平野 裕子 / 水と木の間で

暮らしの設計デザイナー『水と木の間で』代表 ・住まいの環境と健康を考えてます ・愛媛県…

平野 裕子 / 水と木の間で

暮らしの設計デザイナー『水と木の間で』代表 ・住まいの環境と健康を考えてます ・愛媛県松山市に移住→海の側の暮らし ・同居人はポーランド人パートナーと2匹の猫 https://www.btwwaterandtree.com/

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  • 移住生活のリアル

    東京から旅をして愛媛県松山市に移住。瀬戸内海のすぐ側での暮らしのリアルを紹介します。

  • 住まい・リノベ

    住まいのお役立ち情報。家づくり・リノベのこと、住環境と健康について。

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知識・スキルゼロの未経験から、建築士になり独立するまでのリアルな話

1.30歳を過ぎてから「好きなことを仕事にしよう」と真剣に考えた 20代は自分がやりたいことが分からなくて、ずっと自分探しをしていました。外の世界に飛び出してみたくて、環境を学びにオーストラリアのタスマニアに2年間滞在し、現地で出会った人と国際結婚をしたりと思うがままに動いていました。 仕事は東京で専門性のない事務職。本当に何がやりたいのか分からずもやもやを抱えていました。 仕事を辞め、離婚をしたことが重なり、将来計画が白紙になりました。これから先も東京で満員電車に揺ら

    • 移住後にどうやって仕事を選んだか? 「好きな仕事=幸福」ではない。

      昨日リノベを手伝ってくれた友人がまるでインタビュアーのように、「仕事選び」に関するたくさんの質問をしてくれました。愛媛にやってきて、ゼロの状態からどうやって「建築」の仕事を選んだのかを改めて思い起こすこととなりました。 将来プラン白紙の状態で東京から移住勢いだけで愛媛に移住した15年前。予定していた海外移住が白紙となり、東京での仕事を辞め旅をして周った後、無職の状態でやってきました。愛媛には仕事のあてはまったく無し。「好きなことを仕事にしよう!」ということだけ決めていました

      • 事務所のパース描いてみました♪

        • "水と木の間で"シェアハウス&民泊って、普通の宿とどう違うの?

          「移住お試し」というコンセプトのシェアハウスは去年から、そして今年から本格的に民泊をはじめました。 たった一年ほどでも色々な出会いと展開があったので、「水と木の間で」シェアハウス&民泊ってどんなところなのか、普通の宿泊施設やシェアハウスとどう違うのか?をご紹介します。 1.基本情報・同居人はオーナー(私)、ポーランド人のパートナー、2匹の猫です ・きれいなビーチがすぐ側にある地方都市の郊外の暮らし体験ができます ・ゲストルームは寝室の他に、キッチン付きのプライベートルーム

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        記事

          中古リノベに立ちはだかる壁。何からはじめるべき?

          空き家率が年々上がる日本で、空き家を活用してビジネスをしようとする人、中古住宅をリノベしたいという人が増えてきました。 でもいざ進めようとなると、物件探しのハードルがけっこう高いんです。 家余りの時代に大量生産される新築 日本では、新築と中古を合わせた取引のうち、中古の割合は実はたったの10%前後。欧米では長持ち家を建てて長く使い続け、購入するのは中古住宅が普通になっていて、中古市場の割合は70~90%を占めています。欧米と比べと日本の中古市場はまだまだ小さいんですね。

          中古リノベに立ちはだかる壁。何からはじめるべき?

          ゲストルーム情報・今月は22〜26日空きあり(5月は埋まりました)

          ゲストルーム情報・今月は22〜26日空きあり(5月は埋まりました)

          自宅の事務所部分の平面図を手描き。 やっぱりCADより楽しい^^

          自宅の事務所部分の平面図を手描き。 やっぱりCADより楽しい^^

          「新しい電気の使い方講座」で寛容で温かいぷちグリッドな未来を見る

          この週末、2日に渡る座談会イベントが終了しました。 環境にやさしい自然素材の家づくりといっても、盲点だったエネルギー(暮らしの電気)のことを今回は取り上げてみました。 エネルギーの自給に興味ある人、災害時に電気を確保したい人、アウトドアで電気を使いたい人、実際に今住んでいる家で実践してみたい人が参加してくれました。 「太陽光発電=エコ」という単純なことではない 現在の家づくりでは、屋根にいっぱいの太陽光パネルを敷き詰めて、たくさん電気を使う前提で工事をします。売電で儲

          「新しい電気の使い方講座」で寛容で温かいぷちグリッドな未来を見る

          未婚で経済的に不安定な私が、ローンを組まず不動産購入&リノベした経緯

          今から3年前に、移住の地である愛媛に家を買ってリノベをしました。 それが私のこれまでの生き方であり、そして今も変わらないテーマとしても掲げていることです。だから家を買うという選択肢はこれまでないものとして考えてきました。 生まれたところ(新潟県十日町市)では生活したことがなく、小さいころは転勤族で社宅を転々とし、社会人になってからも色々な町で暮らしたり、海外生活も経験したりした後に、旅してやってきた愛媛が気に入り移住しました。 根なし草人生できたわけです。 1. 自由

          未婚で経済的に不安定な私が、ローンを組まず不動産購入&リノベした経緯

          仕事が好きです、と迷いなく言えますか?

