ぶっきー@第3の学校の選択肢

不登校の経験から、小学校の教員を目指していたが、現在の管理的な学校教育に疑問を感じ、別…

ぶっきー@第3の学校の選択肢

不登校の経験から、小学校の教員を目指していたが、現在の管理的な学校教育に疑問を感じ、別の道へ。一人一人が尊重され、対話から生まれる何かを大事にしたいと思い、公立でも私立でもない第三の選択肢「オルタナティブスクール」で働いています。箕面こどもの森学園低学年担当スタッフ。

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

【TV出演】子どもの主体性を育むオルタナティブスクール

ABCテレビの「NEWSおかえり」で、「いま注目の学校!!主体性を育むオルタナティブスクール」として、働いている箕面こどもの森学園の低学年クラスの様子が紹介されました。 この映像がとても良かったのです〜 たくさんの子どもやスタッフの声だけでなく、保護者や卒業生などあらゆる声を拾っていただき、オルタナティブスクール箕面こどもの森学園の質感がよくわかるものになっています。 家に帰ってから録画を見た時、感動してしまって、しばらく涙が止まりませんでした〜 印象に残った場面①〜卒

    • ヒミツキチ森学園に見学に行きました!

      先月の東京のヒロック見学に引き続き、逗子のヒミツキチ森学園の見学に行ってきました! この2つのオルタナティブスクールはどうしても行きたいなぁと思っていたので、どちらも行けて良かったです。 ただ、ヒロックのときも今回のヒミツキチ森学園のときも天気は雨。僕は雨男なのかもしれません☂️ ヒミツキチ森学園予想通りとても素敵なところだったので、記憶が新しいうちに感じたことを書いておこうと思います。 【見学日6/21金の概要スケジュール】 9:00-朝の掃除 9:10-振り返りサ

      • 2割の人は救えないー自分も人も大切にするために心に留めていることー

        先日こんな記事を書いた。 改めてこの記事を書いたのは 自分自身が、現状に葛藤しつつも、民主的でインクルーシブな場にチャレンジする意義を感じ取りたくて書いたんだなぁと思った。 ただ、これを書きながらこれには書かなかったけど、もう一つめちゃくちゃ重要なことがあると思って追記したいなぁと思い、続けて書くことにしました。 2割の人は救えない 子どもたちに関わりながら肝に銘じてること。 この言葉は精神科医で、子育てハッピーアドバイスを広められた明橋大ニさんが言われていた言葉。

        • 「自分も人も大切にする」が一部の人たちだけのものにならないために。

          今週はわりと負荷がかかる1週間だった。 何回話し合いをしただろう。何回人の気持ちやニーズに目を向けただろう。事実と感情を切り分けるために記録もたくさんとった1週間だった。 続くとさすがに疲れるので、今週は温泉やアイス、ポテチ、漫画、アニメ、カフェ、ラーメンとたくさん自分を甘やかした1週間でもあった。 (こうやって挙げてみるとびっくりするくらい甘やかしてる。笑) でも、このような葛藤がたくさんあるときにこそ、気づきや自分の器を大きくしてくれる何かがあるはず。 最近考えてい

        • 固定された記事

        【TV出演】子どもの主体性を育むオルタナティブスクール

        マガジン

        • 小1-3年オンライン学習での気づき
          4本
        • ぶっきーの日常
          20本
        • 教育のこと
          24本

        記事

          ヒロック世田谷校に見学に行きました〜

          念願のヒロック! 行く行く詐欺をしていて、いつ行こうかなぁと思っていたのですが、 僕が特に妻に学校見学行きたいと強く言ったわけでもないけど「学校見学行ってきたら?今なら実家のサポートも得やすいし行って来なよ。」とありがたいお言葉をくださり、甘えさせていただきました〜 ただ、子どもはギャン泣きなことも多かったみたいで大変なタイミングだったみたいなので、妻とサポートに来てくれた妻の母には頭が上がりません。 ヒロック見学してみた感想メモをA4用紙7枚分くらいとったので、感想は山

