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【Interview Vol.3】より


こんにちは!〈CANvas〉です。
これから、おなじ想いのなかまや、想いをもって活動されている方にお話を聴き、CANvasの輪を広げていきたいと思っています。
まずは、立ち上げメンバーの3人から。

今回の話し手は、より。聞き手はまき(★)です。


活動について

★CANvasの活動をはじめたきっかけは?

より:
はづきがワークショップに誘ってくれたのがきっかけで、3人が集まったよね。私はジェンダーに限らず、自分らしい生き方をしたいのに、社会の「あたりまえ」のせいでそれが出来ずに、生きづらさを感じている同世代が、どうしたら生きやすくなるかなっていうのを考えていて。

それは、声をあげられない、大きい声に小さい声が消される、社会のシステムや意識の問題があると思ってる。そういうときに、コミュニティ・オーガナイジングの手法は画期的なのでは?と思ったのも、参加した理由のひとつ。

★想いを行動に移すきっかけは?行動に移すこと、休学して活動することは、今の日本の社会では勇気がいる決断だと思う。

より:
休学をしたのは、このままだと自分の生きていく道がみつからないと思ったから。
ちょっと就活したんだけど、自分の良いところをアピールして、フィードバックももらわずに切り捨てられる、システム化された仕事選びは、私には合わないなと思って。自分が一緒に働く人たちはもっと違う方法で決めたいと思った。だから、課外活動をしっかりやりたいなと思って休学したよ。

★自分自身の生きづらさもきっかけになっているんだね。
それらの活動をしていて葛藤することはある?

より:
難しいなって思うのは、とりくみで社会がよくなると思っているのは自分だけで、ほんとはそうじゃないかもしれないってこと。良かれと思ってやったことがだれかを苦しめるかもしれない。
結局は自分が生きたい社会のためにやってるんだと思ってる。自覚してないと暴走しちゃうとおもうから、ふりかえりながら進まなきゃいけないなと。

★いろんな考え方をもってる人がいるから、自分の思うよい社会を目指してるだけっていうのは、その通りだと思う。

よい社会?

★よりが思うよい社会って?

より:
自分の生き方を大切にできたり、好きだなと思えることと、となりの人の生き方も大切にできる人が増えたらいいな

★いまの社会はよりが考える良い社会と比べて、どういうところが違っていると思う?

より:
となりの人の生き方ってところでいうと、声が小さい人の声を聴こうとする人はまだまだ増えないといけないと思ってる。

自分の生き方ってところでいうと、私自身もそうなんだけど、小さいときからずっと1つの物差しで測られる世の中で、自分がもっているものに気づけなかったり、それを輝かせられなかったり、自己肯定感が低かったり。
自分の生きることや人生を受け入れられない人がまだまだ多い。子どもの自殺は死因で一番多いし、精神疾患にかかる人が日本は5人に1人。
人が人らしく相手と関わることができないのは、そうさせている社会や環境の問題がたくさんあるからだと思ってる。

いてもいい場所

★生きづらさを感じるのはどんなとき?そういうときにどうしてる?

より:
自分が生きづらさを感じるのは、私の生き方とか人生を大切にできないとき、好きだなと思えないとき
そういうときは、うーん、寝る(笑)。気を紛らわせて、エネルギーがたまったら動いて、自然に人と話すようになって、私を受け止めてくれる人がいるってわかったら、少しずつ回復していくかな。

★私たちの活動では安心して話せる場所をつくろうとしてるけど、よりが思う安心できる場所ってどんな場所?

より:
CANvasもその一つだと思ってるんだけど、自分が何かの役に立つとか、いいことをするかどうかに関係なく、いていいよって言われる場所、よりがよりならそれでいいよって言われる場所

そのままでいいって伝え続けてくれる人・関係性は大切だと思う。
あとは、人と比べたり評価したりしない文化も大事だと思うし、
表現の方法がいくつかあるといいなっていうのも思ってる。例えば、踊る、絵を描く、歌う、ただいるだけ、とかね。


立ち上げメンバー3人のインタビューはこれでおわり。
いかがでしたか?

これから、さらにこの輪を広げていくために、同じ想いのなかまや実践者にお話を聴きにいきます!
おたのしみに。

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