ぶっきー@第3の学校の選択肢

不登校の経験から、小学校の教員を目指していたが、現在の管理的な学校教育に疑問を感じ、別…

ぶっきー@第3の学校の選択肢

不登校の経験から、小学校の教員を目指していたが、現在の管理的な学校教育に疑問を感じ、別の道へ。一人一人が尊重され、対話から生まれる何かを大事にしたいと思い、公立でも私立でもない第三の選択肢「オルタナティブスクール」で働いています。箕面こどもの森学園低学年担当スタッフ。

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【TV出演】子どもの主体性を育むオルタナティブスクール

ABCテレビの「NEWSおかえり」で、「いま注目の学校!!主体性を育むオルタナティブスクール」として、働いている箕面こどもの森学園の低学年クラスの様子が紹介されました。 この映像がとても良かったのです〜 たくさんの子どもやスタッフの声だけでなく、保護者や卒業生などあらゆる声を拾っていただき、オルタナティブスクール箕面こどもの森学園の質感がよくわかるものになっています。 家に帰ってから録画を見た時、感動してしまって、しばらく涙が止まりませんでした〜 印象に残った場面①〜卒

    • ヒロック世田谷校に見学に行きました〜

      念願のヒロック! 行く行く詐欺をしていて、いつ行こうかなぁと思っていたのですが、 僕が特に妻に学校見学行きたいと強く言ったわけでもないけど「学校見学行ってきたら?今なら実家のサポートも得やすいし行って来なよ。」とありがたいお言葉をくださり、甘えさせていただきました〜 ただ、子どもはギャン泣きなことも多かったみたいで大変なタイミングだったみたいなので、妻とサポートに来てくれた妻の母には頭が上がりません。 ヒロック見学してみた感想メモをA4用紙7枚分くらいとったので、感想は山

      • 自己調整学習を前提とした「自由進度学習」

        最近、自由進度学習が流行り始めているけど、その前提部分として「自己調整学習」を押さえておく必要があるなぁと感じています。 というのも、自由進度という名のほったらかしになっていて、ある意味タブレットandドリルにお任せしている状態になってしまったり、用意した教材群をただ進めるだけの学習になっている場合があるんじゃないかと思っています。 自己調整が前提にない自由進度学習は「用意した階段を自由に登ってね」と言われているような感覚で、ただひたすらにドリルという名の階段を登り続ける

        • 育休中に考えたこと〜男性には特権がある〜

          育休期間には、男性と女性の育児の意識の差や男性の特権みたいなこともすごく考えさせられました。 自分も無自覚に女性の方が育児の中心だと思ってしまっているなぁと反省することがありました。 例えば、「1人目のときは、夜間授乳のサポートあんまりできなかったから、2人目は夜勤がんばろう」とかって思ったりしたんですが、そもそも女性はやるしかないわけで、夜勤頑張るか頑張らないか選ぼうとしている時点で意識の差があるなぁと反省。 サポートって言葉がそもそも主従関係になってしまっていて、共

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        • 小1-3年オンライン学習での気づき
          4本
        • ぶっきーの日常
          20本
        • 教育のこと
          24本

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          基礎学習(ことば・かず)のいろんな学びのカタチ。どれが良いと言えるんだろう?

          最近、興味があるのはいろんな基礎学習(ことば・かず)の学習形態。 いろんな学習形態があって良いと思うんだけど、どんな学習がより良いと言えるのか?どうやって選べば良いのか?ということについて気になっていた。 その中で、デューイについての学びを深めていくうちに少しずつ言葉になってきたのでこの辺で一旦整理を。 基礎学習の学習形態 ①一斉授業 同じ内容のことを、同じやり方で同じペースで学ぶ。 系統だった教科書などの流れの通りに進めていく。 ②自己調整学習(自由進度学習・けテぶ

          基礎学習(ことば・かず)のいろんな学びのカタチ。どれが良いと言えるんだろう?

