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【FA-08】キーボーディストが書くFA-08の虎の巻[音源編]


このnote記事は、私が使っているRoland FA-08というキーボードについて綴っていくnoteである。

使い方がわからない箇所、困っていること、覚えたことを備忘録として残していくものである。

もし同じくFA-08ユーザーがいたら見ていただきたいし、これからキーボードシンセサイザーを買う上で迷っている方がいたら、この記事を参考にしてもらいたい、という気持ちを込めて書いていく。


■<FA-08とは>■


FA-08とはRolandという電子楽器メーカーが販売しているキーボード・シンセサイザーである。

*ミュージックワークステーションとは…

一般的なシンセサイザーは音色の合成や鍵盤演奏を目的とするが、
ミュージックワークステーションはそれだけにとどまらず、
楽曲データ (MIDI) の自動演奏や、その演奏データの作成も可能にしたシンセサイザーのことを指して用いられる。

 要するに、できることが増えたシンセサイザー。
 作曲などクリエイティブなアーティスト、ユーザー向けのシンセサイザーであると考える。


 ライブなどステージプレイに使っているユーザーもいる。

BanG Dream!(通称:バンドリ)のRAISE A SUILENというバンドのキーボード倉知玲鳳さんが利用しているキーボードがFAシリーズである。

参考映像がこちら。

 ライブにも使用できるが、実際本格的なピアノサウンドを取り入れたい場合以外は他のシンセサイザーをおすすめする。
 その理由を次の<基本情報>に掲載する。


■<基本情報>■


質量16.5 kg
幅 (W)1,415 mm 奥行き (D)340 mm 高さ (H)142 mm
鍵盤 88鍵

付属品を含めて、持ち運ぶには18kgほどに相当する。
日本人の平均体重で考えると、5歳の子供と大体同じである。とにかく重いので、ライブなどでよく持ち運ぶというプレイヤーは別の軽い製品を選んだ方がいい(経験談)。

キーボーディストはこれに加えてスタンドも持ち歩かなければいけないので、そのことも頭に入れておきたい。


■<音源について>■


キーボードにはそれぞれ内蔵音源と呼ばれるものが存在する。
これらはそれぞれ好みが分かれるので、自分で聞いてみて判断するのがいいだろう。
以下、サウンドモジュールという呼び方をする。
*シンセサイザーから鍵盤を取り払ったものを音源モジュールという。

FA-08に搭載されている音源について解説する。

フラッグ・シップ・モデルの音源を搭載

フラッグ・シップ・モデルとは、複数モデル製造される製品シリーズのうち最も上位に位置づけられる製品のモデルを指す言い方である。
(参照URL:weblio.jp/content/フラッグシップモデル)

参照元に書いてある通り、フラッグ・シップ・モデルは、一連の製品シリーズの中で最も高品位の機能、性能、品質を備えたモデルである。製造者側の技術が集結されて製造される、いわば最も妥協のない製品といえる。

Rolandのサウンドモジュールだけでもこれだけたくさんのものがある。


その中でもフラッグ・シップ・モデルと呼び声の高い音源モジュールINTEGRA-7から継承した膨大なサウンド・ライブラリを搭載。


・最新のSuperNATURAL Acoustic、SuperNATURAL SynthからPCM、Wave込みの拡張音色スロットまで対応。

●SuperNATURAL Acousticトーン(SN-A)
ピアノやオルガン、エレピなどバンドでよく使われる音色を中心にストリングスアンサンブルやベースなどが内蔵されている。
アコースティック楽器の音色を再現するだけでなく、プレーヤーの演奏フレーズ、和音とメロディー演奏の違いなど、アコースティック楽器特有の表現力を得ることができる。
●SuperNATURAL Synthトーン(SN-S)
シンセリード、ストリングス、ブラスや楽曲制作でよく使われるシンセベース、パッド、ヒットの音色などが内蔵されている。
1つのトーンに「OSC(オシレーター)」、「FILTER(フィルター)」、「AMP(アンプ)」を3系統搭載している。強力なシンセ・サウンドを1トーンで実現する
●SuperNATURAL Drum・キット(SN-D)
弱打から強打までの自然な音色変化、連打に対するナチュラルな反応などを追求したドラム音色。

(参照URL:https://info.shimamura.co.jp/digital/review/2014/02/19350)

PCMについてはこちら→https://e-earphone.blog/?p=1323553

●PCMシンセ・トーン(PCMS)
過去のローランド・シンセサイザーで「パッチ」と呼ばれていた音色を、本機用にチューニングしたもの。1つのPCMシンセ・トーンに、4つまでのパーシャル(ウェーブ)を組み合わせることができる。
●PCMドラム・キット(PCMD)
過去のローランド・シンセサイザーで「リズム・セット」と呼ばれていた音色を、本機用にチューニングしたもの。ドラム・キットは、抑える鍵盤(ノート・ナンバー)によって異なった打楽器音がなるように、複数の打楽器音を集めたグループ。


・SuperNATURALシンセ・トーンはINTEGRA-7と完全互換。トーンのインポートにも対応し、音色ライブラリー・サイトAxialから供給される音色など、クラスを超えた膨大なサウンドライブラリーを使用できる。


※Axial(アクシャル)とは

Axialはローランド・シンセサイザーの追加音色をダウンロード可能な音色ライブラリー・サイト。
Axialサイトを通じて供給される追加音色は、いずれもローランド・シンセサイザーのオーナーだけが手にすることの出来る特別な音色。
最先端の音楽シーンにマッチしたサウンド、ヴィンテージ・アナログ・シンセサイザーを彷彿とさせるサウンドなど、魅力的で個性的なサウンドを今後も随時アップされる。


INTEGRA-7のデモ動画がYouTubeに上がっていたので、掲載しておきます。

わかりやすくこのサウンドモジュールの凄さがまとめられています。


■<次回へ続く>■


 今回はFA-08の基本情報と搭載されている音源の話でした。

 次回はエフェクトシステムなどについて書きたいと思います。

BU(◎)DOH

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