じいこ

同人サークルEIME代表・映像制作団体スタジオぶらり所属。 noteでは中年双子の共同…

じいこ

同人サークルEIME代表・映像制作団体スタジオぶらり所属。 noteでは中年双子の共同生活をノンフィクションで書きなぐる『双子の生活』を主に連載中。

最近の記事

双子が離れる日 〜双子の生活43〜

2024年4月11日 「お前ら何歳になったら別々の生活になるんや?」 この問いは幾度となく我々双子に投げかけられた。 確かに双子は仲がいい。しかし実のところ、好き好んで一緒にいるわけではないのだ。 実際に幼少中は別の学校だったし、高校で一緒になったものの、大学はお互いやりたい事を優先して選んで別々になったし、兄PNRAが俺の住む東京へやってきたのも特殊な事情によるところが大きい(特殊な事情はいつか書きます)。杉並城解散してから別れずに今同じ家に住んでいるのも、仕事の都合

    • 鳥カフェ

      2024年3月22日 彼女は家でセキセイインコを飼っている。 その影響で鳥好きになり、地元の福岡で鳥カフェに行き、その良さに魅了されたらしい。 なので東京観光でも鳥カフェへ行くことになった。 千駄木の『鳥のいるカフェ』。 セキセイインコはいないが、様々な種類の中〜大型インコ、フクロウ、その他珍しい鳥がいた。 ひたすら俺メガネを噛み続けるのもいれば、大人しく腕に止まり続けるやつもいる。 常に頭や腕に鳥が止まっている。まさに非日常。 鳴き声がうるさいし、鳥の匂いもすごいし

      • 空白の1週間 〜双子の生活番外編1〜

        2024年3月21日 シェアハウスをすると必ずぶつかる問題。 それは友人・知人・彼氏彼女を家に呼ぶ際どうするか。 双子の友人は大抵共通しているので基本問題は起こらない(高円寺での3人シェアハウスも同様)。 だが彼女はどうだろうか。 この日から約一週間、彼女が東京へ来ることになっていた。はるばる福岡から。そうです、note更新が止まっていたのはこのためです。申し訳…… 全ての日を自宅へ泊めるとなると、彼女との関係の浅い兄・PNRAの肩身がとても狭い。かと言って全て外泊だと

        • たこ焼きは自分で作るのがいちばん美味い 〜双子の生活42〜

          2024年3月16日 関西人に 「関西人の家には必ずたこ焼き器あるって本当?」 と聞く。 すると 「さすがに必ずでは無いやろwうちにはあるけどな」 と返ってくる。 つまりあるのだ。 双子の家?いやいや、いかにマイナーな調理器具が揃う我が家とはいえ、ねぇ…… ある。 一部界隈で最強と評される『炎たこ』が。 電気式ではないガス式の、限りなく業務用に近い家庭用たこ焼き器だ。 これでたこ焼き作ってみ?飛ぶぞ? まずタネ。たこ焼き粉は好きなもんを選ぶんや。それをダシ汁に入れて

        双子が離れる日 〜双子の生活43〜

          杉並城とKIVIK 〜双子の生活41〜

          2017年2月4日 東京・高円寺にて奇妙なシェアハウス『杉並城』が誕生して2週間。住人である俺・兄PNRA・共通友人ターチ、そして東京へやってきたターチママの4人で、立川のIKEAへ来ていた。 理由は簡単だ。 シェアハウスを始めるにあたり、一通りの家具を揃えるため。ターチママからそのための金銭支援をして頂けるということで(圧倒的感謝)、東京へ来ていただいた。 PNRAを除く残りのふたりは、人が寝るに足る巨大なソファを欲していた。 杉並城はリビングが13畳あり、これを生か

          杉並城とKIVIK 〜双子の生活41〜

          その時俺はおまわりさんの心配をしていた 〜双子の生活40〜

          ※当記事と併せて兄・PNRAの記事も読むことをおすすめします(後でも先でもどちらでもお好みで) 2024年3月10日 ヨッシーストーリーというゲームがある。 (公式サイト。古すぎる) ニンテンドー64の名作ゲームであり、絵本の中で活躍するたくさんのチビヨッシーという、非常にキャッチーで可愛さに溢れたゲームだ。 このゲームの特徴として、横スクロールアクションなのにゴールが存在しないことが挙げられる。 ステージ中に散りばめられた様々なフルーツをレロンっと飲み込む。30個

          その時俺はおまわりさんの心配をしていた 〜双子の生活40〜

          朝から揉める中年双子チンパンジーたち 〜双子の生活39〜

          2024年3月4日 双子は朝から揉めていた。 双子は自堕落なので、洗い物は翌日の自分達に任せるというスタイルを採用している。(下記参照) 築地会の翌日、すなわち昨日の調理で生まれた未洗い食器類を、どちらが洗うかで揉めていた。 だが俺は確かに聞いたのだ。 兄・PNRAが自分でやると宣言したのを。 PNRA「おい、洗い物お前がやれよ」 俺「いや、間違いなく昨日お前がやるって言ったがや」 PNRA「はて……?知らんなぁ……?」 このリアクションは間違いなく知っている。 目

          朝から揉める中年双子チンパンジーたち 〜双子の生活39〜

          築地で魚を買う中年双子たち 〜双子の生活38〜

          2024年3月1日 築地市場から豊洲市場に移転して早6年。 豊洲市場は一般の買い物客は基本的にお断りであり(例外はある)、観光客が押し寄せる市場……という、築地のかつての景色はそこに存在しない。 ではもう大きな市場で買い物をすることは我々庶民には出来ないのか?否である。 築地には移転に反対した商店が未だに残っているし、観光客のために用意された店がちらほら確認できる。買い物は可能なのだ。 我々双子は年に1回ほど、この築地で魚を仕入れ、捌いて振る舞う……そんな会を開いている

