ガタオ 缶ワイン
2022年2月22日の『猫の日』へ向けて発売された『ガタオCAN』。
猫好きな人に対してのアピールも含めてプロモーションされていました。
実際に売上の一部は、保護猫活動及びTNR支援活動などへ寄付されているようです。
一際目を引くデザインはインターナショナル缶ワインコンペティション2021(アメリカ)でパッケージングデザインアワードを受賞しています。
『ガタオ』は19世紀末期頃にポルトガル北部のミーニョ地方ガタオ村でつくられ始めた、100年以上続く『元祖猫ワイン』です。
猫のキャッチ―なラベルと親しみやすい味わいで世界60ヵ国以上で愛されています。
そもそもワインブランド『ガタオ』のメーカーである『ボルゲス社』は1884年に創業された歴史のあるワインメーカーです。
ワインなのに缶!?と思われる人もいるかもしれませんが、アルミ缶ならではのメリットはじゅうぶんにあります。
まず、専用の道具(オープナー)が不要です。
どこでも気軽に飲むことができます。
それだけならスクリューキャップタイプのガラス瓶でも良いのではとなりますが、ガラス瓶よりアルミ缶の方が軽いので輸送費が抑えらるだけでなく、消費者としては持ち運びもしやすいというのは嬉しい点です。
また、冷やして飲むのであれば、ビンよりカンの方が早く冷えるだけでなく、冷蔵庫に入れておくのにスペースも取り過ぎないのもメリットとなるでしょう。
昨今のキャンプ(アウトドア)ブームもあり、缶であることの利点は多い反面、チープな感じは否めないかもしれません。
デメリットとしては、どうしても高級感は出ないということです。
潰せばゴミもコンパクトになるのは缶のメリットですね。
缶酒(かんざけ)は個人的にオススメしていきたいカテゴリーでもあります。
そうは言っても容器が何であれ、重要なのは味です。
缶ならそのままRTD(Ready To Drink)スタイルで飲んでも良いのですが、きちんと味を楽しむためにグラスに注いでみました。
※味覚も嗅覚も人それぞれなので、このインプレッションが全てではありません。
缶のニオイを心配される人もいるかもしれませんが、気になるような金属臭はありません。
グラスに注いだからという可能性もありますが、試しに缶のニオイも嗅いでみたところ、それでも気になるようなニオイはありませんでした。
荒探しをするつもりで神経を集中して缶のニオイを嗅いでみてわかるかどうか。
ということは気にする必要も無いということでしょう。
味わいはフレッシュ感に溢れ、とてもフルーティーです。
実に爽やかな味わいで青りんごを彷彿とさせ、キレがあります。
それでも『辛口』とは思えないほど甘いですが、しっかり冷やして飲めば甘ったるいということはありません。
アルコール度数は9%とワインにしては低く、ほど良い酸味は魚介類を使った料理の食中酒としても楽しめると思います。
もともと『ヴィーニョ・ヴェルデ』と同じ作り方なので、見た目も緑色に近いです。
※つくりは『ガタオ ヴィーニョ・ヴェルデ』と同じですが、缶入にするためにガス圧を若干高めてあるため、DOC規定外となっています。
ビン入りで飲んで見たい人、プレゼント用等は要チェックです↓
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