身体の声を聴く
今日は
身体の声を聴くことで、痛みというSOSに気がつくことができ、
そのためには筋トレが有効であることについて話していきます。
どうも。石神です。
東京都内近郊で筋肉調整専門家として呼吸のワークショップやパーソナルトレーナーをしています。 私の自己紹介はこちらをご覧ください。
7月ももうあと一週間もないところまできました。
一年の半分が過ぎ、今年は何をしたかな? と振り返ってみるのも良い頃かなと思います。
ついでに身体のことも気にかけていただけると良いなと。
身体の声を聴くとは
人間は
「身体」という(実態の有るもの)と、
「意識」という(実態の無いもの)で出来ています。
身体に痛みがある と 意識がそれを認識する
つまり、実際に身体に「痛くなる要因」になりそうな場所が有っても、意識として認識されていなければ、それは痛くないんです。
例えば、小さな子供が転んだ時に、親が抱き上げながら、 「痛かったね〜?大丈夫?」 と声をかける事によって、子供の意識の中では、 「これが痛いってことなのか」と認識されるそうです。
転んだ時に泣いているのは、実は痛いからではなく ビックリしただけかもしれないんですよ。
この認知のシステムが働かなくなってしまったら、 身体に何が起きていても感じる事が出来なくなるんです。
脳に障害がある方だと、実際にどこかを切ってしまい出血していても気がつかないことなどがあります。
筋肉はガチガチに固まっているのに、 「私、肩凝りなんか有りませんよ」っていう人がいるのは、まさに、自分の身体に何が起きているのか感じられなくなっているという事です。
この状態になってしまうと、痛みが出るまで気付く事が出来ません。
カラダが痛くなるというのは、身体からの危険信号であり、警告です。
慢性的な肩凝りや、慢性的な腰痛を持っている方は、 身体から危険信号がでているという事。
身体からは「これをどうにかしてください!!」と言われているという事です。
しかし、この状態(筋肉がガチガチに固まっているのに何も対処しない)を長く放置してしまうと、体が警告自体を出すのをやめてしまいます。
すると、その固まった筋肉の状態は変わらないのに今度は痛みが出ないという段階まできてしまいます。
痛みを放っとくと筋肉は固まり、沈黙する。
どうにかこの状態になってしまう前に対処できないものか?
硬くなってしまった筋肉はストレッチをしたり、 マッサージをしたりしてほぐすのが効果的です。
しかし、硬くなってしまってからでは、ただ対処しているだけに過ぎないので、 また元の硬さに戻ってしまいます。
自分の身体との対話を重ねて行く事によって硬くならないようになっていかなければ根本的な解決にはなりません。
この身体との対話を重ねるというのが、 僕の定義するところの「トレーニング」です。
人間は自分の身体を自分でコントロールしている。
これは事実なのですが、その精度がそれぞれかなり違います。
例えば、オリンピックに出るような体操の選手は、 見た事がある技はだいたい自分の身体で再現出来るそうです。
見た事を自分の頭の中で再現して、それを高いレベルで身体に動作として表現する。
こういう事が行われているわけですが、 俗に運動音痴と言われる方は、 見た事や、頭の中でイメージした事を自分の身体で表現する事が出来ません。
運動音痴の人がボールを投げる時、 ものすごくギクシャクしたような動作になるのをイメージ出来ると思います。
これは、自分の身体なのにどこにどうやって力を入れたらスムースに動くのか?
というのをわかっていないのでギクシャクしてしまうんです。
逆にトップアスリートは自分の身体を思った通りに動かせるので、 動作が流れるようにスムースに行われる。
これが自分の身体をコントロールしているという事です。
さらに重要なのが、自分の身体の状態を感じるという事。
動作をするときに、どこに余計な力が入っているか?
どこの力を抜いて動かせば良いのか? などなど。
自分の身体を感じられる力です。
もっと、身体がラクになる
これは、動いている時だけではなく、 リラックスしているときにさらに重要になります。
筋肉をほぐそうとした時、ストレッチをしようとした時、
自分の身体のどこに張りを感じるか?
どこが硬くなっているか?
疲れているのか?
筋肉のだるさを感じるのか?
などなど。
これが自分の身体の声を聴くという作業。
これが出来るようになるためには、 自分で自分の身体をコントロール出来るようになる事と、 いつも自分の身体との対話を繰り返す必要があります。
定期的にマッサージに通っても良いと思います。 そうすると、筋肉が硬い時と、柔らかい時の差を知る事が出来るようになる。
人間は差が無いものには反応が出来ません。
毎日硬い状態の筋肉では、それが普通になってしまう。
だから、いつもほぐしておく必要があります。
今日は少し硬くなっているかな? 今日はいい感じかな? 良い時と悪い時の状態を知っておく。 良いときを知っているから、悪いときに気が付けるようになります。
そうやって身体の声を聞いていく。
自分の身体をコントロールする。
なかなか自分で自分の筋肉が硬くなっているかどうかを確かめるのは難しいと思うので、他人の手を借りるのも一つの手段だと思います。
そのためには、信頼出来るトレーナーや施術師を見つけておく。
すると、より自分の身体との対話はしやすくなると思います。
というところで。 今日はこの辺で。
今日はココまで!
パーソナルトレーニングのお問い合わせはこちらからお待ちしております。
石神ノリカズ
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