はびーび

大学を出てから駐在員として海外で仕事をするようになりました。現地の人たちと日本の「常識…

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大学を出てから駐在員として海外で仕事をするようになりました。現地の人たちと日本の「常識」の違いに振り回される日々です。ここでは異文化理解や異文化コミュニケーションの観点から日々思うことや、心の中のことを書いていきます。

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はじめまして!

私は生まれてから大学まで、海外への漠然と した憧れはありながら、海外旅行に行くことも 外国人と接することもなく、のほほんと日本で 生活してきました。 そんな私が国際協力の世界に入って海外に行く ようになり、外国人と接するようになりました。   気候の違い  服装の違い  食べ物の違い  宗教の違い  食事マナーの違い  飲み水の質の違い  交通ルールの違い  病院事情の違い  オフィス環境の違い  トイレ事情の違いなど、 海外では目に見えて日本の生活環境、生活習慣 と異

    • 傷ついた感情にフォーカスすると・・・

      2023年が終わろうとしていますが 今年私が最も影響を受けた言葉です。 ↓ "傷ついた感情にフォーカスすると苦しみ続ける、 ​ そこでの学びにフォーカスすると成長し続ける" ​ ​ 今年2月、20年にわたる国際協力の仕事に別れを告げ、3月にヨルダンに戻ってここで起業しましたが 今日までどれだけ 落ち込み 地団駄を踏み むくれ 落胆し 口角は上がらず 呆然とし 自分のことが嫌になったか。 ​ ​ 自分では「上」に向かって全速力で走っているつもりなのに ​ 実際には「下」に

      • 海外の方へのおみやげ

        日本に休暇で帰国してまた現地に戻るとき、同僚やご近所の方に 「何かおみやげを持って帰りたいな」 といつも思います。 そしてどうせ渡すなら喜んでいただけるものを、日本について関心を持ってもらえそうなものをお渡ししたい。 最近は海外からの訪日客も増え、彼らも日本を去るときにたくさんのおみやげを買っていくようですが、だからこそなおさら生粋の日本人として 「こんなものもあったのか!」 と相手を驚愕、歓喜させるようなおみやげを持っていきたいという欲求が出てくるのです。 と

        • 【おやつの時間】 ヨルダン人の同僚から頂いたお菓子。 ピスタチオってこれまでの人生でほとんど食べませんでしたが、ここに来てハマっております。 なお、一番左の列はクレオパトラ妻の予約が既に入っておりアンタッチャブルです😆

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        はじめまして!

        • 傷ついた感情にフォーカスすると・・・

        • 海外の方へのおみやげ

        • 【おやつの時間】 ヨルダン人の同僚から頂いたお菓子。 ピスタチオってこれまでの人生でほとんど食べませんでしたが、ここに来てハマっております。 なお、一番左の列はクレオパトラ妻の予約が既に入っておりアンタッチャブルです😆

          「潮時」

          「私たち、潮時ね」 映画や小説で、そう言ってカップルが別れを切り出す場面に出会うことがあります。 男女の別れ以外にも、これまで手がけていたことがうまくいかなくなったり、それを続けていても明るい兆しが見えない、だからそれをやめてしまおうと決意する場面でも 「潮時」 という言葉を使いますよね。 このように 「お違い一生懸命やったけどダメだった、  だからもう関係を続けるのはやめよう」 とか 「自分の力ではどうにもならない。残念だけど、  これまでのことを手放すしか

          「潮時」

          遠くへ、もっと遠くへ

          とある異文化関係の書籍を読んでいて、ちょっと面白い考察を目にしました。 それぞれの国や地域で 「どんな人がヒーロー・ヒロインとして  称えられているか」 「なぜその人が称えられているか」 について関心を持って人と接していくと、その国の人々だけではなく、目の前にいる人のモノの見方や価値観を理解する上で興味深い視点を与えてくれるとのことでした。 これを私個人にあてはめますと、私がなぜこれまで海外で駐在員をし続けてきたのかがわかるようになりました。 つまり、 「自分が

          遠くへ、もっと遠くへ

          死海で浮かんで、

          長男がバレーボールの試合でネパールに遠征に出かけていきました。 長男のいない一週間、妻と二人で家にいるのもいいのですが、ひさびさに二人でどこかに行こうということで週末に仕事を休み、3泊で死海へ遊びに行ってきました。 死海といえば中学か高校の地理の教科書に 「水に浮かびながら本を読んでいる人」 の写真が載っていて、そのイメージがいまだに残っています。 死海はヨルダンの首都アンマンから車で1時間です。 アンマンは海抜900メートルと高台にあるのですが、死海は 「世界

          死海で浮かんで、

          戻して、また進めて

          夏時間と冬時間。 つい最近冬時間に移行したところも多いようですね。 しかし私のいるヨルダンでは夏時間が継続になっています。こんな国、他にあるのでしょうか? 毎年この時期になると日本大使館から 「いつから冬時間になります」 というお知らせが来るのですが、今年は来ないので 「おかしいな、  大使館の人、今年は忘れてるのかな?」 と思っていたのです。 私は仕事用にアンドロイドのスマホ、 プライベート用にiPhoneを使っています。 その日の朝9時頃にスマホを覗くと