          「自分の仕事が好きです」 と、きっぱり迷いなく言えますか? 私は今なら胸を張って言えます。 仕事ができると思っているわけではありません。他の人と比べて能力も決して高くありません。自分のやっている仕事が好きか、ただシンプルにそれだけのことです。 そう言えるようになったのは、長い時間をかけて好きになるように努めてきたから。10年前に同じ質問をされていたら、自信を持って「仕事が好き」と言えなかったことは確かです。正直、当時はもっと楽(らく)したかったです。 ストレスで胃が

          仕事が好きです、と迷いなく言えますか?

          これからの暮らし、新しい電気の使い方~公共電力に頼らない電気の実践方法

          『環境と暮らし』をテーマにした学べる座談会のお知らせです。 Contents【 学び編 】 ・自分たちの生活に本当に必要な電気について考えてみる ・公共電力に頼らずに自分で電気をつくり出すには? ・肩の力を抜いた「ぷちグリッド」のススメ ・電磁波対策にも効果あり 【 具体的なこと教えて!編 】 ・5年以上実践している齋藤家のぷちグリッド生活 ・災害時にも電気が使える安心 ・どこにでも電気を持ち運びできる便利さ ・実際に行った工事・はじめのステップお見せします ・大きな投資

          これからの暮らし、新しい電気の使い方~公共電力に頼らない電気の実践方法

          「短期の楽は長期の損」最近、歳を取ったと感じますか?

          同年代の友人と話していると「もう歳だから」という言葉を聞くことが多くなりました。それを聞くたびに違和感が。図々しいようだけど、普段歳を意識することが一切ないのです。 この間、歩いている途中で走りだしたら、そのまま走り続けられそうだったのでしばらく走ってみました。自分でもちょっと驚いてしまうくらい体力があるのを感じました。息は切れるけれどそこまで疲れなくて、いくらでも走っていられるような感覚でした。 もう20年近くジム通いを続けています。 東京にいるときは、毎朝ジムで1キ

          「短期の楽は長期の損」最近、歳を取ったと感じますか?

          民泊ゲストハウスのための中古住宅リノベ・Before/After

          築53年の中古住宅を購入し、民泊ゲストハウスをスタートするまでにやった工事をご紹介します。 STEP1. メインの部屋 私たちが普段過ごすLDKや寝室は、家を買ってすぐに工事にかかりました。優先順位と予算を明確にしプランを立て、段階を踏んで工事を進めることにしました。 どうですか? メインの部屋はお金をかけただけあってだいぶ変化したでしょう? 基本的にはプロに頼みつつ、自分たちでやったことは次の通りです。 ・ 解体 ・ 壁の漆喰塗り ・ フローリングや造作家具のオイ

          民泊ゲストハウスのための中古住宅リノベ・Before/After

          移住お試しシェアハウス・非日常の暮らしを体験してみませんか?

          中古で購入した住宅をリノベして3年が経ちました。現在120㎡以上ある家に2人で住んでいます。空きスペースを活用しようとシェアハウス&民泊をはじめました。 1.シェアハウスのコンセプトパートナーのMarekはもちろん、私も海外での生活経験があるため、家をシェアすることに慣れているということもありました。 実際にシェアハウスは去年からやっています。どこにも広告を出していないのですが、最近は希望者からの問い合わせがよく来るようになりました。 ただのシェアハウスではなくコンセプ

          移住お試しシェアハウス・非日常の暮らしを体験してみませんか?

          厳しい環境を経てゆるい日本にやってきた彼、メンタリティーの違いを感じています。

          死に対して恐怖心がないなんてあり得るの?ポーランド人パートナーMarekのメンタリティーは、これまで知っている人とかなり違うなあと感じています。不満や文句の一つも言いたくなる場面でも、ぜんぜんへっちゃらというか。そして死に対する向き合い方さえも。 去年の夏、近所のテトラポットで海を見ていたのを最後に記憶が飛んで、全身血だらけになって帰ってきました。記憶が戻ったのは家に帰ってドアを開けようとした瞬間でした。靴の濡れ具合と全身の傷の様子から、テトラポットから落ちて記憶を失った

          厳しい環境を経てゆるい日本にやってきた彼、メンタリティーの違いを感じています。

          なぜ人生の泥沼に落ちなければならなかったのか

          愛媛に来てから苦しかった30代。なぜどん底まで落ちなければならなかったのか。あれから何年も経った今になって、やっと自分の中で整理することができました。 あー、時間かかったな。 そう、私は何ごとにも時間がかかるタイプです。 人生というのはそんなに簡単に変わらない 人生を変えたい 大きく成長したい 夢をかなえたい と思っても私たちの人生はそれほど簡単には変わりません。なぜなら今の日常の延長線上に、これまでと違う人生はないからです。 私たちの人生がガラリと変わるのは・・・

          なぜ人生の泥沼に落ちなければならなかったのか