伊藤緑
遠慮せずに載せたいものを。そう思ってこのマガジンをつくりました。 詩や短歌、小説などの創作作品を掲載していきたいと思っています。 作品の傾向ですが、個人的に少しセンシティブなもの、なかなか人には見せにくいなと感じるものが多くなると思います。 月に4回以上の更新を予定しています。曜日は不定期です。
「原稿用紙二枚分の感覚」の応募作や関連する記事をまとめています。
これまでに発表した詩をまとめています。
これまでに投稿した作品のなかから、一部を抜粋してまとめています。ときどき更新するので、よかったらのぞいてみてください。
一 出産というものに初めて違和感を覚えたのは、私が中学生の頃でした。あなたが産まれたときです。 風が吹けば田んぼに緑の波が立ち、昼間は蝉の声が、夜はクビキリギスの声がする、そんな夏のことです。当時二十代後半だった叔母が、元気な赤ちゃんを、あなたを産み、私の家にやってきたんです。 あなたを抱く叔母と、その隣に立つ旦那さん、叔母より一回り年上の私の父、そして母。大人たちはみんな破顔していました。赤ちゃん言葉で話しかけたり、小さな手を人差し指でツンツンしたりと、幼子であるあ
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マガジン限定
いつも作品を読んでくださり、ありがとうございます。 タイトルにもありますように展覧会のお知らせです。 今回、様々な形で表現をされている文と芸の渡辺元気さんからお誘いをいただきまして、展覧会に作品を複数展示させていただくことになりました。言葉それ自体がテーマとなっている展覧会です。入場は無料です。 文と芸展 日時:2024年1月26日(金)~29日(月) 11~19時 会場:東京 千駄木 White Gallery(map) 以下は展覧会の告知の動画です。