          ヒロック世田谷校に見学に行きました〜

          自己調整学習を前提とした「自由進度学習」

          最近、自由進度学習が流行り始めているけど、その前提部分として「自己調整学習」を押さえておく必要があるなぁと感じています。 というのも、自由進度という名のほったらかしになっていて、ある意味タブレットandドリルにお任せしている状態になってしまったり、用意した教材群をただ進めるだけの学習になっている場合があるんじゃないかと思っています。 自己調整が前提にない自由進度学習は「用意した階段を自由に登ってね」と言われているような感覚で、ただひたすらにドリルという名の階段を登り続ける

          自己調整学習を前提とした「自由進度学習」

          育休中に考えたこと〜男性には特権がある〜

          育休期間には、男性と女性の育児の意識の差や男性の特権みたいなこともすごく考えさせられました。 自分も無自覚に女性の方が育児の中心だと思ってしまっているなぁと反省することがありました。 例えば、「1人目のときは、夜間授乳のサポートあんまりできなかったから、2人目は夜勤がんばろう」とかって思ったりしたんですが、そもそも女性はやるしかないわけで、夜勤頑張るか頑張らないか選ぼうとしている時点で意識の差があるなぁと反省。 サポートって言葉がそもそも主従関係になってしまっていて、共

          育休中に考えたこと〜男性には特権がある〜

          基礎学習(ことば・かず)のいろんな学びのカタチ。どれが良いと言えるんだろう?

          最近、興味があるのはいろんな基礎学習(ことば・かず)の学習形態。 いろんな学習形態があって良いと思うんだけど、どんな学習がより良いと言えるのか?どうやって選べば良いのか?ということについて気になっていた。 その中で、デューイについての学びを深めていくうちに少しずつ言葉になってきたのでこの辺で一旦整理を。 基礎学習の学習形態 ①一斉授業 同じ内容のことを、同じやり方で同じペースで学ぶ。 系統だった教科書などの流れの通りに進めていく。 ②自己調整学習(自由進度学習・けテぶ

          基礎学習(ことば・かず)のいろんな学びのカタチ。どれが良いと言えるんだろう?

          【主催者レポート】教育の未来を語り明かす会vol.7

          1月20日〜21日に第7回目となる「教育の未来を語り明かす会」(開催してきました! 教育の未来を語り明かす会(略してミラカタ)は、変わらない教育の本質とこれからの教育の方向性について語り明かすイベントです。 今回も多様な人が参加してくれて、大学生、オルタナティブスクールスタッフ、クリエイター、保育士、ゲストハウス運営者、公立の小学校の先生、学童、ユースワーカーなどなど、いろんな立場の人と語り明かすことができました。 そんなミラカタの内容をご紹介します! 感じることから

          【主催者レポート】教育の未来を語り明かす会vol.7

          【子どもまちづくり型録】子どもを大切にしたまちは、大人も楽しいはず。

          この本は、型録という名前の通り、108の「人の網の目の中で子どもが育つ」パタン・ランゲージが載っている。 その108のパタン・ランゲージの選び方が面白い。 ①かんがえ ②うち ③みち ④まち という4種類に分けてあって、土台となる考え方(子どもの参画や発達と住まいのこと、遊びがどう広がっていくかということ)についての解説があった後、家→道→まちと出ていくようにそれぞれの事例が載っている。 「31-子どもを預け合える近隣」とか「22-菜園のある住宅」とか、本当必要だよね

          【子どもまちづくり型録】子どもを大切にしたまちは、大人も楽しいはず。

          2023→2024 活動から生活へ。よりインクルーシブな方へ。

          明けましておめでとうございます! 長文ですが、2023年のこととこれからのことを。 2023年は、仕事以外の個人の活動やいろんなイベントに参加することを辞めて、家庭を大切にする時間を増やしました。 2023年の前半は週2回は夜にオンラインミーティングやっている状態で、朝も4時5時とかに起きて活動していました。 それはそれで、自分のやりたいことができて、自己実現には向かっている感覚はあったのですが、活動はしているけど、生活はしていないような違和感というか、自分は大切にしてい

