あの世、イデア、霊界

プロティノスの『美について』。ゲーテが『格言と箴言』で引用しているので知ったが、面白い。新プラトン主義というらしいのだが、理想の美はあの世にある、この世の美は不完全なもの、という感じ。

この物質界に、正確な(=理想的な)正三角形は存在しえない。線には太さもあるし、点には大きさもある。球にしても、この道70年の職人が綿密に研磨しても、ぜったいに少しは歪んでいる。あの世(=イデア界?)には存在すると考えるのだろうか。

一方で、「理想」などは、あくまで人間が勝手に考えるもので、実在はしない、という立場もあって良いだろう。

臨死体験を読むと、あの世では、地球で見たこともない色、音楽が流れていた、などと書いてある。霊界ならば、物質界とちがって、理想的な(=正確な)正三角形も存在しそうな気がする、というか、物質がないのだから「存在」の様相は異なるだろう。全てが想念の世界、時空間がない、などと言われるのもそういうことだと思う。思えば、故人の霊はすぐここに来るらしい。

理想といえば、霊界の言語はテレパシーだという人が多い。たしかに、テレパシーなら、「思う」だけで伝わるから、単語や文法を覚える必要はなく、理想的だ。外国語の苦手な人も安心である。シルヴィア・ブラウンは、テレパシーに加え、アラム語が使われると書いているが、ちょっと疑わしい気がする。霊界の共通語が、イエズスが使っていたアラム語だというのは、すこし、バイアスが入った希望的意見だろう。

すると、やはり、外国語は「神からの罰」なのか?という気もしてくる。荒唐無稽だと思っていたバベルの塔だ。世界の言語は一つだったのに、天に届く塔を建てようとして、神に怒られ、外国語が生まれ、人間は意思疎通ができなくなったという「創世記」の逸話である。


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