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「あやうく一生懸命生きるところだった」を読んだら、予想以上に深い本だった話【書評】
こんにちは!
今日紹介する本は、
・毎日時間と仕事に追われている
・やりたいことが見つからない
・人間関係に疲れた
そんな方に、ぜひ読んでもらいたい本です!
【本の紹介】
*本の書評3冊目
『あやうく一生懸命生きるところだった』
著者:ハ・ワン
この本は、著者のハ・ワンさんが自分の人生を通して気づいた「自分らしく生きる考え方」をユーモア一杯に教えてくれる本です。
読み終わった後は、気持ちがグッと前向きになって、読む前よりもずっと生きやすくなっているはずです!
【この本を読んだ理由】
やりたいことがあるのに、毎日育児に翻弄されて、自分の時間が確保できない。はぁ…私は時間もうまく使えず、何も達成できない人間だなぁ…
と落ち込むことがよくあります(笑)
そんな時、この
「あやうく一生懸命生きるところだった」
というタイトルがすごく気になり、読んでみました。
【著者について】
著者のハ・ワンさんは、韓国の方。
身を粉にして一生懸命働いてきたけれど、40歳目前になっても全然幸せになっていないどころか年々不幸になっている事実に気づきます。
そこで思い切って会社を辞め、家で毎日お酒を飲みながらだらだらする生活を送り始めます。
そして、だんだんと競争社会に洗脳されていたことを悟り、本当に自分らしく生きるとは何か、自分なりの答えを出していきます。
そんな、ハ・ワンさんの言葉は、ただのだらしないおっさんの独り言かと思いきや(すみません笑)、先ほど書いた、
今の人たちが抱える多くの深い悩みを、
ふわっと軽くしてくれる力がありました。
韓国でベストセラーになっているのも納得がいきます。
国が違っても、みんな、疲れてるんだね(笑)
今回は数あるハ・ワンさんの名言の中でも特に心に刺さった言葉を3つご紹介します。
1.「道は絶対、1つじゃない」
韓国一の難関美大「ホンデ大学」に入れば人生が変わると思って三浪もしたワンさん。
ところが実際は夢見た大企業からのスカウトもなく、人生が変わることはなかったそう。
この経験からハ・ワンさんは、
人はつい1つのことに執着しがちだが、これしか道はないと思い込むことはとても危険。
どうしても辛いなら諦めることも大事だと教えてくれます。
………………………………………………………
私も、つい「この方法しかない!」って思いこんだり、頑固になったりすることがあります。
視野が狭くなってしまいそうな時は、世界は広いってことを忘れないようにしたいですね。
★学んだこと
常に「道は1つじゃない」ということを念頭に入れ、うまくいかない時はちがう道も考える余裕を持つ。
2.「みんなとスピードを合わせる必要はない。人はそれぞれその人なりの速度を持っている」
3浪して兵役もあったため、大学を卒業した頃には30歳を過ぎ、さらにその後3年間引きこもりだったハ・ワンさん。
そのため同級生とは大きく差ができてしまい、自分だけ取り残されたと不安になることも。
ところが、周りの友達はあきれたりすることなく認めてくれる事実に、
「他人に合わせようとするから辛くなるんだ。ゆっくりやろう」
と余裕が出てきたそう。
………………………………………………………
このエピソード、すごく共感しました。
私も本を読んでいて、著者が自分と同い年や年下だったりすると、すごく落ち込みます。
この著者の年齢確認しちゃう気持ち分かりますかね?(笑)
若ければ若いほど落ち込む・・・
こうやってすごいことして本も出してる人がいるというのに私ときたら・・・とつい比べちゃうのですが、
人にはその人に合った速度があるよって言われると、不思議と納得して安心しました。
まぁ、私は占い師さんに
「あなたは大器晩成型で成功するのは65歳になってから」
って言われたので、気長に頑張ります(笑)(今30代)
★学んだこと
焦らない。人と比べない。
3.「あまり期待しすぎるな」
待ちになった大好きな監督の最新映画を見たハ・ワンさん。
ところが見てみるとちょっとイマイチだった・・・。
複雑な気持ちに呆然とする。
期待が大きすぎると、必ずがっかりする。
それは人生にも当てはまって、大切な自分の人生だからつい期待してしまう。
しかし期待すればするほど、「これっぽっちの人生」と思ってしまう結果になる。
同じ人生でもどういう態度で臨むかで全然とらえ方が変わってくる。
だから、
絶対に夢を叶えよう!と自分を追い込まず、過度な期待をしないで肩の力を抜くのが一番なんだと。
………………………………………………………
この本の中で、一番刺さった言葉です。
私もつい、自分に期待してしまうのです。
もっと自分はできるはずだって!
そして結果の出ない自分に自信をなくして落ち込んでいくんですよね・・・。
なのに今回も「読書感想文、賞とれたらいいな」って期待してる自分がいる(笑)
だから、自分に期待するのはやめて、結果が出たらラッキー♪くらいに思うのが一番気楽でちょうどいいなって思いました。
後、自分だけでなく、他人にも期待しすぎないようにしています。
いい意味で。
私には、言葉の発達が遅れている4歳の息子がいます。
3歳半検診で指摘され、それ以降、必死で言葉の練習をしました。
ところが、これがなかなか成長しなくて・・・
こんなに頑張っているのになんで!とだんだん喋れないことにイライラしてきました。
だけど、気づいたんです。
なんでイライラするのかと思ったら、こっちが勝手に期待してそれに息子がこたえてくれないからだと。
だから、イライラしないために、息子に期待するのをやめました。
それは、諦めたわけではなく、心の底では必ず喋れるようになると信じています。
期待をせず、少しでも喋る言葉が増えたらいいな。くらいに思うようにしました。
そうしたら、息子のほんのちょっとの成長に気付けるようになり、そしてそれを一緒に喜べるようになりました。
褒めることが増えました。
期待しすぎないことは、人間関係を良好にするのにも役に立ちそうです。
★学んだこと
自分にも他人にも期待しすぎない。
こんな感じで、ハ・ワンさんのこれまでの人生を振り返りながら、人生において大切な気づきをユーモア溢れる文章で教えてくれる良書でした!
また人生に疲れたなと思った時、読み返したいと思います。
【この本の隠れおすすめポイント】
余談ですが、この本、めっちゃデザインがかわいいんですよ!
中身の!
字体が所々可愛らしい文字だし、めっちゃおしゃれ。
すごく読みやすいので、本初心者の方にもおすすめです♪
気になった方は、ぜひ読んでみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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