【対談】古代の智慧『竹内文書』が宇宙の真理を解き明かす
古代の智慧『竹内文書』が
宇宙の真理を解き明かす
司会 天皇陛下が世界の歴史を明かす日が近づいていると感じられる昨今ですが、その際に『竹内文書』が重要なキーポイントになってくると感じています。本日は、皇祖皇太神宮第68代管長の竹内康裕管長、元経産省副大臣を務められた牧野聖修先生、サイエンス・エンターテイナーの飛鳥昭雄先生、『ザ・フナイ』主幹の舩井勝仁先生という、この世界に精通しておられる第一人者の方たちの会談が叶いました。
まずは舩井先生にお聞きしたいのですが、そもそも竹内文書についてご存じでしたか。また、舩井幸雄会長は竹内文書をどのようにとらえておられたのか、ご存じでしたら教えていただけますでしょうか。
舩井 知識として竹内文書の存在は知っていました。存在を公開された竹内巨麿先生は、竹内管長のお祖父様にあたるのですよね。
竹内 そうです。明治32年に富山から茨城の方へ移ってきて、竹内文書の存在を明かしたそうです。
舩井 それで一大ブームを起こされた。飛鳥先生と竹内管長の共著などでも学ばせてはいただきました。ただ、竹内文書の内容そのものに触れたことはありません。失礼ながら荒唐無稽なもの、というイメージがあったのですが、学ぶほどに、きちんとしたものなのだと認識させていただくようになりました。
父も、スピリチュアルなことは直接教えてくれたわけではなく、間接的な教え方でした。例えば、「この人のところへ行って学んで来い」とか、講演や著書などを勧められたりといったことはありました。ですので直接竹内文書についてどう考えていたか聞いたことはなかったです。
司会 竹内管長にお聞きします。古史古伝や都市伝説が好きな人の間では有名な竹内文書ではありますが、一般の人が知る竹内文書と、竹内家に伝わる、非公開の情報などありましたら教えていただけないでしょうか。
竹内 そもそも竹内文書は、武烈天皇のころにまとめられたと言われている歴史書です。武内宿禰の孫にあたる平群真鳥が最終的に『天の巻』、『地の巻』、『人の巻』として編纂しました。天皇家にまつわることは、すべて天の巻に記されています。しかし、この天の巻は昭和11年に財産没収の一環で特高警察に没収され、19年に裁判が結審して無罪が確定したのに返してもらえなかった。ここまでは一般に知られることですね。
その後、昭和29年に久邇宮殿下が我々のところへお越しになったとき、巨麿公に、竹内文書の天の巻について質問されたそうです。天皇家に伝わる巻物と、竹内家に伝わるものは少し違っていて、どうもそれが神代文字で書かれていた。それで、読めるのが私どもしかいないので、おいでになられたようです。
神代文字は、かつては2400種あるいは4200種あったとも言われています。それだけあれば、世界の文字がすべて読めた。今はもうすべては残っていませんが、数百は残っています。なので、ある程度の文字や歴史は読み解くことができます。天皇家としては、ルーツをきっちりしておくためにも本来はすべて読まなくてはならないとお考えだったのではないかと思います。
舩井 私たちの使う50音のようなものが、2400通りもしくは4200通り存在していたということですね。日本の歴史が天照大神から始まるのは、古事記や日本書紀を編纂する際にあえてそれ以前を隠されたためとお考えだということですね。
竹内 そうですね。どちらも、時の権力者の都合の良いように改ざんされていると感じる部分が大いにあります。まだ古事記のほうが真実が多そうではありますが、日本書紀については、改ざんされているのが見え見えです。
牧野 私としては、チベットにシャンバラがあって、そこには昔から皆の知らない文明が隠されているとか、竹内文書に書かれている古いものと共通することがあるのかな、と思っています。
司会 シャンバラとは、伝説上の仏教王国=理想郷として語り継がれているものですね。
飛鳥 ダライラマもおっしゃっていることですが、シャンバラは地上にはなく、しかし絶対に存在している。要は、地下にもう一つの世界があるという概念ですね。これが、英語ではシャングリラという言葉になって伝わっている。
ロシアに亡命している元CIA、NSAのスノーデンが、「地上にはない地下に、相当高等な人類がいる」と発表しました。「ああまた都市伝説かオカルトか」と思われたでしょう。でも、シャンバラには「黄人」と「赤人」と「緑(青)人」がいて、いずれシャンバラが表に出てくる。そして地上の軍隊と大きな戦争になり、これがいわゆるハルマゲドンであるとする釈迦の預言がチベットにはあります。日本では釈迦=預言者だと思っている人はほとんどいませんが、チベットには釈迦の預言がたくさん残されているのです。
舩井 父は飛鳥先生のご意見を非常に信頼していて、シャンバラの話も絶対に本当だと確信していました。私は否定派だったのですが、すごく叱られました(笑)。最低でもこの本くらいはちゃんと読んで知っておけ、と渡されたのも飛鳥先生のシャンバラの本でしたね。
司会 黄人や赤人については、竹内文書でも言及されていますよね。
