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絶望した時に、アクション映画を見ることのススメ(あくまで個人的な意見)

 僕は色々あって、人生に絶望して、自ら死にかけて、奇跡的に生還した。ただし、メンタルは終わっていて、僕は廃人のようになっていた。
 そこから少しずつ生気を取り戻していったのだけれど、そこでお世話になったのがアクション映画だ。僕は一時期、一日一本アクション映画を見てから眠りについていた。はたから見たら危ないやつだったと思う。

 特にトム・クルーズやジェイソンステイサム、キアヌリーブスの出演する映画はすべて見た。彼らが出る映画は、ほぼすべて逆境からの大逆転からのハッピーエンドだった。
 というかアクション映画のほとんどが、そのパターンで、僕はそこから生きる活力みたいなのを少しずつもらっていったと思う。もちろんすべてフィクションであり、実話ではない。それでも良い映画っていうのはその映画を見ている間は、目の前のことは本当に起きているかのように脳が処理しているのだと思う。
 
 僕は少年漫画が大好きで、ワンピースとか鬼滅の刃ももちろん好きだけれど、そういった漫画の主人公たちは、血のにじむような修行をして、明るく前向きに努力を重ね、そして素晴らしい仲間たちとともに力を合わせて敵を倒していく。
 でも僕はアクション映画のような男くさくて、アメリカっぽくて、短絡的で、個人主義で、マッチョな逆転劇も大好きだ。
 だって絶望した僕には、努力をする気力なんてないし、誰もが敵に見えてしまう。でもなんだかアクション映画のようなハチャメチャな逆転劇とドンパチとした映像には元気づけられてしまう。「僕一人でも、どんな逆境でも、這いつくばって生きていくんじゃい!」そんな気持ちに一瞬でもなれる。

 僕の大好きなミッションインポッシブルでは、トム・クルーズ扮する凄腕スパイであるイーサンハントが、そりゃあ無理だろうというミッションを与えられて、なんだかカッコイイガジェットを用意して、任務をなんなくこなす、と思いきや、大体そのガジェットが故障して、大ピンチに陥る。それでも持ち前の筋力や知力、凄腕の仲間の力を得て(大体筋力)、ミッションをなんとかクリアする、んで凄くモテる。
 ジョンウィックという映画では、キアヌリーブス扮する、ジョンウィックが、妻を病で失い絶望するシーンからスタートする。しかし、妻から死に間際に授かった子犬と一緒に、愛車に乗ってドライブをして、安らかな日常を取り戻していくが、ある日マフィアのボスの息子に、子犬を殺され、愛車を盗まれてしまう。すべてを失ったジョンウィックだが、実は元凄腕の殺し屋で、ぶち切れて、マフィアごと壊滅し、車を取り戻し、新たな子犬を迎えてどこかに立ち去っていく。
 ジェイソンステイサムの映画は、なんかマフィアとか犯罪組織に目をつけられてピンチになるけど、筋力とか銃とかドライビングテクニックですべて解決する。ほんと大体そう。髪が薄くなったら、ステイサムのようなゴリゴリマッチョになってやろうと思う。

 バイオレンスなのが苦手な人や、感化されて暴れてしまう人、自傷してしまう人には全くおすすめできないのだけれど、何の気力もわかないときは、アクション映画を見てみてはいかがでしょうか。

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