          戻して、また進めて

          人生における「今ココ」の話

          私は大学を卒業してから国際協力の仕事で海外駐在員ばかりしていますが、その間に4年間だけ、それと全く関係のない東京の民間企業で働きました。 犬の話に絡め、アフリカのザンビアという国で難民キャンプの仕事をしたことを以前書きました。東京でサラリーマン生活を始めたのは、そのザンビアから帰国してからのことです。 ザンビアではマラリアに罹って死にかけただけでなく、仕事の上でも自分の未熟さ、至らなさ、甘さを痛感させられました。 日本に帰国後もマラリアの後遺症が出たため海外での仕事を探

          人生における「今ココ」の話

          海底の白砂で芽生えたもの

          最近、2日も連続で 「海底で一人で座っている夢」 を見ました。 海の底で座っている「私を」、その後方4-5メートルのところから「私が」見ているという夢です。 なんだか不気味な光景ですが、それでいて少し懐かしい感じもして、寝起きではいつもより長い時間ボーッとしてしまいました。 ・・・・・ 30年ほど前の話になりますが、私は沖縄の大学を卒業しました。 4年間の沖縄生活で、大学の休みや週末はダイビングショップでアルバイトをしていました。 大学に入ってスキューバダイビ

          海底の白砂で芽生えたもの

          私が30歳若返ったあの日

          3年ほど前、ヨルダンの私立大学で教鞭をとっておられるイマンさんという女性と知り合いました。 以来、仕事でのやりとりがいくつかあったのですが、先日、そのイマンさんから一本のメールが入り以下のようなお願いをされました。 「世界で活躍するために今何が求められる  のか、将来、世界を志す若者に向けて、  はびーびさんのご経験をもとに2時間  ほど私の生徒たちにお話をして頂けま  せんでしょうか」 ひぃぃ・・・ そんな話、ハードルが高すぎて 「私なんかにはムリです~」 と白

          私が30歳若返ったあの日

          「おせっかい」と「気遣い」の間

          先日、アンマン市内の繁華街でちょっとした車の事故に遭いました。 渋滞で前後左右に車が詰まる中、とある十字路に差し掛かったとき、何を考えたのか前の車がいきなりバックしてきて私の車に衝突してしまったのです。 前の車の運転手がクラッチを「R(リバース)」に入れ、「後ろに進みますよ~」を示す白いランプが点灯したとき、 「え?ええ!?こらー!」 と言わんばかりに後ろにいた私はクラクションを鳴らしたのですが、それも及ばず。 「なんだってこんなことに・・・」 と愕然としながら車

          「おせっかい」と「気遣い」の間

          駐在員の手荷物と、税関トラブル

          先日まで休暇で日本に帰国していました。 今回は両親の金婚式のお祝いで湯布院の温泉に出かけたり、前回の投稿で書いたように和菓子を堪能したり散髪屋でシビれる経験をしたりと、少しゆっくりする時間もありました。 しかし、休暇で最も嫌いな作業が 現地に戻るときのパッキングです。 昨年の休暇のときに以下のような投稿をしたのですが、日用品、食料、衣類、書籍などなど、日本でしか入手できないもの、日本で買う方が安かったり品質がいいものなどを買っていくと、いつのまにかスーパーやデパートの買

          駐在員の手荷物と、税関トラブル

          私が日本で萌えたモノ

          日本での休暇があっという間に終わり、先週末ヨルダンに戻りました。 長男の学校の都合もあり、日本に帰るのはどうしても6月、7月になってしまうのですが、あいにく日本は梅雨の真っただ中。今回の日本滞在でも毎日天気予報を眺める日々でした。 かつては線状降水帯もゲリラ豪雨もなかったような気がするのですが、今回の帰国中、熊本の自宅で過ごすうちに4回も線状降水帯がやってきました。 もともと私は雨は嫌いではありませんでした。 マレーシアなどで経験したスコールも嫌いではありませんでした

          私が日本で萌えたモノ

          ちょっと日本へ

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          異文化はめんどくさい?:異文化適応における【ストレス】について

          海外に出かけますと、仕事の仕方はもちろん、意見の表し方、感情の表し方、上司や部下、同僚との接し方で日本と全く異なる場面に遭遇することがよくあります。 例えば、海外ではいろんな規模で人脈構築のためのパーティーが開催されることがあります。大きなイベントなどの後に、参加者が集ってお酒やおつまみを楽しむ場が設けられることもあります。 そのような場は新しい出会いが発生するところです。周囲の外国人を見ていると、あっちに行ったり、こっちに行ったりと自己アピールに余念がないように見えます

          異文化はめんどくさい?:異文化適応における【ストレス】について