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美術館log.02 ルーヴル美術館展 愛を描く

美術館log.02 ルーヴル美術館展 愛を描く

国立新美術館で開催されている「ルーヴル美術館展 愛を描く」に行ってきました。
この展覧会では、ルーヴル美術館に所蔵されている「愛」をテーマにした作品が厳選され展示されています。
※20230611に終了しました。

prologue

美術館へ行く当日は、あいにくの雨だったので早めに出発しました。
すごく久しぶりのおでかけ。
雨の日は、あまりお出かけしないタイプですが、美術館に向かって歩きながら、逆に雨の日の美術館は濡れずに楽しめて、人も少ないからいいかも!と気がつきました。

乃木坂駅から直結で雨に濡れずに入れるのもいいところ。
テーマパークへ行くような気持ち。わくわく。
入口のポスター。早く入りたい!

一番早い時間帯で予約して15分前に到着しましたが、展示室前にはすでに並んでいる人の姿がありました。
家族連れ、パートナーと一緒に、外国人観光客、美術に知見がありそうな方…など、美術館には世代や国籍を問わずいろんな人が訪れていて、その雰囲気が感じられるのも魅力の一つだと思っています。

entrance

入場時間になり、エントランスのパネルをぱちり。

ロゴがかわいい。UとRは拡大するとハートでできています。
ルーヴル(LOUVRE)には愛(LOVE)があるのだ。

この展覧会の音声ガイドは満島ひかりさんです。
音声ガイドをつけると作品が描かれた背景や見どころがわかり、音楽も流れるので、より一層、観覧が楽しめます。
美術についての知識があまりない私ですが、美術館巡りが好きになったのは音声ガイドもきっかけの一つです。

exhibition

展示室内には、さまざまな愛をテーマに描かれた絵画が展示されていました。

  • 神話を題材にした愛

  • 家族愛

  • 親子愛

  • 友愛

  • 母のような無償の愛

  • 暴力的な愛

  • 宗教画の中の愛

  • 穏やかな愛

  • 誠実な愛

  • 情熱的な愛

などなど…愛にはいろんな形・表現があり、その対象によっても、とても多様なのだということを感じました。
途中、大人でちょっとえちな、はわわわわ!という場面が描かれた絵もありました。
また、愛の結末も幸せだけでなく、悲劇となる場面も描かれています。
歩みを進め、最後の部屋だけ撮影OKだったので写真をぱちり。

「アモルとプシュケ」
キューピッドと王女様の恋が描かれています。

生命体(?)を超えた愛。ロマンチック。

cafe

展示を観たあと、いつもどおり併設されているカフェに行きました。
この展覧会をモチーフにしたケーキセットにしました。

おいしかった。
モモ、イチゴ、オレンジ、ホワイトチョコ、チーズケーキ、クッキー…♡

東京ミッドタウンでも、今回の展示をモチーフにしたスイーツが期間限定で楽しめるそうです。行ってみたい。

休憩したあとは、館内を上から見たいと思って3Fへ。
「君の名は」のあのデートのシーンのところだー♪といつもなる。

すてきな曲線、すてきな建築

love

今回の展示の中で、入場して最初に登場する「アモルの標的」という絵が個人的にかわいくて好きだなぁと思いました。
アモルはキューピッドのことだそうです。
アモルたちが持つ愛の的に何度も矢を放ち、ようやく的の中心に一本の矢が刺さっている絵です。
的の中心に刺さる矢は一本だけであり、残りの矢はもういらないので他のアモルが燃やしています。
愛への懸命さや誠実さが感じられる絵です。

「アモルの標的」のポストカード
ミュージアムショップもグッズがたくさん

この展覧会では絵画を通して様々な愛を目にし、人間として持つ根源的・本能的な愛に触れることができたような気がしました。
十人いたら十人それぞれちがう愛があるんだなと改めて感じ、対象によってもいろいろな愛があって、それは全部、良くも悪くも愛なのだ。
たくさんの絵画から愛を感じ、自分らしい愛で大丈夫なんだと、悩んだら一緒に考えていけばいいんだと、もともと単純な性格ではありますが、最近落ち込むことが多いので、なんだか背中を押されたような、そんな気持ちになった帰り道でした。


最後までご覧いただきありがとうございました。

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