「きのう、何読んだ?」2024/6/23〜2024/6/27
腰がなかなか完治しない……涙
「本当に反省したか?ちゃんと運動しろよ?」としつこく言い聞かせられているような感じなのかしら。今週は結構通勤で歩いたよ……反省したよ。許して。写真は後輩たちと食べた贅沢お寿司ランチ🍣
『図書館には人がいないほうがいい』2024/6/23読んだ本
「きのう、何読んだ?」
腰のリハビリも兼ねて、ご近所プラスαを歩き回った小雨の日曜日。ぎっくり腰って、安静にしてるばかりじゃ治らないんですよね。峠を越したらむしろなるべく普段通りにしたほうがいいとか。
本屋さんを回り、喫茶店で原稿し、合間にまさかのブログ読者さんに声をかけられるなど充実した一日。最後に読んでいたのは東京堂書店で一目惚れした(?)こちらでした。
『図書館には人がいないほうがいい』(内田樹著、朴東燮編訳/アルテスパブリッシング)
翻訳家の朴東燮さんは、内田樹研究者を名乗るほどの内田樹フリーク。朴さんの熱意によって韓国で出版された内田本を日本に逆輸入するというトンデモ経緯で出されたのが本書です。
内田さんが前書きで入念に警告されている通り、納められているエッセイはすでにあちこちで公開されているものばかり。と言ってもこれ、自身で執筆した文章・本を社会の共有財産と捉えている内田さんあるあるなんですが。図書館を運営する人たちに向けた講演や、図書館や本について思索した随筆が読みやすく構成されまとめられた一冊です。
「図書館はそこを訪れた人たちの無知を可視化する装置」
「司書もどっちかっていうと、ウィッチ系というか、魔法使い系の人たちだと思うんですよ」
幼き頃よりお世話になってきた図書館という場所、司書の皆さんのことを思い浮かべながら、「まさに…!」と立ち上がりたくなるほどの興奮が。いや、いきなり立ち上がったら腰が死ぬんですが。
ミモレブロガーの悠さんとか坂本さんとか、あの人とかこの人とかの顔も浮かんで、皆さんが読んだらどんな感想を持たれるのだろうと思ったり。プレゼントしたいなぁ。
東京堂書店ならびのパン屋さんで一気に読み切り、長時間同じ姿勢だったために激痛の走る腰をかばいながらぴょこぴょこ歩いて帰った私でした。(何してんの
美しい装丁(紙の感じやサイズ感もなんだか良いのですよ)と、平積みされた棚で静かに光るように見えたシャープなタイトル。「もの」としても完成度の高い本です。こういう本をバッグに入れてると幸せなんだよね。嬉しいね。
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『名著の予知能力』2024/6/25読んだ本
「きのう、何読んだ?」
趣味が「悩むこと」になりつつあります😛
性急に答え(らしきもの)に飛びつくのもよくないし、「曖昧さ」「答えが出ない状況」に耐えられる力をつけることは近年の課題でもあるのだけれど。
それでも、「どうせ答えなんかないんだからやっちゃえ/ぶっ壊しちゃえ」と安易に振り切れるのも違うと思うんだよなぁ…。視界の端にチラ見えする、真っ赤なボタンは魅力的ではあるのだけれど。
深夜本棚の前に座り込んでぼーっとしていて、ふと目についたのがこちら。
『名著の予知能力』(秋満吉彦/幻冬舎新書)
NHKの「100分de名著」プロデューサーである秋満さんが、番組の成り立ちと舞台裏を紹介することで恐るべき(と言ってしまいたいくらいの)名著の力を改めて確認する一冊です。
発売を今か今かと待ち、飛びつくように読んだ本。2023年ベストブック10選にも挙げさせてもらいました。ベッドサイドにおいて、よくパラパラと読み返していたのですが、今年に入って家中の本を整理し本棚に収めてからは手に取っていませんでした。
「どこかに答えはないだろうか」「小さなヒントでもいい。何か新しい視点をくれるものはないだろうか」
そんな渇望に一番身近で答えてくれるのが「本」だと私は思っています。本書で描かれる秋満さん自身の探索の旅を追いながら、私もまだまだ本の世界を旅してみようと思いました。
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『本を読んだら散歩に行こう』2024/6/26読んだ本
「きのう、何読んだ?」
「本を読んだら散歩に行こう」
あれ、頭の中のつぶやきを口に出しちゃった?
そんな錯覚を感じた一冊。『本を読んだら散歩に行こう』(村井理子/集英社)
村井さんも、「翻訳家のエッセイは面白い」を証明する一人。大波小波をサーフィンしてきた人生を赤裸々に、でもなんだかおどけた感じで文章にして、読者の心を掴み続けている翻訳家・エッセイストさんです。ちゃぶ台ひっくり返してるかわいい女性が表紙になった、『はやく一人になりたい!』を読んですっかり村井さんファンです💓
読書と散歩。この二つがあればこの傷は治るなぁ。
本を片手に日々を波乗りしている村井さんの姿を追いながら、ぼんやりとそんな風に思いました。よく読み、よく歩くこと……☁️
最近はとみに読書に対する集中力が増していて、もともと少なめの離脱時間が本当に稀に。「本読むの早いね」とよく言われますが、読むスピードはたぶん人並みで、集中力の問題だと思います。ちょっと読んで離脱してスマホ見て、みたいなことをあまりしないので。
ただ、視力がますます低下しているのが悩みです。またコンタクト替えなくちゃ……。
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『ウォークス 歩くことの精神史』2024/6/27読んだ本
「きのう、何読んだ?」
先日ギックリ腰(人生2度目)やらかしたのをきっかけに、歩く習慣を取り戻そう月間をやっています。(月間で終わらせないようにしないと)
元々歩くのは好きで、通勤のときは一駅二駅は普通に歩いていたのですが、ここ一年はなんだか面倒くさくてサボってました。そしてみるみる運動不足に…。でもやっぱり、歩くのって気持ちいいですね。
先日の読書会で教えてもらったのかな?思い出した積読を読み始めたら面白すぎてスタバで一人興奮してしまいました。こちらです💁
『ウォークス 歩くことの精神史』(レベッカ・ソルニット著、東辻賢治郎訳/左右社)
レベッカ・ソルニットは赤本青本…じゃなくて『説教したがる男たち』『わたしたちが沈黙させられるいくつかの問い』は読んでいたのですが、他のも全部読まねば…🔥
「歩くこと」が、世界の思想家やクリエイターにどんな影響を及ぼしたのか。ルソーの『孤独な散歩者の夢想』、ソローの『森の生活』など、10代で読んでおいてよかったと思う本たちのことも思い出しました。
なんというか、「こういうエピソードをたくさん読みたい」というアンソロジー願望を的確に叶えてくれる一冊で、快感ボタン連打され続ける幸福度の高い読書時間。
今週の「真夜中の読書会(まよどく)」でバタやんさんが、「身体が心地よいと思うことは何かを考えてみて、それをする機会を増やす」という話をされていました。私にとってそれは、「飲み物を飲みながら窓に向かった席で本を読む」と「歩きながら考え事をする」だな。そんな時間を増やしたい。
ちなみに番組では、『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』が紹介されていたのですが、バタやんさんが「Most 癒されBook」って言ってた🥳だよねだよね。
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