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はじめまして、カウンセラーですが嫌われっ子でした〜後編〜

みなさん、「僕がカウンセラーになるまでの道のり」後編を引き続き読みに来てくださり本当にありがとうございます。また、前編も多くの方に読んでいただけとてもうれしく感じております!

前編はこちらから⬇︎
https://note.com/c_norm21/n/ne44d4f984b34
 
さてさて、行く先々でトラブルを起こす僕はその後どう変化していくのかご覧ください。

止まらない自己嫌悪、最悪の日々

振り返ると僕は自分の嫌な側面を見て見ぬふりし正当化し誰かのせいにし続けていたのですね。その結果、メンタルダウンを起こし人生の休養に入ります。
 
ずっと自己嫌悪で「俺は生きている価値のない人間だ」「最悪な人間だ」「いろんな人ごめんなさい」など終始考え続け、とうとう不調は体調にも出るようになりました。1日1回は息ができないほど心臓が締め付けられるように痛むようになり、食欲もなくなり体重もどんどん減少していきます。「あぁぁぁ、人も離れた、仕事もない、この先が見えない」と絶望してました。

カウンセラーとの出会い

そんなある日、フラッと沖縄から遊びに来た年上の方に呼ばれ食事に行くと「ご友人」をたまたま紹介くださったのです。それこそが僕の人生の転機ともなるカウンセラーとの出会いでした。そのご友人ことカウンセラーさんと食事の席を囲みながら、現状を聞いてもらう中で「心の構造と形成、周囲への影響」など簡単に教えてもらいものすごく腹落ちし、ようやく自分を客観視し嫌な面を受け止めることができたのです。
 
「変わりたいな」と呟くと「そうか、ノームくんは変わりたいんだね!」と大きく承認してもらえ、大きな挫折は自己嫌悪に陥るだけでなく「反省と同時に再出発の機会」だと捉えることができたのです。

大きな転機であり、挫折したからこそどのような人生を歩みたいのか描き直す転機にできたのです!

カウンセラーを目指す中での気づき

そして身勝手ではありますが「人に痛みを与えてきた分だけ、今度は人を助けられる人間になりたい」とカウンセリングに強く興味を抱き、窮地を救ってくれたカウンセラーさんから知識と技術をマンツーマンでみっちりと学びました。(ちなみにこのカウンセラーさんが僕の師匠となります)

カウンセリングを学ぶ過程は自分の心に触れる時間でもあり、寂しがり屋だった根本の問題に気づけ「人生の脚本」を大きく書き換えることができました。
 
カウンセリングは玉ねぎの皮むきとも言われています。カウンセリング知識を学んだり、カウンセラーとの対話を通じてどんどん気づけなかった自分の要素と出会います。日常生活ではタッチできない心の深い部分ですね。そこに触れるほど自分の理解が深まり、自分を許すことができ、相手への理解も深まり、より豊かな未来を描けるようになります。
 
人格形成メカニズムを学ぶ中では、憎かった人間に対して「あ〜そうか、あいつもこういう幼少期だからこうなってしまったんだ、仕方ないのか、あいつも犠牲者だったのか」など自然に思えていたのは自分でも驚きました。
 
さて、カウンセリングに触れることで人はどれくらい変わるものでしょうか?

僕の性格 BEFORE・AFTER

BEFORE
・自慢が多い、プライドが無駄に高い
・短気で癇癪を起こす
・否定、批判、マウント取り
・自分の話ばかりして説教くさい
・人の気持ちを考えない
・正当化や他責思考が強い
・被害者意識が強い
・ムスッとして相手を威嚇する
・不機嫌を撒き散らす
・承認欲求が強く、心がカラカラに乾いている
・冷たい風で厳しく育成する
・ネガティブ
 
AFTER(今はどう在ろうと努めているか)
・自分の話ではなく相手の話を聴く
・相手のプロセスを理解し受容し承認する
・被害者ではなく当事者意識を持つ
・痛みを与えるのではなく和らげる
・朗らかで温かい気持ちを注ぐ
・相手ばかりでなく自分も大切にして手を差しのべる余裕を持つ
・ポジティブを心がける
 
箇条書きに書いた時点でもう過去の自分が恐ろしすぎます、あの頃は狐にでも取り憑かれていたと弁明したいくらいです。冗談はさておき、まだ至らぬ部分はもちろんありますが、今の人生は昔よりか好きです。
 
僕は人生の脚本を書き換えるワークで「太陽のようにポカポカと朗らかな人間」になりたいと未来像を設定したのですね、だから交流のある方から「優しくて気さくで話しやすい」とお言葉をいただけると本当に嬉しいです。
 
