ある日の週末

朝、ゆっくりと起きて
日曜日のお昼2時頃まで、夫はMOTO GPを観る。

私はキッチンで、約1週間分の作り置きと今日の料理を作る。夫と決めたレシピを、私が料理の練習として作る感じ。

MOTO GPが終わる頃、夫はキッチンに来て一緒に出来立ての料理を食べる。
私は料理があまり好きじゃないから、一緒にいただく時いろんなことを聞く。味とか焼き方とか、なんでもり
夫はシェフ並みの料理の腕前を持つからいろいろアドバイスをくれる。

お腹いっぱい食べたら、日が暮れるまで散歩をする。
今日はロンドンタワーブリッジの周辺でテムズ川沿いを散歩した。

石畳みのゴツゴツした道を久しぶりに歩く。

夫に、「石畳をみてどう思う？」と聞くと
「歩きにくいから苦手」と返ってきた。
「日本には、こんなゴツゴツした石畳はなくて、日本人はこういう石畳みを見ると、おおー！ヨーロッパ！おおー外国！！ってなるんだよ。(皆さんもそうだと願います)」

「なら日本には石畳がないってこと？」
「ポピュラーではない。あるところはあるかもしれないけど、テーマパークとか観光地とか、作られた環境だけだし、こんなにゴツゴツしてない。もうちょっと歩きやすいよ」

「日本、早く行きたいなぁ。いいなぁ、歩きやすい道、最高じゃないか。」

こんな会話をかわす。

ロンドンの街で石畳の道を歩いてる私は、すごく幸せに感じた。

川沿いを歩いて、隣には最愛の人がいる。
そして彼は私のことを愛してくれている。

凄いことだ。物凄いことだ。

幸せな週末。最近ずっとこんな感じの週末。土曜日はマーケットやショッピングをしてお出かけして、夜は一緒に映画をみる。日曜日は、遅めのお昼をたらふく食べて日が暮れるまで散歩する。

私は一人でも幸せだった。
だけど、夫のおかげでまた別の幸せを今噛み締めてる。
異国の地で、ひとりぼっちにさせない。
一人にさせて！！ってわがままになる自分が時々出てくるくらい、一緒にいてくれる。

彼に出会えてよかった。
いろんなものも捨てて、いろんなものを引き換えてでも、イギリスに来てよかった。

いつか留学したいとか海外で生活したいと夢見てる方、本当に諦めないでほしい。今はコロナで無理難題なこともあるのはわかってます。コロナって言われるとどうしようもないように聞こえるけど、コロナじゃなかったとしても、いろんな難題は立ちはだかる。

会社が仕事を辞めさせてくれないとか、ビザが取れなかったとか、お金がないとか、家族が病気になったからとか、彼氏彼女が日本にいるからとか、いろんなことあると思います。

ほんとに予定通りには行かないことばかりです。
私は、実を言うとイギリスに6日間観光に行って私の海外気分は終わりの予定でした。けど、会社が土日抜いて４日の休みをくれず、そこからいろいろあり、連載中の6ヶ月留学に繋がりました。そしてこうして今に繋がります。

今頑張ってる方、ぜひそのまま夢を追いかけてください。、想像を超えた未来に繋がることを願っております。