斎藤幸平『人新世の「資本論」』(集英社新書 2020)
ベストセラートップ10に残り続けている本書の「購買購読層」は、「マル経」に郷愁を抱く「じーさん」層なのか、アレルギのない若年層なのかということも興味があるところ。
脱成長とマルクス、持続可能な社会とマルクス、温暖化とマルクス……。最新のマルクス研究をもとにした、新しい切り口で、純粋に面白い1冊。
新書らしく最近の状況まで取り込んでいるので、フランスの黄色いベスト運動のその後の展開など驚くこと(自分が不勉強なだけですが)も書かれている。[2020.10.24.ぶんろく]
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