつも元気いっぱいで

誰より明るくて

周りの人も笑顔になる

そんなヒマワリのようなキミも

泣きたくなるときもあるよね

ボクもキミに甘えていたんだ

いっつも元気をもらってる

抱え込んだ悩みも

あの悔しかったときも

キミが受け止めてくれた

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「バイバイ」

同じトキを歩いて

同じ風を感じた

同じ景色を観て

同じように泣いた

いつも同じように

そう思ってた

でも少しずつ

違いが生まれて

ある日突然

別れが来る

いつも一緒が当たり前

それで良かったはずなのに

どうしてこうなったんだろう?

どうして??

ねぇ、どうして??

キミは全てわかったような顔して

一人で大人になってしまった

ズルいよ…

嫌だよ…

置いてかないで

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脚本⑥

[トキ]

このトキがずっと続けばいいのに...

心が弾んで 自然に笑顔になる

実は内容なんてなんでもいい

キミとゆっくりお話できれば

だから 話が途切れないように

ついついしゃべりすぎてしまう

キミはニコニコしながら

ワタシの話をうなずきながら聴いてくれる

楽しいトキはあっという間だね

今日はもうさよならだ

しばらく会えないから

今日はもうちょっと一緒にいたいな

なんて言

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脚本⑤

[ヒカリ]

優しいヒカリ 強いヒカリ

激しいヒカリ 寂しいヒカリ

まぶしいヒカリ はかないヒカリ

色んなヒカリがボクらを照らす

ヒカリはいつでも

ボクらを照らしてくれる

もし ヒカリがなかったとしたら

ボクらは存在できるのだろうか?

太陽があるから月は輝く

ヒカリがあるからイロがある

キミの顔 キミの髪

キミの笑顔 キミの涙

キミのしぐさ キミのまなざし

ヒカリがとても

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脚本④

[キセキ]

もうダメかと思った

毎日毎日走り続けて

ときには息切れして歩いてしまったり

立ち止まってしまおうかと考えた

見えないゴールを信じて

遠回りもたくさんした

派手に転んで笑われたり

何人の人に追い抜かれた

心も体も傷だらけ

でも諦めなかった

何度も自分と向き合い

自分の弱さに絶望しながら

力が欲しい...

力が欲しいと...

突然、そのときは来る

まるでシャ

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脚本③

[カラー]

二人で見る夕日

あのとき見た海

忘れられない花火

キミの浴衣やリンゴ飴

突然降りだした雨に濡れたキミの髪

涙こらえて見つめる瞳

透き通るような肌

街の灯りや街路樹たち

忘れないよ

たくさんの色たち

ボクとキミだけのイロ

誰がなんと言ったって

たとえ神様だって...

心にあるイロは変えられないんだ

いつだって思い出せるよ

たとえヒカリが届かない世界でも

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脚本②

「おやすみ」

電話の向こうで聴こえる

キミの中の一番優しい声

その声はワタシの、

今日の仕事の疲れや悩みを

全部包んで消し去ってくれる

たわいのないことも

我慢できずに愚痴ってしまうときも

やさしくうなずいて聴いてくれる

キミはめったにいわないのにねw

そのやさしさにすぐ甘えちゃうんだ

キミに会いたいなー

キミはどんな顔で話すんだろ?

今すぐにでも…会いたいよ



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脚本①

「おはよー!」

いつも元気な一言で始まる、キミとの日々

最初は照れくさくて

うまく話せてなかったかも

多分目もうまく合わせられなかったし泳いでた

キミはズカズカとボクの懐に入ってきて

ボクの心をかき乱していく

まるで、ボクがそれで動揺しているのを楽しんでるみたいだ

気づけばボクも冗談を返せるようになってきた

それにキミとのやりとりを楽しんでいた

人とのあいだに壁をつくってしまう

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