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まるで用意されたかのような精神の回復への流れだった


初投稿から二ヶ月以上経った。

あれから精神状態がかなり回復してきている気がする。


筆を折ろうと完全に決意したのは一月の後半だったと思う。
もうその頃にはSNSでイラストが視界に入るだけで嫌な気分になっていた。
好きだと思っていたものがそうではなかった、そして好きでもなく才能もなく、更には需要もないものに対してとてつもない時間を費やしたと気付いたショックは大きい。
気付く以前にスパルタや他の絵描きとの比較で消耗しすぎていたけれど。
ここ数年、冬になると精神が落ち込んだりどこかおかしくなるのも影響していたかもしれない。

とにかく、二~三ヶ月くらい前までの私はとにかく疲弊していた。


写真を撮ろうと思い実行に移したのは本当に転機だったかもしれない。
たまたまおすすめに出てきた本を手に取り、たまたま以前買ったカメラが家に残っていたというだけのきっかけ。

それ以前にも、グラフィックなら本当は絵よりも写真の方が合っていそうだなとは思っていた。
何もない白紙に一からアイデア・構成などを作り上げるよりも、そこに用意されたもので何かをする。

例えばFF14ではスクリーンショット撮影にハマった。
FF14の撮影機能はかなり凝っており、キャラクターの表情やポージング、照明やカメラワーク、そして効果なども細かく設定できるようになっている。
そしてハウジング機能では、家具の位置を考え組み合わせる事により全く新しい見た目のものを作れるのだけれど、私は実装されたそのままの見た目を使って過ごしやすい部屋を作る事を好んだ。

ゲーム以外の話でも、思い返せばやはりそうなのだろうなと感じている。

しかし私はどうしても自分の手で何かを作りたかったし、それがアイデンティティだと思っていた。
写真ではそれが満たされない、もの足りないだろうと。
当時は、そう思っていた。


絵を描かなくなり、好きな事や楽しめる事が分からなくなり、何をしていいかも分からなくなった。
そして殆ど何かを期待するでもなく撮り、10人ほどにでも見てもらえれば良いだろうと投稿し始めた写真。
今ではたくさんの方々に見ていただいている。
ついでのように始めたnoteだって、いつも読んでくださる方々がいる。
私の作品が、この世に存在している。
本当にありがたい事だ。


そうして過ごしているうちに、精神状態が良くなっていることに気付いた。
薬が必要になることはあるけれど、以前のような鬱々とした気分が延々と続く事はもう無くなっている。
写真を撮るのは今のところ苦ではないし、アナログでもデジタルでも『書く事』が好きなのだろうなと分かった。
一つだけとはいえ好きな事が分かったのは大きな進歩だ。
そして手書きについては現在、自分の中でブームの兆しが見えている。
もしかしたら既に大流行しているかもしれない。
詳細は今週中に記事を公開しようと思う。

2024/5/23追記:公開した。




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