竹内 はい、竹内文書には、「五色人」について言及されたくだりがあります。
青人、赤人、黄人、黒人、白人です。世界を見てみると、五色の人種が存在していることがわかります。白人はヨーロッパ諸国をはじめとする人々、黒人はインドなど、黄人は私たちのようなアジアの人、青人はスカンジナビア半島の人、そしていわゆるユダヤと呼ばれる人々が赤人です。一般に知られる日本の神話の中には、そのことが出てきません。天照大神以降が正史になってしまっているからです。でも、元をたどれば人間はひとつであって、それが徐々に分かれていった、という歴史がそれ以前にあったと考える方が自然です。
飛鳥 五色人に言及されているのは竹内文書だけですよね。これは実は非常に重要なことです。五色人についてちゃんと書いている竹内文書を読み解くことで、真の意味での人種間の理解が可能になり、これからの世界の方向性を決めます。ヤマト民族が一体何なのかも、語られています。
遺伝学をやっている学者たちが調べたところ、日本人にYAP+という遺伝子が見つかった。白人たちから見たら、欠陥遺伝子だ、といわれたものです。自分たちが持っていないものは全部欠陥だととらえますから。だから、日本人は、クロマニョン人の系譜ではなくて、もっと下等な北京原人の系譜だ、という研究者までいるくらいなんです。
でもそうであれば、アジア圏に分布している民族には同じ遺伝子があってもよさそうなものです。しかし、同じアジア圏でも、朝鮮民族や、漢民族にはない。
舩井 同族と言っても、日本人男性が全員YAP+遺伝子を持っているというわけではないんですよね。
飛鳥 日本の全人口を調べたわけではないから確実なことはいえませんが、検査をした中で割合としては日本人男性に非常に多い、というところまではわかっています。
不思議なことに、チベットにはYAP+遺伝子は存在しているんです。インド北部には「サカ族」(=釈迦族)の子孫が今も残っていて、その血族の男性を調べるとYAP+があった。サカ族はもともと、中東あたりの騎馬民族でした。それで、日本人のルーツを遺伝工学、遺伝子の面から徹底的に調べた結果が、実は十数年前に発表されています。たしか(サイエンス雑誌の)『ニュートン』にも発表されていましたが、中東がルーツだとはっきりわかった。
舩井 日本人のルーツは中近東だと最新の調査が証明したのですか。中国大陸からやってきたとするこれまでの定説と大きく変わりましたね。
飛鳥 そう、これは大変な発見です。これまでの学者たちの論はすごく古くなっているのです。中央アジアも含めた各地でYAP+は発見されています。そうなると、中東の遺伝子が、途中でチベットに行き、カシミールや北部インドあたりを経由し、恐らくはシルクロードを通って、極東、それも、朝鮮半島で一時待機して日本に渡ってきた、という流れが見えます。今までは、こんな話はオカルトの分野だったのですが、今やそれが証明されている。
舩井 秦の始皇帝はYAP+遺伝子を持っていたとされていますね。
飛鳥 そうなんです。始皇帝の父親は、恐らく呂不韋だったと言われています。リョフィとは、実はヘブライ語で「レビ(祭司)」の意味です。
朝鮮半島の高句麗のほうに伝わる神話に、「解夫婁が山におりた」というくだりがあります。この“ヘブル”というのは、ヘブライ人のことです。中国の、『魏志倭人伝』は有名ですが、『魏志韓伝』というのもあるんです。これも三国志の一つの分野なんですけど、柵外のものが朝鮮半島にやってきて、馬韓の土地の東半分を奪って国を作った。これが、「秦人」だと書かれています。この後、魏が滅びて、一切の記録がなくなった。邪馬台国の記録は3世紀のもので、4世紀のアジアに関する記録は、実は世界のどこにも記録がなく、正体不明なのです。
この失われた3世紀末から4世紀初めにかけて、何があったのか、いまだに研究することさえできない。
資料がどこにもないのですから。でも、竹内文書にはそこの記述もあったはずなのです。だからこそ特高警察に没収されてしまっていまだに返却されません。
舩井 古事記などを「正史」としている世界観だから、竹内文書に記されたことは隠しておかなければいけないもの、という扱いになったのですね。
竹内 竹内文書にはユダヤの話が出てきます。今のイスラエルあたりには、日本から赤人が行ったと書かれており、その赤人が女性だったそうです。女神さまを行かせたので、母なる国。イスラエルが女系国家なのは、それが由来と考えられます。さらに、その由来があるために、中東の人たちは日本を決して悪く言わないし、争いをしない、と言うのです。たしかによくよく考えてみると、中東とアメリカはさんざんやりあっているけれど、アメリカと同盟国の日本は攻撃しない。どうもそのあたりの感覚なんだろう、と不思議と理解できてしまいます。
舩井 そういった世界の成り立ちの真実が竹内文書では語られているのですね。
お読みいただきありがとうございました!
\ 続きはぜひ『ザ・フナイ』で!! /
全国の書店・ネット書店にて発売中です
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?