ボーディングスクールの闇


前回の投稿からだいぶ間が開いてしまいましたが。

このビデオがお勧めに上がって来たので見てみたら。

この方、チャールズ スペンサーという方は
亡くなったダイアナ妃の弟です。

ボーディングスクールというのはいわゆる
イギリスの寄宿学校のことで、
パブリックスクールとも言われます。

パブリックの意味は
一般から学費を徴収するという意味で
日本でいう私立学校ということになります。

ちなみに公立学校のことは、ステートスクールと言います。

ボーディングスクールの噂はまあ、いろいろあるんですが、
ボーディングスクールシンドロームという病名(?)が存在することからもわかるように
その存在自体がトラウマの温床というとても闇の深い教育機関であります。

彼がこの学校で体験したことは
このインタビューや本からわかると思いますので
詳しくは書きませんが、
7歳から家族と離れて寄宿学校生活となった子供の孤独感、
虐め、先生たちからの虐待は想像を絶します。

で、本題。

イギリスの政治家やいわゆる国のトップ機関で働く人たちの
ほとんどがこのボーディングスクール出身者です。

最近の例ではボリス ジョンソン元首相、トニー ブレア元首相など。

こういった子供時代にひどいトラウマ体験をもった大人たちが
今、この英国の重要な部分を取り仕切っています。

確か、英国人口の1%がボーディングスクールで学び、
オックスフォード大学生の半分はボーディングスクール出身者です。

この中からの多くが政治家や警察、司法分野などでトップを占めるわけです。

(余談ですが、驚いたことに、ラグビー選手の65%が
ボーディングスクール出身というデータがあるようです。
サッカーとはとても対照的なのがわかります。)

イギリスは大英帝国として栄えた歴史があり、
あらゆるところに植民地がありました。

それを支えたのも、このボーディングスクール出身者というわけです。

現在はコモンウェルス(The commonwealth) と名前を変えて
大英帝国の威厳を引き継いでいます。


ロックダウン中はこういった政治家たちのトラウマにまで
考えが及ばなかったのですが、
今、この情報を得て、なるほどと納得がいきました。

彼らは本気で自分たちと庶民の待遇は違って当たり前と思っていて、
だから国民を家に閉じ込めるということを平気でやっておいて
自分たちは仕事を装って職場でパーティを開いて楽しんでいたのです。

この「特権階級」と「庶民」の彼らから見た壁はとても厚く、
それこそ代々引き継がれてきた思想であって
また、そういう人たちに囲まれて成長しているので
なかなか崩せるものではありません。

国民は本気で、貧困や身の回りで起こる犯罪について政治家に理解してもらいたいと思っていますが、
それはもちろん、彼らは表面上は理解を示しますが
いかんせん、そういう生活を知らないので(本気で理解しようともしない)
票を集めるためだけにそういうジェスチャーをするにはすれど、
国民の生活が本当の意味で幸せになる政策とは程遠いというのが現実です。

要するに、ボーディングスクールの意義というのは
国を牛耳る人間を作り出すための特別な教育機関であるということ。

国民の心情を無視できる、独善的な人間を作り上げるには
子供時代にどれだけつらい思いをさせるかで達成できると
知っている大人がいたということ。

ボーディングスクールにはもう一つ、別の種類があって、
それは公立学校で、親が軍事関係の仕事をしている子供たちが
無償で学んでいたものもあったそうです。
(今は数が減ってる?)

そこも内容は似たようなものだったようですが。
(このインタビューについているコメントからもわかると思います)

このビデオでよかったと思った部分は、
最後にチャールズが本を書くにあたりインタビューした虐待体験者の中に
末期がんの人がいて、
その人は彼に話すまで誰にもその経験を話したことがなかったそうです。

でも、話し終えた後、がんが緩解したというのです。

この方が何歳なのかはわかりませんが、
おそらくチャールズ氏と同じくらい、
もしかしたら50年くらい一人で苦しんでいたのかもしれません。

それが、話すことによってエネルギーシフトが起こり
がん細胞に影響を及ぼしたというのは
これこそもっともっと拡散されていい情報だと思います。

さらに、この話をしたのがいわゆる「特権階級」であること。

彼らがこういうところにお金を集めて研究してくれたら
それこそ、今の医療がどれだけ間違った方向に向かっているのか、
証明できると思うのですが。。。

手術や抗がん剤を使わなくてもがんをなくせる、という事実が
もっともっと一般に広まりますように。
(がんだけじゃなくて、どんな病気でも同じく。)