見出し画像

ふろあがり 寒さふるえる 冬がくる / 季節が変わる また1/4の齢を重ねる

幾度めの季節変わりを迎えるのであろう

学校を卒業してから学年の目盛りがなくなった

いち  に  さん    四  五  六

1  2  3

Ⅰ  Ⅱ  Ⅲ

弌  弐  参  肆

ときたま5年前と変わらない日常風景が混じる
罠のように そこいらじゅうが5年前と何も変わっていない視界になる

進歩の無さにぞっとする日もあれば、その心地よさに微笑む日もある


1年間が1枚の紙に刷られたカレンダー 100枚を並べてみる

いまの居場所がどこか 双六のよう眺める
1日1コマだけ進む双六ってのも 悪くない

30年前の御即位祝賀も社会人として迎えた
そこからの10年、20年は一日の仕事に追われていたのだろう
五輪や大きなスポーツイベントの記憶 が日々に忙殺されて流されたようだ

5年前と変わらない日常が混じることも前向きに受け容れる


それなのに風呂上がり 脱衣所での体感温度の差は凄まじい

自分は季節を自分自身のものさしで決めている
ふろあがり 寒さにふるえたら 冬のはじまり

上がったばかりなのに 寒くてまた湯船にもどりたくなったら冬がはじまる


8ヵ月後、風呂あがり 汗が止まらない不快感が勝ったら夏だ

もう一度シャワーで噴き出した汗 を流し落としたくなったら夏なのだ


この2大不快感を感じないのが春と秋である

甥っ子2人はあっという間に見上げる背丈になり、3番目にあたる姪っ子とも同じ高さで視線が合う
このシチュエーションはいつでも新鮮なのだ

こういうことを繰り返して 1日1コマの双六を自らの足で進める

住まいの理想は風呂上がりの寒さ暑さを感じることなく、脱衣所での心地よさの持続だろう。

季節は街や風、視界、薫り、音や味覚、肌ざわりで決めたいものである。

宇都宮市に展示場を構え、天然無垢材で構成する贅沢な居住空間づくりで定評なのが君島建築

画像1


最高品質無垢材をふんだんに使用しながらも、自社直営施工による中間マージンのカットでコストパフォーマンスの高い適正価格の家づくりを実践。

画像2

100枚の暦を 10×10 に並べ、自分の今の居場所を確認してみる。

親や祖父祖母から続く家物語

子や孫 へと受け継がれる家物語


身内や仲間、会ったことなく、本名すら知らないが通づるものを感じる人たち

1日1コマ 歩を進める双六は みな同じものだと妄想すると なにか微笑ましい

ふろあがり 寒さに震えても 必ず脱衣所が心地よいマス目へと歩は進む

地球ってスゴイな と改めて歓心してしまう




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?