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前編:B2B 業界違えば別世界

#就活 #転職 #キャリア #メーカー #素材 #鉄鋼 #機械 #営業 #B2B

本日のメンターは、素材メーカーの経理部門にお勤めの藤本さんです。
前編は業界全体について、後編ではご自身の専門分野である「経理」について、詳しくお話ししていただきます。

普段の生活ではあまり馴染みのないB2B分野ですが、具体的にどのようなお仕事なのでしょうか。

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商品特性で文化も変わる

当社は鉄鋼が主力の素材メーカーで、部門としては素材系と機械系、大きく分けて2つの分野があります。
同じ会社なのに、扱う商品が変わるとこうも違うか、というくらい文化が違うんですよ。
他社さんでも当てはまることだと思うので、業界特性としてお話ししたいと思います。

社内でも社外でもよく言われるのは、素材系の人は「一つ一つの仕事が丁寧で堅実」機械系の人は「スピード感、推進力を重視」といったイメージです。

要は真逆っていうことなんですけれど、両方を見なければいけない経理というポジションから見て、本当にそうだなと感じます。

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鉄鋼・非鉄は「調整力」

まず素材系(鉄鋼・非鉄)ですが、慎重な文化の背景には、主要顧客の性質と、会社が収益を上げる仕組みが関係しています。

私たちの主要顧客は、自動車、海運、建設業界といった超大手で、取引量が一定であることが特徴です。
他の業界に比べれば、顧客を取ったり取られたりする場面が少ないので、「既存の取引先とどう関係構築するか」という意識が高くなります。

またこの業界の宿命ですが、我々はコモディティなので、価格交渉の自由度はほとんどありません。
そんな中で収益をあげるには、工場の稼働率を高く維持し、製造コストを最小化する必要があります。

結果、工場の生産計画は、非常にタイトになります。
需要と供給のバランスを保つこと、つまり「お客様の要望」と「工場の操業計画」をすり合わせることが、その分野の営業担当者の最も大事な仕事になるのです。

このような調整業務は、社会人としてのベースを養うにはうってつけだと思いますが、一方で社内・社外の両方から責められるので、特に新人のうちは、やりがいを感じにくいと思います。
しかし、仕事はチームで進めていくものです。
日本人的な「みんなで協力して仕事をする」スタイルが好きな方であれば、仲間との絆や信頼関係から、大きなモチベーションが得られると思います。

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機械系は「スピード命」

次に機械系ですが、こちらは素材とは真逆の事業環境です。
常に顧客を取ったり取られたりする、競争の激しい世界です。

ほとんどがコンペ形式で、メニューによっては海外企業とも競合します。
顧客の仕様、価格、納期などの入札条件に対して、自社メンバー(エンジニア等)を巻き込みながら、とにかく速く、競合に先駆けて対応できるかが受注のカギです。

「できない理由は聞いてない!どうやったらできるかを考えろ!」
こんなセリフが似合いそう、といえばイメージしやすいでしょうか。笑

そんな状況なので、営業にも一定の技術的知見が求められます。
もちろん技術のコアなところはエンジニアが担当しますが、顧客とスムーズに、スピーディーに会話ができるように勉強は必要です。

機械系の営業のやりがいは、なんといっても受注が取れた瞬間
成果が目に見えやすいので、達成感を感じやすい仕事なのではないでしょうか。

後編:経理が天職になったワケ

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