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知性は年齢を重ねても色褪せない!~名探偵のままでいて~2024年小説8冊

今年は小説があまり読めていない。
というか本があまり読めていないかなあ

仕事の疲れもあるので、
さくっと読めそうってことで、
ミステリーを読んでみました・・・

読みやすいし、飽きずに読める!
ただ小説を沢山読んできた僕からすると、
ミステリーとしては物足りなかった。
全然悪くはないんだけど、
このミス賞を取る程ではないかな〜

色々なミステリーを読んできた人は、
多分僕と同じような感想を持つ気がする…
意外性が弱いんです。
なんとなく犯人が分かってしまうのよね。
ただタイパを気にする人が増えていて、
先に結論から知った上で漫画とか映画とかさ
触れる人が増えてるらしいんですよね。

そう考えると時代に合っている小説ですね。

短編での構成で、
最後の章が個人的には一番好き。
認知症を患っている知的な祖父(名探偵)と、
その孫が主役です。
孫の周りで起こった不思議な出来事を、
祖父が話を聞いただけで解決するってお話。

京極夏彦、東野圭吾、
伊坂幸太郎、宮部みゆき・・・
大物作家を読んできた人間からすると、
もっと工夫が欲しかったって感じですが、
カフェとかで読むには凄く丁度いい!

ただ僕がイマイチだって思うのはですね、
心に残ったセリフとか作者の哲学が
一つもなかったってことw

ポジティブに考えれば、
それだけライトな小説ってことかな。
僕はああ考えさせられたってセリフとか描写を
求めるので・・・個人的には物足りない。



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