          築地で魚を買う中年双子たち 〜双子の生活38〜

          2月の人気記事

          本日は2月の人気記事をまとめましょうかね。 まず1番人気だったのはこちら。 双子のありのままの平凡な一日。 普段からこうやって罵りあってます。 なんで餅の食い方ひとつでこんなに否定されなければならないのか。 2番目はこちら。 なんだ??平凡な面白みのない部分見せた方がいいのか……? ずっと人気なのはこちら。 いつまでチー牛ステップ見てるんですかアナタ達は。 たくさん読んでいただきありがとうございました! 今月も乞うご期待。

          2月の人気記事

          俺はこういう居酒屋が1番落ち着くんや 〜双子の生活37〜

          しばらく更新が止まっていて申し訳ありませんでした。 書くことがなかった訳ではなく、色んな予定が立て込んで体力的に書くのが厳しかったのです…… その分しばらくはここ数日で起こったことを毎日小出しにしていこうかと思います。あと今回はギャグ要素なんにもないし重たい話も多いので苦手な方は注意してください。 2024年2月某日 いつものように夜勤から帰って飯を食べ、さてそろそろ寝るか……というタイミングで電話が掛かってきた。 そもそも電話の着信が苦手で、どんな着信だろうとビビって

          俺はこういう居酒屋が1番落ち着くんや 〜双子の生活37〜

          サプライズプレゼント 〜双子の生活36〜

          2024年2月23日 彼女からもらった中華鍋が大活躍している。 ビレバン製でどこまで使い物になるか不安な部分もあったが、特に不便なく楽しく中華料理を作れている。 この日は天津飯と豚キムチを食べた。 豚キムチはPNRAが300円ぐらいと勘違いして買った1700円の高級キムチが使われている。不憫ではあるが問答無用に美味かった。 俺はデイリーポータルZが好きだ。 さっきリンクを張った過去記事も、デイリーポータルZのイベントから始まる。愛読者と言っていい。 昨年末にデイリーポ

          サプライズプレゼント 〜双子の生活36〜

          手紙 〜双子の生活35〜

          ここ数日をダイジェストでお送りします。 2024年2月18日 この日はスポッチャダイエット。(詳細は下記から) ちゃんと継続してます。 もちろん卓球もしまくり、全身をイジメ抜いた。 未だにチー牛ステップ。 夜に気まぐれでゆで卵を作った。 このペンギンのゆで卵製造機、お箸で転がしながら茹でる派の俺と相性が悪い。でも便利。 2024年2月19日 ミルフィーユ鍋にリベンジした。(前回は下記) 今回はリベンジ成功。ミルフィーユを作れる中年双子達にランクアップした。 小

          手紙 〜双子の生活35〜

          お前はまだ何も成し遂げていない 〜双子の生活34〜

          2024年2月16日 よつばと!の風香は言っていた。 「なにもない があるのよ」と。 書くことが無いならたまには素の双子を晒そうか。 AM6:15 仕事が終わり家に帰ってくると、兄PNRAの後輩から荷物が届いていた。 子供が生まれたということで、何日か前に双子連名で出産祝いを送ったのだが、そのお返しらしい。お返しなんて要らんのにね。 律儀にウチに既にある包丁に合わせて関孫六だ。 こういうのをサッとプレゼントできる後輩って凄いな……人間力の違いを感じる。俺たち双子なんて

          お前はまだ何も成し遂げていない 〜双子の生活34〜

          狂気の痕跡 〜双子の生活33〜

          2024年2月12日 最近noteに書くネタがない。 面白いことなんて毎日起こるわけじゃないし、最近は兄と記事にするネタの奪い合いをしている。 締切に追われるライターってこんな気分なんでしょうかね? 閑話休題 双子の家には当然双子の私物、共有物がある。 双子あるあるだと思ってパンツを共有していた時代もあると人に話してドン引きされた時はショックだったが、これに限らず双子特有の物が家にたくさんあるはずだ。 今回それを紹介してみようと思う。 ……………… ………… ……

          狂気の痕跡 〜双子の生活33〜

          生き意地穢き人生 〜双子の生活32〜

          2024年2月9日 困ったことが起こっている。 兄・PNRAがnoteを開設したことにより、書くネタが被り始めたのだ。 ついさっき公開されたPNRAの記事。 ナポリタンの話をしようとしたら先回りされてしまった。 このレシピより美味いナポリタン作ってnoteに書いてやるから覚悟しておけ。 中学生ぐらいから25歳ぐらいまで、ずっと『30歳で死ぬのが理想だ』と思っていた。 二点誤解を解かねばならない。 ひとつは俺は決して自殺志願者ではなく、単に身体の衰えを実感するのがとてつ

          生き意地穢き人生 〜双子の生活32〜

          ブルースカイ開設しました

          本日は双子の生活ではなく、SNSのお話。 私事ではございますが、ブルースカイを開設致しました。 是非ともフォローしてやってください。 近日中にEIME公式アカウントも作成予定です。 ・運用目的 まだ定まってはおりません。 しかしながらSNSは時代によって移り変わってゆくもの。X(旧Twitter)の息が長かったから忘れがちですが、ネット上のコミュニティというものは本来多岐にわたり、隆盛を繰り返すものです。 であるならば創作活動をする身として、1人でも多くの人に自分の

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