代償
希望を明るさを願望を
自他へと押しつけ続けた代償として
全てを支払うときがやってくる
その温もりに気持ちよさに
身を委ね続けた結果を受け入れるときが
見ようとしてこなかったありのままが
偽りの眩しい眼前を食い破るだろう
その手で投げ続けてきた嘲笑の石は
無表情の地獄によって投げ返される
光に浸ってきた皮膚は輝いて
あふれる暗さを引き寄せる
逃れることは敵わない
神を偽造し崇めてしまったのだから
信じる者の一員として
神を孕ませ産み落とさせたのだから
時は近く満ちるだろう
捧げられたものを屠り喰らった
地獄って子はこんなにも
立派に大きくなりました
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