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ブランドの4つの機能 「あなたから買いたい」と思ってもらうには

Brand:焼き印・烙印を押す
という意味を持つ普段何気なく使用する“ブランド”という言葉。

むかし広大な牧場などで、他の牧場の牛と自分の牛を区別して見分けられるように焼き印を押していた時代があったそうです。

そこから転じて、他社の商品と自社の商品を区別できるようにつけられた特徴や名前のことを表すことになりました。

今日はそんなブランドをテーマに記載していこうと思います。

ブランド4つの機能

名称や機能といった側面だけでなく、ブランドには幾つかの機能があります。機能別にそれぞれ簡単に説明していきますね。

①識別機能

他の製品との違いを出したり、差別化するためのブランド本来の機能です。

②出所表示機能

製品・サービスの製造者あるいは提供者を明示する機能のことをいいます。

ブランドのメーカーや販売業者が明確になることで、顧客が商品を選びやすくなったり、そのブランドのファンによる反復購買を期待するものとも言えます。

③品質保証機能

ブランドの名称によって、その製品の品質が判断できるようになります。

『○○のブランドの商品であれば、安心して購入できる』という企業の商品、何か一つは思いつくのではないでしょうか。

④意味づけ・象徴機能

いわゆるブランドイメージのことです。
顧客がステータスとして買い求めるハイブランド商品、
安心・安全と言った品質に満足感を得たりすることです。

すごーく端的に機能を例示すると、こんな感じでしょうか。


ブランドの意味

上記では、ブランドの機能を先に説明いたしましたが、ブランド確立する意味合いとして最も価値となるのは、ズバリ他社との差別化です。

「マーケティングの神様」「近代マーケティングの父」などと呼ばれるマーケティング界の第一人者とも言われる、フィリップ・コトラーは、ブランドを次のように定義しています。

個別の売り手もしくは売り手集団の商品やサービスを識別させ、競合他社の商品やサービスから差別化するための名称、言葉、記号、シンボル、デザイン、あるいはそれらを組み合わせたもの。

例えば、車の場合。
○○社のA車だと、デザイン性に優れていたり、高い安全性を誇っている。
△△社のB社では、とにかく燃費が良くコストパフォーマンスに優れている。

といった具合ですね。

ブランドを確立するには

少し小難しく記載してきましたが、自社を独自のブランドとして確立していく方法についてですが、様々なモノやサービスが溢れている現代。

同じモノを作るにしても、そこにかける想いやコンセプトといったことも重要となってきます。

以前「あなたにしかできないビジネス」についての記事を記載しました。

ブランドとは少し内容が異なり、スタートアップをテーマとした記事でしたがこれに通ずるものがあると思っています。

「あなたにしかできない」
「この会社でしか買うことができない」

現実問題これらを実現するのは非常に困難を極めることもあります。
ただ、そのストーリーやプロセスから「あなたから買いたい」と思わせられるような企業自体の価値を高めていくことが、現代のマーケティングにおいて求められてるのではないかと感じています。

お読みいただきありがとうございました。

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