有無

朝日は期待を押しつけられて
雨は悲しみを握らされた

肉体は役割を孕まされて
立っている場所は価値に変わった

存在の親は科学に代わって
存在の子は希望となった

言葉はどれも裏返されて
すべての行為は意味となった

あるは全部ないになった
ないは全部あるになった

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