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やりすぎて損はない!?身体のつながりを感じる背中のケア

武術ケア#2 背中

少しずつ慣れてきました。

こんにちは、武術トレーナーのヨウです。
先日初めてYoutubeの動画撮影をしましたが、不思議な感覚でした。
なぜって、インストラクターですから「人前で話すのが当たり前」だったので、変な緊張感がありました。実際最初の動画は緊張してるわ 話が進まないわで大変でした(笑)

さて、今回は「背中のケア」についてお話ししたいと思います。前回胸のケアをご覧くださった皆様ありがとうございます。今回の背中ですが、胸のケアよりも耳寄りな情報になる事間違いなしです。
背中の筋肉、特に一番広い「広背筋」は上半身の筋肉の中でも特に大きく、そして筋膜のつながりをいくつも担っています。

皆さんは普段、上半身のストレッチは上半身、下半身は下半身と、分けてストレッチしていませんか?今まで拝見してきた多くの方が骨盤からきれいにストレッチを分けてしまっていました。
今回は皆さんにとっておきの繋がりをお教えします。
最後までお付き合い頂ければ幸いです。

まずは確認から


背中のケアの確認ポイントは「胸のケア」の時と同じですが、肩甲骨との繋がりを感じる為に首を回しておきます。そして、今回知って頂きたい身体の繋がりの確認をします。

<確認ポイント>

1.首・肩を回す

 → 回しやすさ・引っかかる場所がないか確認しましょう

2.長座(両足を伸ばした状態で座る)で手を伸ばし前屈する
 → 手がどこまで届くのか覚えておいてください
★立ったまま、膝を伸ばして前屈し、手を地面に着けに行く動作でも構いません。

意外と盲点で、意外とケアが行き届いていかないのが背中だと思います。
実際、僕もこのつながりの多さを感じるまでにかなりの時間を要しました。
では、さっそくケアしていきましょう!

まずは肩甲骨に近いところから


今回の背中のケア自体は至ってかんたん、すぐできるので覚えてください!
片方の手を軽く上げて、①脇に反対側の親指を入れます。残りの4本を親指と挟むようにして背中の筋肉をつまみます。ちなみに、脇は前側が胸の筋肉、後ろ側が背中の筋肉でできたくぼみです。

広背筋

今回は「広背筋」という筋肉がメインですが、肩甲骨の周りには細かい筋肉も多いので、痛すぎるところは避けてください。摘まんでいる場所を少し変えてみると、厚みのあるところとないところがあります。まずは掴みやすいところからスタートしてみましょう。

②背中の筋肉を摘まんだまま肩甲骨を動かします。
この時のポイントは、やはり「腕の力を使わない」で肩甲骨を動かす事。腕で動かすと、無駄に痛いので気を付けてください(笑)。
いける方は回してください。少しきつい方は、肩の位置を上と前に動かして戻す、くらいで十分です。少しでも動けばOKです。
これでもきつい場合、摘まんだまま深呼吸でも構いません。呼吸だけの場合はしっかりと筋肉を押さえた状態で、ゆっくり大きく呼吸をすることを意識してください。

はい。今回はこれだけです。かんたんですね(笑)。
では反対側をやってみましょう。
そして、両側のケアが終わったら、確認をしていきます。

1、首・肩回し
 肩甲骨の動きはどうでしょうか?背中の筋肉は画像の通り、腕から背骨、さらには骨盤までをつなぐ広くて大きい筋肉です。その為、一度固くなると下と背骨方向に引っ張られることになり、肩甲骨はその自由度をかなり失うことになります。
体感としては、肩が上に持ち上げやすくなったり、手を前に出す動作も肩甲骨の動きがスムーズに感じるのではないかと思います。

背中の筋肉に関してはストレッチのバリエーションも多岐に渡るので皆さんの感覚トレーニングの良いところで別途解説をしていきたいと思います。

その為、基本的には前回お話しした胸のケアとセットで行って、できるだけ早く、上半身の大きな筋肉を知っておいて欲しいところです。

そして、首も楽になっているところが感じられるといいですね。首の筋肉には触れていないので、少しずつ体感して頂きたいですが、背中の筋肉が肩甲骨を引っ張っていた分、首も楽になったということです。


⇩前回の胸のケア⇩


筋肉は全身で繋がっている!?


さて、それでは次の確認に参りましょう。
②長座・もしくは立位での前屈で手を伸ばしてみましょう!

伸びてましたか?伸びてるといいな~。
といつもお話しながらレッスンをするのですが(笑) 多少なりとも手の届く場所は変わっているのではないでしょうか。

「筋肉は繋がっている」
というお話しの際、皆さんはなんとなく同意をしてくださるのですが、上半身のケアの後にこういった前屈の確認を入れると驚かれる方が多いです。
もちろん、今回のケアでは広背筋がゆるんで、手が伸びやすくなっているのですが、手だけの感覚で楽になってるかどうか感じてみてください。
身体も倒しやすくなってませんか?

広背筋はその付着部位が腕の骨から背骨の他、腕から骨盤にかけてのラインもあります。身体が倒しやすくなったのはこのおかげです。

そう、筋肉は全身で繋がっているのですが、それはいくつかのまとまりで分類されています。それが「筋膜」という筋肉のつながりを作ってくれているものです。
例えば身体の全面、後面、側面、といったいくつかのラインに分かれているのですが、特に背中はその担当範囲が多いのです。

今回の場合、背中のケアの恩恵は広背筋の腕から骨盤ラインがゆるんだのと同時に、側面の筋膜のつながりであるお尻の筋肉や、前屈をするために背骨を丸める筋肉の負担を減らせているから、前屈で手が遠くに届くようになったということも大きな理由なんです。

そして、この筋膜のライン、

急遽、動画の解説で4つ目の確認とこの筋膜の繋がりをダイレクトに感じられるワークを載せているので、是非一度動画もご覧頂ければ嬉しいです。


動画を見て頂けた方は分かると思います。
背中の筋肉はケアしておいて損はないのです。
これをはじめに知っておくことで、ベーシックな広背筋のストレッチのバリエーション・筋膜のつながりを使った背中をケアすることで緩む筋肉など、
あとから一つずつ積み重ねていけるようになります。
可能な限りかんたんケアにしてお伝えしたいと思いますので、お時間のある時に少しずつ試してみてください。
最後までご覧くださりありがとうございました!
拳礼。( ^^)/@

⇩今回の動画⇩


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