          2023→2024 活動から生活へ。よりインクルーシブな方へ。

          オルタナティブは単なる代替案ではない。

          【オルタナティブスクールってやっぱり良いよなぁ】 コクレオの森では「サステナブルな学びプラットフォーム」(サスまな)という名前で、持続可能で民主的な学びを実践したい人や学校づくりをしたい人のためのコミュニティをつくっています。 僕はそのサスまなにも、スタッフとして入っていて、メンター相談をしたり、オンライン交流会を開いたりしています。 今日はサスまなメンバーで、静岡に今年度新しく開校した「藤枝みんなのミライ楽校」のよこみーが交流会で報告されたのですが、楽しい学校をつくろ

          オルタナティブは単なる代替案ではない。

          その子は、どんな場所で、どんな人と、どんな風に育っているんだろう?〜家庭教育の影響〜

          久しぶりの日記。普段、書きたいこといっぱいあるなぁと思うものに、全く書けていない。 なので、こどもがゆっくり寝ている土日の朝だけ振り返るということにしても良いかなと思い、日記に書いたことをここにも転載。 最近頭の中にあったのは、家庭教育のこと。やっぱり家庭教育がベースだと思う。親・家庭は原因ではないにしろ、大きく影響している。 今は年長さんの面接や保護者の方との懇談シーズン。それらをしながら感じていることは、夫婦の関係、こどものことを夫婦で話し合っているかどうかが大きく育

          その子は、どんな場所で、どんな人と、どんな風に育っているんだろう?〜家庭教育の影響〜

          教育の未来を語り明かす会 vol.7

          こんにちは。矢吹卓也(ぶっきー)です。普段は民主的な市民を育むオルタナティブスクールで低学年クラスの担当スタッフをしています。 教育の未来を語り明かす会(通称ミラカタ)をやり始めて、今回で7回目になります。 教育の未来を語り明かす会とは、その名前の通り、教育の未来について多様な人と語るイベントです。 この教育の未来を語り明かす会では特に「変わらない教育の本質」と「これからの教育の方向性」についてじっくり語り明かしたいと思っています。 いろんな○○教育という言葉や、いろん

          教育の未来を語り明かす会 vol.7

          「プロジェクトの学びでわたしをつくる」を読んで

          風越学園が出した「プロジェクトの学びでわたしをつくる」という本。 タイトルからして素敵。少し前だが夏休みに淡路島にてこの本の読書会に参加した。 そのときの感じたことが下書きに残っていたので、以下そのまま載せておこうと思う。 ○新たに得た学び / 意識の変化について ・テーマプロジェクトの学びを①設計②チューニング③ドキュメンテーションと分けて理解しようとすること。プログラムのように決まったことをやっていくわけではなく、常に子どもの様子を見ながら変えていくという意味+教師の

          「プロジェクトの学びでわたしをつくる」を読んで

          「市民性」と「オルタナティブ」のつながり〜オルタナティブ(代替案)という名詞を超えて〜

          「こたえのないがっこう」がやっている「哲学登山vol8〜オルタナティブ〜」というプログラムに参加しています。 最近自分の中で、こどもの森の本質的な部分って、市民性教育とか、当事者主権の教育、子どもを中心とした教育、人間本来の自然な成長を大事にする教育といった言葉が近いという気づきを得ました。 そして「オルタナティブ教育」が流れに乗ってきた今、いろんな人がオルタナティブ教育を名乗って、いろんなオルタナティブを展開していくことになると思うのですが「そもそもオルタナティブ教育の

          「市民性」と「オルタナティブ」のつながり〜オルタナティブ(代替案)という名詞を超えて〜