捉え方も大きく変わり、昔は「嫌われた」と捉えていたのですが、今は「嫌な気持ちを与え嫌わせてしまった」と認められるようになれました。捉え方が変わり本当に人間関係がうまくいくようになりました。
 
もちろん生きていれば今も悩むこともありますが、昔よりずっと心が軽くなり、悩む時間も減り、生きやすくなりました。きっとカウンセリングに出会ってない世界線では僕は今もなお多くの敵を作り思い悩んでいたことでしょう、本当に人生を変えられてよかったです。

人生の再スタート 35歳くらいの時

そんなこんなで1年半ほどかけて心理カウンセリングを学び、国家資格キャリアコンサルタントを取得し、35歳でSNS(旧Twitter)と同時に人間関係を再スタートしました。

もちろん最初はこれまで慣れていない言葉や考え方を扱うのでタドタドしくなりました。頭が白くなる、言葉が喉から出てこない、笑顔を意識し過ぎて顔面が痙攣するなどありました。
 
慣れない神経を使うので、身につくまでに時間はどうしてもかかります。しかし慣れないことも積み重ねるうちに身につき、しっかりと「自分の言葉や考え」に次第に定着するようになるものです。

もどかしいものですが、マイナス状態の「嫌われやすい自分」からプラス状態の「人に笑顔を与えられる自分」になるために僕は2〜3年はかかりました。しかし大切なのは常に「どんな自分になりたいのか」イメージし続けることです。そして、躓いた時は感じている感情を把握して、適切に処理し健康的な自分を継続することも強く心がけました。
 
変わるために未来に向かって走るも、そのエンジン(心)がエンストを起こしていると、走るにも走れません。
心の車両点検大事です、メンテナンスの上で「どんな人間になりたいか?どんな人生を歩みたいのか?」しっかりとイメージしてください。

人生の脚本を描き直すと考え方が変わります

考え方が変わると言葉が変わる
言葉が変わると性格が変わる
性格が変わると人間関係が変わる
関係が変わると良いご縁を呼ぶ
良いご縁は日々もお仕事も豊かにしてくれる
 
数年もかかりましたが振り返ると僕の人生はこうして大きく変わっていきました。
カウンセリングに出会ってなかったら今の僕はいません。カウンセリングに出会わなければ、いつまで経っても葛藤し悩み、死ぬまで何千時間と苦しんでいたでしょう。

心の在り方がどう人生に影響するのか?

心は何事においても大切な土台であり、葛藤や不安、悩みで覆われていると冷静な判断ができず、感情的な行動に人生を振り回されてしまいます。何かを学んだとしても心がフラットな状態ではないとしっかりと知識を吸収できず、建設的な行動や視点も持てません。
 
その状態では仕事やキャリア、人間関係、人生を豊かにするのは非常に難しくなります。メンタルブレイクしたら元もこうもありません。だから僕はキャリアコンサルタントでありながらも、心のケアーを最重要視しているのです。

心の内を話すことは恥ずかしいことじゃない

過去の僕はまさにそうでした、常に悩みや不安に付き纏われ、プライドから誰にも本音や弱いところを話せず、考えが閉鎖的でした。すごく自分を無理やり好こうとして心のエンジンが焼け焦げていました。
 
きっと昔の僕のように悩みやすく人知れず苦しんでいる方は多くいると思います、でも恥ずかしいから誰にも話せない人もとても多いことでしょう。でもこんな僕だって気持ちを言葉にすることで変わることができたので、大丈夫ですよ、安心してください、みなさんもいつでも人生を変えることはできますよ!

対話は心のメンテナンス

「知識を教えてくれ、安全に話せる、第三者の存在」に僕は大きく救われ人生を変えることができました。みなさんも思い悩んだ時は解決を目指すのがベストですが、心のエンジンの状態を良くするためだけにでも信頼できる人に胸の内を話されてください。専門家に話したいのであれば、その時はぜひカウンセラーを頼ってみてください。
 
「広い社会で独り悩み苦しむ人の力になりたい」とカウンセラー経験を積む中で改めて強く思い、この気持ちを知ってもらうために勇気を出してこの記事=過去を綴りました。

自分に自信がない方、大丈夫ですよ、こんな僕でも変われましたから

対話を通じて自分をよく知り、時に自分に許しを与え、より良い人生を送る糧にしてください。

変わりたいと強く願えば願うほど、人生を変えることができますよ。
あなたは一人じゃないから大丈夫。
 
長々となりましたが、ここまで読んでくれた皆様本当にありがとうございます、これからもよろしくお願いします。

これからかも定期的に「人生を向上させるコツ」「心のこと」「日々に役立つカウンセリング知識」などを綴っていきますので、ご愛読いただけると嬉しいです!

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