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引っ越し先での、英語の無い暮らし。

パートナーの仕事の都合で千葉県鴨川市に引っ越してから早2ヶ月が経ちました。私は仕事も辞め、今はほとんど家の中で過ごしていますが、スーパーへの買い物や近所のカフェに出掛けるのが日常となっています。家の周りはそれなりに街になってはいるものの、そこは山と海に囲まれた自然あふれる世界・・・・・なのだけれども。そこには、全く英語の無い暮らしが存在しているのです。。。。

私が育ったのは大阪、そしてアメリカ留学後に東京で就職。そして、その後も東京とアメリカを行ったり来たりした後は、もうずっと東京で仕事をしながら暮らしていました。つまり、日本でいう都会と言われる場所と、アメリカ(主にカリフォルニア州とフロリダ州)以外の土地で暮らすのは今回が人生で初めての事なのです。

鴨川市はシーワールドがとても有名ですが、大変静かな町で、普段はあまり人通りも少なく、いわゆる車社会の田舎町です。例え東京の隣県とはいえ、それはそれは・・・・静かな日本の小さな町という印象です。もちろん今の世界情勢が関係しているとはいえ、外国人を町で見かけることはほぼありません。鴨川市はサーフィンが盛んな様で、もしかしたら東京在住の外国人がサーフィンをしにやって来ている可能性があるのかもしれませんが、ビーチに毎日出掛ける訳でもない私は、まだ外国人サーファーに遭遇したことはありません。

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つまり何が言いたいかと言うと、「人生で初めて、全く英語や外国人と触れ合うことの無い日常生活」を現在進行形で体験しているのです。耳を澄ましても聞こえて来ることのない英語。夏になれば外国人観光客がここにやって来るのだろうか?そして街を歩けば英語や外国語が聞こえて来ることもあるのだろうか?正直、あまり期待が出来なさそうです。

そして何となく思ったことは、「学校の授業以外で英語に触れることの無い子供達は、この先の英語の必要性や、英語の魅力、楽しさを知る機会を取り逃がしているのではいないだろうか?」と。もちろんどこで暮らしていても英語を学びたいと思っている子供たちは一定数存在しているとは思いますが、都会での暮らしに比べて極端に英語に触れる機会が少ない土地で育った子供たちは、英語の必要性を感じることも少ないだろうと予想します。それは、英語好きの私にとって、とても悲しい事なのです。

外からは英語が聞こえてこない生活ではありますが、もちろん家の中ではNetfixやYoutubeで英語を聞き続けています。インプットばかりでアウトプットはしばらくできなさそうですが、環境を言い訳にせず、引き続き英語を愛していこうと思っています。そして鴨川の町を歩く高校生を見ながら、そっと「英語に興味を持ってくれますように」と、小さく祈ったりしています。

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