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コーヒーショップ・カフェ開業の基本ステップ

新潟県内で4店舗のコーヒーショップ・カフェを出店している珈琲豆 山倉の山倉です。コーヒー好き・カフェ好きで「いづれ自分でお店を出してみたい」「夢だったコーヒー屋・カフェをやってみたい」という方に向けて役立つノウハウを公開していきたいと思います。

これまで9年間・数千万円以上をかけて得た学びや体験談などを無料でお伝えいたします。

今日のテーマは「コーヒーショップ・カフェ開業の基本ステップ」まずはどんな手順で0から開業までの道のりを進んでいくか解説していきます。


STEP1.お店のコンセプトを決める


「コンセプト」というと抽象的でわかりにくいですが、簡単にいうと「何屋さんをやるか」ということです。もちろん、コーヒー屋やカフェなのですが、コーヒー屋・カフェと言えども、細かくみていくと様々な業態があります。

例えば「自家焙煎の珈琲豆を販売するお店」「コーヒーとケーキの喫茶店」「ランチを提供するカフェ」「テイクアウトのみのコーヒースタンド」「昼はカフェ・夜はお酒も提供するカフェバー」など。

それぞれで必要なお店の広さや、厨房機器などが変わってくるため、まずはどんなお店をやりたいかを決める必要があります。なかなか具体的に決められない場合は、気になるお店に行ってみるのがおすすめです。
実際にその視点でお店に行ってみると、「これはちょっと自分には向いてない」「やりたいお店と違う」「ここのお店は理想に近い」などイメージが膨らみますので、ぜひ実際に行って想像を膨らませてみてください。

STEP2.物件探し

やりたいお店のコンセプトが決まったら、次は物件を探してみます。出店したいエリアの不動産屋さんに行ったり、ネットを活用して、店舗の候補となる物件を探してみましょう。

物件選びのポイントは、「広さ」「家賃」「エリアの雰囲気」「駐車場の有無」「建物の魅力・雰囲気」などです。自分の目指すお店のコンセプトとその物件ができるだけマッチしている方が、想像に近いお店を作ることが可能ですし、工事費用も安くなる場合が多いです。

STEP3.資金調達

物件選びと並行して、出店に必要なお金を準備していきます。多くの場合は「自己資金」と「借入」でお金を用意しています。「自己資金」とは簡単にいえば自分の貯金です。開業という目標に向かってコツコツと必要なお金を準備していくことが重要。ただし、自己資金はそれほど多くなくても問題ない場合もあります。私は30万円程の自己資金で、1店舗目を開業することができました。

もう1つは「借入」でこちらは銀行や日本政策金融公庫というところから「事業用のお金」として借入をします。まずは実際に窓口に行ったり、ネット・電話でお問い合わせをして、借入に必要な物や条件を聞いてみると、担当の方が手順を教えてくださいます。

STEP4.メニュー・商品開発

最後に実際に提供・販売するメニューや商品を決めていきます。珈琲豆を販売するか、ドリップコーヒーを提供するか、スイーツやフードメニューを提供するか、またどんな素材を使って、価格はいくらにするかなどを検討していきます。

価格を決める場合はしっかり原価を計算することが重要です。原価計算がうまくできていないと「忙しくて売れているのに、お金が残らない」という状況に陥ってしまいます。お客様にとってもお店にとってもちょうど良い価格帯を設定することが大切です。

以上、0から開業までの手順を大まかに4ステップに分けて解説していきました。実際にはそれぞれ同時進行で進んでいく部分もあり、開業までの目安は1年〜2年くらいを考えておくと良いかと思います。

初めての開業で、1番ネックになるのは「何をどんな手順て進めていけばいいか分からず、何も進まない」ということです。ぜひこちらを参考に、スムーズに開業準備を進めていただければと思います。

また詳細を知りたい場合や個別に相談したい場合は、お試しコンサルティングも受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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