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リノベ・新築・イベント、別れと出会いが満載の2023年

今年はじまってすぐに人間関係の急激な変化がありました。仲の良かった友人たちと次々の別れ。

これはもう仕事に邁進するしかないっ!



古民家リノベーション


えー、コホン。
私の仕事は設計施工監理ですが、「なんでもやります!」という家づくりではなく、手刻み大工さんとチームを組んで、自然素材の木組みの家専門でやっています。

仕事をする人も施主も選ぶ
と、ごーまんな態度でやっています。

今年の前半は古民家リノベーションをやりました。

築70年以上の古民家は、過去にリフォームで合板を使っていたので残念な感じでした。床もベコベコでした。
工事中の様子


完成
梁を見せ、自然素材に戻しました^^


新築住宅・手刻み木組みの家


その1・洋のK邸

元宮大工みずき工房の水木さんの工場
大自然の中での建前
工事中の打合せ


完成

天井:桧無節 
壁:モイスボード下地+漆喰塗り 
床:杉30mm 
断熱材:ウッドファイバー

なんといってもこの景色が最高!

薪ストーブ:イエルカさん作
ストーブ周り:大谷石
窓サッシ:木製

吹抜け上部から


山桜の造作キッチンとカウンター


造作洗面台

生活がはじまってからお邪魔して、お施主さんにランチをご馳走になりました^^


その2・和のS邸


次は和の家行ってみまーす!

この家は大工・藤井君の設計です。私は法規、耐震、省エネサポート係。

大工さんとの打合わせに加わる猫(態度が大きいですね!)

手刻み中の大工さんの工場。若い棟梁ですが、腕とセンスはぴか一。
木組みの家の建前(渡りアゴ構法)
天然乾燥の木組みは色とフレームが美しい。

今時、こんな工事現場なかなか見ないでしょう。超貴重な手刻み大工さんたちなんです(絶滅危惧種!)。みんな若くてまだまだ仕事ができるし!

あー、すみません。
また熱くなって、前のめりになっちゃいました。

完成

梁や野地板は表しでダイナミックな平屋空間(屋根断熱にしています)。真ん中に渡してある丸太の梁は地松。


キッチンとテーブルはブラックチェリーで造作。商業地域で道路と近い為、窓には目隠しの木格子を入れています。


トイレのスイッチ


光の陰影で表情が変わる左官塗り壁


突発的な座談会イベント


えー、コホン。
私、突発的に走り出す傾向がありまして・・・

今年のはじめ、気まぐれを起こして突然イベントをやることに決めました。「環境と暮らし」をテーマにした学びのある座談会シリーズ。

第1回:暮らしの中の木のはなし
第2回:脱プラスチックな暮らし
第3回:自家発電DIY
第4回:漆喰塗りDIY体験+自然菌発酵調味料ランチ
第5回:住まいと健康のはなし
第6回:環境のことを考えている大工さんのはなし
第7回:手刻み大工道具の使い方

スタッフとの打合わせ
最後のイベントで大工道具がずらり
話し手は私ですが、この回は大工さんにバトンタッチ
手作りお菓子を出したり、お茶をしながら庭も楽しめるアットホームな座談会をもくろみ、結果大成功!
自然菌発酵調味料研究家のランチ付きの回もありました。
一緒に仕事をしている手刻み大工さんの実演

気まぐれの突発的なイベントでしたが、全7回やりきりました。大変だったけど、充実してとても楽しかったです。何よりも参加してくれた方ほとんどから熱量の高い感想をいただいて、手ごたえを感じることができました。


仕事で感じる幸福感


みんなファンになる大工の村田さん

一緒に仕事をしている大工さんは、みんな自ら手刻みを選んだ人たちです。木を扱う技術が高いのはもちろんですが、人柄もバッチリ。

いつも工事現場では紅一点(実際は緑)な私。


こんなすばらしい大工さん達と仕事がてきて心から幸福を感じています。私はこの大工さんたちの1番のファンで応援隊でーす!

大工さんたちとは食事会をしたりBBQもしています。

今年のはじめはあまりにも目まぐるしく人間関係が変化し、友人たちとの別れが次々とありました。開き直って目の前のことをがむしゃらにやっていたら、予想もしなかったすばらしい出会いがやってきました。そして終わりが近づく頃には「最高の年だった!」と言える流れになりました。

手放すと新しいものが手に入るんですね。しかもそれはとても素敵なものでした。この仕事が心から好きだと再確認できた年でもありました。

来年は今年よりさらにパワーアップします!


#今年のふり返り  
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