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【ドジな人ほど愛される世の中でありたいよね。】51冊目「またぶたのたね」

こんにちは。ぶさパパです。

こどもと読みたい絵本、本日のタイトルは「またぶたのたね」です。

愛くるしいドジっ子オオカミがクセになる。

人間らしさって「もう君はしょうがないなあ」ってみんなから愛されるポイントだと思っているのです。

そんな人間らしさ全開なオオカミさんが主人公の物語。

「また」ってタイトルについてるの、この絵本シリーズものなんです。

先日1作目の「ぶたのたね」をnoteに書かせてもらいました。

1作目を読んですっかりファンになってしまった愛くるしいオオカミさんのお話を一席。


足が遅くて大好物のブタを一度も食べた事がないの。

1作目を読むとわかりますが、このオオカミさん足がめっちゃ遅くてブタを捕食できないんです。笑

今日もブタに撒かれて悔しくて泣いているところに、キツネの博士が通りかかります。

オオカミさんから事情を聞いたキツネの博士は、足が速くなる薬はないけども、ブタの実がなるたねをオオカミさんにプレゼントします。

1作目同様のパターンですが、この設定が面白くて長男(6歳)が本作にどハマりしました。笑

タネを植えたオオカミさん、数日経過し早速ブタの実がなりはじめました。

1作目は木の実でしたが、2作目はどうやら苗の実のようで、ミニマムブタの実が可愛いです。笑

実が大きくなるのを待っていたオオカミさんでしたが、「もう待ちきれない!」と身をもぎってしまいました。

欲に負けちゃうかんじもどうしようもなくて愛くるしいやつです。笑

さっそく念願の初ブタの丸焼きを食べようとフライパンを火で温めていたところ、「ピンポーン」とチャイムの音がします。

「まいど。クロクマの宅配便でーす。」

オオカミさん宅配便頼んでたんですね。笑

おおかみのいとこがやさいを送ってくれたらしいです。

いや、肉を送ってもらいなさいよ!って長男がツッコんでます。笑

きっと親戚一族で足が遅いんでしょう。

宅配便を玄関の受け取りに行ってる間にブタに逃げられます。笑

なにやってんのよ、オオカミさん!笑

どうしようもなさすぎるよ、オオカミさん。

愛おしいほどにうっかりさんを発揮しています。

必死にブタを追いかけるオオカミさん。

もちろん足が遅いので追いつく事はできません。

今回も念願の人生初ブタを取り逃すのでした。笑

いやー、なんて不運なんでしょう。

でも人生って切り取って一部分にファーカスすると、不運なことが多いけど、幸せなこともありますから。

オオカミさんがブタを食べられるその日まで応援したいです!

最後は家に帰ったものの、フライパンの火を消し忘れており、家を全焼させ、さらに尻尾に火が移り「あちちち」と走り出すオオカミさんでした。

不運すぎるぜ!しょうがないなあ。

オオカミさんの初ブタ経験はまだまだお預けのようです。


読み聞かせを終えて

イラストのシュールな感じがオオカミさんのいい感じなダメっぷりをより引き出してるなあって思います。

実はこの絵本、ウチの現役保育士奥さんのオススメなんです。

保育園でもすごく子供に人気があるらしいです。

ウチの長男がこのオオカミさんに対して、ドジでノロマでおバカだなあって部分を愛せるような人に育って欲しいと思います。

だって人間ってどうしようもないところがいいじゃないですか。

完璧人間だったらロボットと変わらないですもんね。

そんな思いを込めて読み聞かせをしてみました。

「パパはオオカミさんに似てるね!」って言う長男。

どういうことでしょうか。笑

ではまた!

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