大きな緑の木の下で
陽射し強し
風はまだ流れているのが救いだ
日陰もとめる
信号待ち数十秒の涼もとめる
コンクリの影でなく大きな緑の木陰もとめる
揺れる葉見上げる
少し先 大きな緑の木の下に仲間みつける
目が合い ほど遠い距離の会釈交わす
暑いですね 暑くなってきましたね
言葉は要らないのだろう
緑の木の下の心地好さに青信号一つやり過ごす
それぐらいの時間軸がちょうど良いのだと この数ヶ月で合点した
大きな緑の木の下は 風を流し 陽をさえぎる
意図はない ただ存在しているだけで涼をもたらす
大きな緑の木は 陽を遮り 雨を凌ぐ
自らの得はなかろうに
植物の生長みとめない砂漠と異なり 人の行き来を知っているかのよう陽射し遮ってくれている
遠慮なく そういうものに甘えてよい
ヒトってのは こういうところが弱点なのだな と大きな緑の木を見上げる
持てるものが他者の役に立つこと もっと歓ぶべきなのだ
見返りなんてものは時間軸が後ろであるほど大きいもので、もちろんなくて構わない
脇にはコンクリ割って顔だす黄色の小さな花咲く
大きな緑の木の葉は そこにも陽を遮ったり 遮らなかったり絶妙に風に揺るる
その小さな黄色い花に人は顔ほころぶ
そうして陽が暮れてゆく
ときには大きな緑の木ごっこを演じ、ときには さに甘え
木々草花は そういうことを脳みそに気付かせてくれる
カカラガーデンデザイン
神奈川県横須賀市のガーデナー集団
緑、草花が毎日の生活に溶け込むお庭造りに定評
横須賀近郊に潤いある暮らしを届ける
陽を遮り 雨粒を断つ 大きな緑の木のような存在に助けられ時間は流るる
緑の木の役割 たまには果たせているのだろうか
そういう志から政へと転じた9割は保身だけが生業となる
ごくごく身近なところだけでよい
陽射しをさえぎり 雨を凌ぐ
大きくなくたってよい
緑色の木の役割 演じていたいものである
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