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書店パトロール18ー番外ーお家でつんどく

積読、という言葉はよく聞く。本も、映画も、漫画も、なんでも、するまでが楽しい。
旅行、というもの、祭り、というものは準備が楽しいのである。
『祭りの準備』、という黒木和雄監督作、原田芳雄出演の名作があるが、まぁ、この二人はコンビ的には日本のスコセッシ&デ・ニーロである(全然違う)。よしーおアプローチなる、体中を濡らしまくるあの質感、あれはデ・ニーロだって嫉妬するに違いないだろう。

で、積読であるが、私は以前、永井荷風の『ふらんす物語』の新潮文庫版を新刊書店で発見して、購入、読んでいない、というものがある。
なんで買うたんや、と聞かれたら、まぁ、なんかパラパラ見た感じのフィット感、としか言いようがなく、なんか流麗だしぃ、というフィーリングだったのである。

そう、私は馬鹿なので、小説を通しで読むのが苦痛のため、好きな部分だけ読む派だが、今作はもう、あの古い言葉でもうだめ。いや、時間があれば読みたいのだけれども、然し、なんというか、時間がない。だってなんだかんだで週に50時間は働いているのだ。それから睡眠時間、これも45時間くらいは取っている。なので、1週間は168時間しかないのだから、あと73時間、そんな貴重な時間を費やすのには、なかなか難しいものがあるのだ。

で、そんな積読野郎の性懲りもなく、以前ネトフリで観た『バビロン』の影響(散々ディスっておきながら)、原作書とも言える『ハリウッド・バビロン』を購入したわけよ。まぁ、スチールが綺麗でね。たまらないよ。こんなに異常な世界だったわけだなー、と読みながら、はいこれもここに積読ね。
いや、読みたいのは山々だが、昔よりも情報が入ってこない。本当に好きな本(いや、これだって好きな話題の本だから購入したのだ。3,000円くらいしたからね、読まなきゃ損損だよ)じゃないと目が滑るのだ。

これは2もあるのだが、そこまではまぁ手が回らない。チクチク読み進めるとしようじゃないか。


見ざる言わざる、聞かざる。かわいいねー。
なろうの系の主人公だね。
なんだろ、モノクロの写真ってエロいよね。

それから、読もう読もう、と思いながら未だ読めていない、『君たちはどう生きるのか』の特集のSWITCH。

豊富なインタビューもあり、これは読まないといけない雑誌だが、作監のインタビューとか残したまま。最近はインタビューもつらい。興味があるのに、文字を追うのがつらいのだ。

然し、そんなことを言いながらも、私はまだまだ新しい本を探しに書店に赴き続けていた。ここに挙げたのはごく一部であり、実際はもっとたくさん、読んでいない、そしてそのまま死んでいくであろう本が家に並んでいる。

ああ、それなのに、私は映画本コーナーに向かう。
そこで、春日太一の新刊本を発見する。ああ、新刊。ええなぁ。新刊本は高いよ。これも3,000円近くするからな。でも、欲しくなる。最後まで読まないかもしれないのに。
私は知識欲よりも物欲に負けている。これは本当に恥ずかしいことだ。然し、人間は全員、全て物欲に支配されているわけでー。

そして、さらには小谷野敦の意味不明な新刊も。これはシュリンクが掛けられていたため、内容は一切不明ではあるが、気になる!

まぁ、読みたい本はたくさんある。アウトサイドにも、インサイドにも。だが、私は時々、本が読みたいのか、それとも、本が欲しいのか、わからなくなる。




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