うつ病は早期発見が重要


 休職期間は、うつ状態になってからと同じ時間だけ必要と言われている。
うつ病になる主な原因はその人の認知に偏りが生じているためである。
うつ病の治療法として認知行動療法が有名だが、認知行動療法はその名の通り、「認知」と「行動」にフォーカスを当ててうつを治療していく方法だ。

人の認知は自動思考的に瞬間的に発生するものであるため、この自動思考の過度な偏りを修正するためにはそれなりの時間が必要だ。

自動思考には癖があり、この癖が長時間定着している場合、矯正するのにも時間がかかる。
そのため自分の認知や自動思考の異常に早く気づき、できる限り早く対処することはとても重要である。

以上が、私がうつ病について本を読んで得た知識だ。

うつ病を予防し、なったとしても影響を最小限に抑えるために最も重要なのは、「いかに早く認知の変化に気づけるか」である。

私の場合は、うつうつした状態を実感しながらだましだまし我慢をして仕事を続けていた。そしていつしか限界が来て、うつ病の診断書をもらったのは、うつうつした状態を感じ始めた4か月後だった。

つまり治療には4か月ほど時間が必要ということになる。

この記事を読んでいただいている方は、きっと頑張り屋さんな方だと思う。

多少つらくても頑張って仕事をできてしまう方だと思う。
そんな頑張り屋さんが、自分の体調の異常に気付くためには、誰かに話を聞いてもらうことが大切だと思う。家族や友達など身近な人でもいいし、もし身近な人に話しづらいのであれば、カウンセリングを活用するのも良い。

お勤めの会社にカウンセリングをしてくれる心理士さんがいるのであれば、気軽にコンタクトをとるのがいい。会社で心理士さんを雇っているのであれば、無料でカウンセリングを受けられるので気軽に相談できる。会社で雇っているとはいえ、心理士さんと話した内容はプライバシーは守られていて、自分の上司や会社に伝わることはない。心理士さんを使わない手はない。

私の会社にも心理士さんがいたため、うつが疑わしい時には最初に会社の心理士さんと相談しうつ病の発見につながった。

うつのカウンセリングは昔と比べると、かなり気軽に受けられるようになってはいるが、日本では依然としてカウンセリングに行くのには勇気がいるかもしれない。

海外、特にアメリカでは心理カウンセリングに行くのは当たり前だ。
友達同士で心理カウンセリングの話をするのは割と普通で、心理カウンセリングの主治医が皆当たり前にいる。
私の職場の外国人も、会社のカレンダーに心理カウンセリングの予定が当たり前のように入っていて、心理カウンセリングに対する認識が日本人とは全く違うと感じる。(ちなみに私のカウンセリングの予定は非公開で設定していた。)

私の記事を読んでくれた皆さんには、今健康な状態でも、ひとまずカウンセリングに行ってみてほしい。
今何かに悩んでいるのであれば尚更行ってほしい。

日本でも深刻に悩んでうつになる前に、なんでもない状態でもカウンセリングに気軽に行ける風土ができればいいと思っている。

最後まで読んでいたきありがとうございます!私はシミュレーション開発などをしている28歳エンジニアですが、激務でうつになり6月末から休職中です。 サポートもとても嬉しいですが、フォローやスキも私の励みになります! 今後も、うつの実情や改善方法の情報発信をしていきます!