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【謎の友人現る】

登記名義人(松島)の友人を名乗る男(菊池)から入電。

菊『はじめまして、松島の友人の菊池です。松島は不動産の素人なので今回私が間に入って進めて行きますので宜しくお願いします。』

この発言自体は全く問題ない。過去に何度もあったパターン。

ただ引っ掛かる事が…抜群に胡散臭いw

何がと言われると困るが直感的にそう感じた。

怪しいというよりかは「何かあるな」と。そもそも松島さんとも話をしていないため確認が必要だった。

マ『そうでしたか、ただ松島さんには一度確認でお電話入れますので。お気を悪くさせてしまったらすみません。』

菊『あー、いま地面師とか色々ありますもんねw全然いいですよw』

マ『疑ってないと言えば嘘になりますが念のため確認ですw』

菊『わかるわかる。多分いま電話出ると思うよ。確認できたらまた電話ください。』

マ『かしこまりました。では…』

んー、自分から触れてきたか。

ここで疑念は多少晴れたぶっちゃけ地面師と対峙した事なんかねーしw

そもそもこんな都内の区分とか細けーのやる訳ねーんだよな。

とか色々考えながら松島さんの携帯にTEL。

松『あー、マシーンさん、どうもー!』

マ『お世話になりまーす!いまちょっといいですか?』

松『いいですよー!菊池さんの事でしょ?』

マ『え!なんでわかったんですかwまさか松島さんエスパーですか?w』

松「エスパーって何wマシーンさんから電話来る前に菊池さんから電話きたんだよ!」

マ『あ、そうだったんですねwなら話早いですw』

松『俺さーあんまり不動産わからないから世話になってる菊池さんに全部任せるね、いいー?』

マ『全然問題ないですよー!では今後のやり取りは菊池さんとしますねー、では…』

元々松島さんは数日前に電話で拾った見込み客で都内の築古マンションを所有している東北在住のオーナーだ。

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