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「あなたにしかできないビジネス」を探そう

こんにちは。事業計画研究所です。

本日も「入門 起業の科学」田所雅之(日経BP社)の所感をレポートしていきます。

前回は、「良いアイデアってどんなアイデア?」というタイトルで話を進めていきました。

今回は「あなたにしかできないビジネス」というテーマで話をしていきます。

前回までの話で、ビジネスアイデアの質の高め方とその意義を話しましたが、今回はこのような質問を冒頭にさせていただきます。

そのビジネスアイデア、誰かに託せられませんか?

もちろん、前回の話にあったように、事業者の強い意志がスタートアップの原動力になることは言うまでもありませんが、それを抜きにして考えてみてください。

私がこのような質問を問いかけたのには、次のような理由があります。

他の人でもできそうなら、すでに考えて事業を立ち上げようとしている、または立ち上げている人がいるのでは?

このように考えるのは自然なことだと思います。
そこで、本書では、2つのテーマでこの話について触れています。

1つ目は、「他の人が知らない秘密」を知っているか?
2つ目は、「誰が聞いても良いアイデア」の弱点

1つ目にあたっては読んで分かる通り、自分だけの優位性があるか?ということです。
専門性や知識、市場に対する理解度はもちろん、他人が目をかけないようなポイントに注目してアイデアを掘り下げ、まだ誰も言語化できていない秘密を見つけられるかどうかが、成功のカギと言えるでしょう。

作業員

2つ目は「誰が聞いても良いアイデア」というのは「誰もがやってみようと思うアイデア」ということです。つまり、そのアイデアの市場はすぐに混み合い、レッドオーシャン(競合過多の市場)へと変わることが予想できます。
大企業では「誰が聞いても良いアイデア」しか選ぶことができず、スタートアップが狙うような市場には進出することができません。

一見悪いアイデアで成功した例の1つとして、Airbnbが取り上げられています。日本よりも犯罪率が高いアメリカで、赤の他人の家に泊まる、あるいは泊めさせるという行為は悪いアイデアそのものでした。創業メンバーは周りから多くの反対を受けながら事業を始め、いまでは大成功を収めたスタートアップの代表格となっています。

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今回は「あなたにしかできないビジネス」というテーマに沿って話していきました。

次回は、「スタートアップとスモールビジネスの違い」について話そうと思います。次回作をお待ちください!

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