見出し画像

最近読んだ印象に残った本【読書感想文】

相変わらず気になった本を図書館で借りて読む日々。
そんな中、最近「Prime Reading」が便利さに気がついた。
種類は少ないが、気になった本を気軽に読める。
私ずっとプライム会員だったのに使ってなかったよ!もったいない!!
今後は気になるタイトルを見つけたら積極的に読んでいこうと思う。

それでも旅に出るカフェ

店主さんにマウントを取りたい男性パティシエから、まさかアルバイトの女性に話がつながる!?とびっくりした。
ある程度の謙遜は日本で生きるなら必要かもしれないが、自分を卑下しすぎるタイプは変に関わるとしんどい。
自分に自信がなくて不安でいっぱいな女性を、上手く利用して手を出すクソ男もしんどい。
そんなふたりの嫌がらせを真に受けず、流されない円さんや瑛子さんみたいな女性になりたい。
本にも書いてあったが女性の自尊心を削るような罠にはハマらないように気をつけようと思う。

おにぎり処のごちそう三角 家族を結ぶ思い出の食卓

おにぎり処のごちそう三角
表紙の美味しそうなおにぎりに惹かれて読んだ本。
奥さんに先立たれて、お店を畳んだ料理人が、ひょんなきっかけでおにぎり屋さんで働く。
おにぎり屋さんの店主の女性とその女性が預かっている子どもと一緒にお店を切り盛りする。
男女の匂いが全くせず、友人のようなビジネスパートナーのような、お互いを支え合うのが良かった。
色んなソースをつけて食べるディップおにぎりを食べてみたい。

いかれた慕情

「常識のない喫茶店」を書かれた僕のマリさんのエッセイ。
10代や20代の若い頃に私も思ってた!!ということがたくさん書かれていた。
変な焦りとか周りと比べてビクビクしてる感じ。
僕のマリさんは部活動も積極的にされていて、人との交流に抵抗がないように見えるが、その中でたくさんの葛藤を抱えていたこと書かれている。
失敗が怖いという気持ちは私も同じ。
失敗をたくさんして傷ついてきたからこそ、もうこれ以上痛みを感じたくない。
そんなこと考えててもやらなきゃ何も進まないから、ぼちぼち私も頑張ってみようと思った本だった。

「うまく相談できない自分」にサヨナラする本

タイトル通り、人生をより良くするには相談ができるかできないで人生が良くなるかが決まると書かれた本。
最近は私も相談することが何よりも大事ということを自覚できたので全ページうんうん頷きながら読んでしまった。
最後の一文に唸ってしまった。

「相談」とは過去に向けた自己憐憫をやめ、今とは違う新しい未来を選ぶための宣言でもあります。どんな状態からでも、もう一度人生の主役の座を取り戻すための挑戦状なのです。

まさにこれ!
自分を哀れんでも何も生まない。
自己憐憫に浸っても何も変わらない。
前に進まないといけない。

間の悪いスフレ

ビストロ・パ・マル・シリーズの4作目。
コロナやウクライナ戦争の影響での食材の高騰などの時事問題も出てきながら、いつも通り勘が鋭い三船シェフ。
プロポーズが失敗してしまったカップルの、お互い良いように見せようとして、結局ギクシャクしちゃう話が、自分にも身に憶えがある。
「こうじゃなきゃ好かれない」みたいな思い込みでよく見せようと自分を演じてみるけど、後々苦しくなってくるんだよね…。
短い短編集なので、登場したキャラクターのその後が気になるが、おそらく上手くいってる…はず。

「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本

今年の私のテーマが「執着を捨てる」
この本に書かれていた過去の仕事とか職場と関係が終わっても影響が終わらないという状況が完全に今の自分やん!!と読んでいて、びっくりした。
なかなか当時の執着から抜け出せない自分がいる。
ちょっとずつ手放しかけてるけど、完全じゃない。
時間かかると思うが、今の自分の考え方が「執着」だと気づけただけマシと思うことにする。

いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本

夜ふと自分の過去の嫌な出来事を思い出して罪悪感に押しつぶされそうになることがある。
この本を読んで「そうせざるを得なくて、そうなってしまった」と考えて「良い・悪い」で判断せずに受け入れると良いと書いてあって、目からウロコだった。
確かに当時の状況的にそうなっても仕方なかったとも言える。
それを言い訳にしていいのか自分のなかで悩む所だったが、それでいいんだと言ってもらえた気がして少し救われるような感覚を感じた。
自分がしてしまったことを受け入れ、理解することで、自分を許すことができる。
罪悪感は、人生をよりおもしろくするためのルールだと捉え、それをなくそうとするよりも、上手につきあっていく方法を学ぶほうが、より簡単にしあわせを感じられるという言葉を、罪悪感で押しつぶされそうになったときは思い出そうと思う。






この記事が参加している募集

読書感想文

サポートして頂けたら、とても嬉しいです!励みになります!よろしくお願いします!