          【主催者レポート】教育の未来を語り明かす会vol.7

          1月20日〜21日に第7回目となる「教育の未来を語り明かす会」(開催してきました! 教育の未来を語り明かす会(略してミラカタ)は、変わらない教育の本質とこれからの教育の方向性について語り明かすイベントです。 今回も多様な人が参加してくれて、大学生、オルタナティブスクールスタッフ、クリエイター、保育士、ゲストハウス運営者、公立の小学校の先生、学童、ユースワーカーなどなど、いろんな立場の人と語り明かすことができました。 そんなミラカタの内容をご紹介します! 感じることから

          【主催者レポート】教育の未来を語り明かす会vol.7

          【子どもまちづくり型録】子どもを大切にしたまちは、大人も楽しいはず。

          この本は、型録という名前の通り、108の「人の網の目の中で子どもが育つ」パタン・ランゲージが載っている。 その108のパタン・ランゲージの選び方が面白い。 ①かんがえ ②うち ③みち ④まち という4種類に分けてあって、土台となる考え方(子どもの参画や発達と住まいのこと、遊びがどう広がっていくかということ)についての解説があった後、家→道→まちと出ていくようにそれぞれの事例が載っている。 「31-子どもを預け合える近隣」とか「22-菜園のある住宅」とか、本当必要だよね

          【子どもまちづくり型録】子どもを大切にしたまちは、大人も楽しいはず。

          2023→2024 活動から生活へ。よりインクルーシブな方へ。

          明けましておめでとうございます! 長文ですが、2023年のこととこれからのことを。 2023年は、仕事以外の個人の活動やいろんなイベントに参加することを辞めて、家庭を大切にする時間を増やしました。 2023年の前半は週2回は夜にオンラインミーティングやっている状態で、朝も4時5時とかに起きて活動していました。 それはそれで、自分のやりたいことができて、自己実現には向かっている感覚はあったのですが、活動はしているけど、生活はしていないような違和感というか、自分は大切にしてい

          2023→2024 活動から生活へ。よりインクルーシブな方へ。

          オルタナティブは単なる代替案ではない。

          【オルタナティブスクールってやっぱり良いよなぁ】 コクレオの森では「サステナブルな学びプラットフォーム」(サスまな)という名前で、持続可能で民主的な学びを実践したい人や学校づくりをしたい人のためのコミュニティをつくっています。 僕はそのサスまなにも、スタッフとして入っていて、メンター相談をしたり、オンライン交流会を開いたりしています。 今日はサスまなメンバーで、静岡に今年度新しく開校した「藤枝みんなのミライ楽校」のよこみーが交流会で報告されたのですが、楽しい学校をつくろ

          オルタナティブは単なる代替案ではない。

          その子は、どんな場所で、どんな人と、どんな風に育っているんだろう?〜家庭教育の影響〜

          久しぶりの日記。普段、書きたいこといっぱいあるなぁと思うものに、全く書けていない。 なので、こどもがゆっくり寝ている土日の朝だけ振り返るということにしても良いかなと思い、日記に書いたことをここにも転載。 最近頭の中にあったのは、家庭教育のこと。やっぱり家庭教育がベースだと思う。親・家庭は原因ではないにしろ、大きく影響している。 今は年長さんの面接や保護者の方との懇談シーズン。それらをしながら感じていることは、夫婦の関係、こどものことを夫婦で話し合っているかどうかが大きく育

          その子は、どんな場所で、どんな人と、どんな風に育っているんだろう?〜家庭教育の影響〜

          教育の未来を語り明かす会 vol.7

          こんにちは。矢吹卓也(ぶっきー)です。普段は民主的な市民を育むオルタナティブスクールで低学年クラスの担当スタッフをしています。 教育の未来を語り明かす会(通称ミラカタ)をやり始めて、今回で7回目になります。 教育の未来を語り明かす会とは、その名前の通り、教育の未来について多様な人と語るイベントです。 この教育の未来を語り明かす会では特に「変わらない教育の本質」と「これからの教育の方向性」についてじっくり語り明かしたいと思っています。 いろんな○○教育という言葉や、いろん

