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駐在員の臨時休業

はびーび

私がヨルダンで携わっている国際協力関係のプロジェクトも、同僚がコロナに感染したり、濃厚接触者が増えていく一方です。

何度か投稿してきたとおり、プロジェクトがスケジュール通りに動かない環境もあり、プロジェクトは常に早め早めで回してきているのですが、その貯金も乏しくなりつつあります。


とにかく人が現場で動かなければならないのですが、首都アンマンも昨日からの大雪で交通が完全にマヒする状況となってしまいました。そしてヨルダン政府首相もとうとう

今日は臨時休業!

宣言をしました。

以前どこかで書きましたが、ヨルダンは坂道がいたるところにあり、雪が降ると道路がスキー場になってしまいます。年に数日しか雪が降らないこの国では、わざわざ車にチェーンを履かせるという発想もないわけですが、移動が自動車やバスが主力であるヨルダンでは雪となると通勤も叶わないのです。

(↓今朝の自宅ベランダからの風景)

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やむを得ず今日は予定していた全てのスケジュールをキャンセルしました。ヨルダンは金曜、土曜が週末のお休みですので、今日から3連休。また来週から仕切りなおしです。

こんなときに「クソマジメ」なのが日本人関係者でして、以下のような必死の形相のWhatsAppが来ました。

「はびーびさん、
 今日搬入予定だった〇〇、
 どうしましょうか!?
 業者と打合せして
 来週日曜の予定を確定してもらえますか?」

プロジェクトを予定通り動かしたいのは私も山々です。

しかしこの雪の状況でできることはないのです。業者の人間だって今日は家から一歩も出られない状況です。

未来の予定というものは全て

「インシャアッラー」
(すべては神様のご意思次第)
(そんなもん、しらんがな)

という国で、一体、何をはっきりさせろというのでしょうか。。。そんな業者の人間に電話して協議したところで、日曜日に交通が回復するという見込みも立たないなか、私が電話などするわけありません。

「この、あんぽんたん!」

と一撃をかまし、ヨルダンの状況を整理しながらそのクソマジメ日本人を諭すのも面倒くさいので、その日本人への返信として送ったのが冒頭の雪だるまの写真(長男作)です。


その一方、

ヨルダン人の同僚、パートナー達から送られてくるWhatsAppのグループメッセージは、仕事の「し」の一文字も感じられない、私にとっては微笑ましいものばかりです。

いわく、

「みなさんご機嫌いかが?
 雪、すごいね。
 神様からのお恵みです」

「はびーび、みんなでスキー行かない?」

「はびーび、みなさま、
 でっかい鍋でスープ作ったから
 家族で食べにおいで。
 出前はしませんけど、笑」

「はびーびに提案。
 メンバーそれぞれで雪だるまを作って
 コンテストやろう!」

・・・・・・・

ヨルダン人はオンとオフの切り替えが上手だとつくづく思います。そしてオフは家族で文字通りだんらんをして過ごすのです。

今日は家族の子供達と一緒に雪だるまを作っている同僚たちが多いようです。

そうこうしているうちに、

「雪だるまコンテスト
 by はびーびチーム」

が勝手に始まったようで、送られてきた写真が以下のものです。

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びっくりするほどの秀作揃いです。

こんな彼らの力作を見ていると、また来週からの仕事でも、同僚たちも何とかスケジュールを挽回するための策を考えてくれるだろうと期待できます。

ということで、今日はパソコンに向かうのもこれで終わりにします。とっておきのラーメンでも食べて、映画でも見て過ごそうと思います。

皆さまもどうぞよい週末を!

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はびーび
大学を出てから駐在員として主に海外で仕事をするようになりました。現地の人たちと日本の「常識」の違いに振り回される日々ですが、ここでは異文化理解や異文化コミュニケーションの観点から日々思うことを書いていきます。