          教育の未来を語り明かす会 vol.7

          「プロジェクトの学びでわたしをつくる」を読んで

          風越学園が出した「プロジェクトの学びでわたしをつくる」という本。 タイトルからして素敵。少し前だが夏休みに淡路島にてこの本の読書会に参加した。 そのときの感じたことが下書きに残っていたので、以下そのまま載せておこうと思う。 ○新たに得た学び / 意識の変化について ・テーマプロジェクトの学びを①設計②チューニング③ドキュメンテーションと分けて理解しようとすること。プログラムのように決まったことをやっていくわけではなく、常に子どもの様子を見ながら変えていくという意味+教師の

          「プロジェクトの学びでわたしをつくる」を読んで

          「市民性」と「オルタナティブ」のつながり〜オルタナティブ(代替案)という名詞を超えて〜

          「こたえのないがっこう」がやっている「哲学登山vol8〜オルタナティブ〜」というプログラムに参加しています。 最近自分の中で、こどもの森の本質的な部分って、市民性教育とか、当事者主権の教育、子どもを中心とした教育、人間本来の自然な成長を大事にする教育といった言葉が近いという気づきを得ました。 そして「オルタナティブ教育」が流れに乗ってきた今、いろんな人がオルタナティブ教育を名乗って、いろんなオルタナティブを展開していくことになると思うのですが「そもそもオルタナティブ教育の

          「市民性」と「オルタナティブ」のつながり〜オルタナティブ(代替案)という名詞を超えて〜

          「一人の人として関わる」のか、役目のある「肩書き」「立場」として関わるのか。

          卒業式よかったな。一人一人のスピーチが素敵だった。自分の言葉で話す姿。自己開示する姿。自分が不登校だったとき、あの後、あんな言葉を話せただろうか。 あるスタッフがすごく素敵だった。本当「愛」の人だ。 「一人の人として関わる」を体現している人だと思う。ある卒業生のスピーチで「友達みたいな信頼できるスタッフができて良かった」って言われてたけど、まさにそんな関係性を築いていた。 そして、自分はこれに対して、憧れの気持ちや少し嫉妬してしまう気持ち、「自分なんか」と塞ぎ込んでしま

          「一人の人として関わる」のか、役目のある「肩書き」「立場」として関わるのか。

          こどもの権利を大事にすること。そこから始まる教育を育んでいきたい。

          最近、イベントなどの登壇の機会があり、改めてこどもの森の本を読み返したりして、こどもの森の教育について自分なりの考えをまとめていた。 その中で、改めてこどもの森の教育の肝みたいな部分に「こどもの権利」があるということがじわじわ染みてきた。 そして、オルタナティブ教育というものの源流には、「市民性」とか「権利」というものがあるということもわかってきた。 そして、その「こどもの権利」は現代においてもいまだに侵害され続けているのだと思い始めている。 その子が学びたいことや、や

          こどもの権利を大事にすること。そこから始まる教育を育んでいきたい。

          自分の「こうしたい」を叶えてあげる暮らし

          2023年からは早起き&生活全体のタスク管理をスタート。 なぜ始めたかというと、こどもを寝かしつけた流れで自分も寝てしまい、自分のやりたいことができないまま次の日になるということがあり、悶々としていたから。寝かしつけた後、また起きてやるってそのときの睡魔との戦いになっちゃって、なかなか安定して時間をとれないんですよね。 仕事では、to do listをつくり、締め切りまでに終わらせるようにタスク管理をしていたけど、自分自身のイベントのためのタスク管理や、自分がやりたいこと

          自分の「こうしたい」を叶えてあげる暮らし