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嫉妬のコントロールは難しい【消したくても消せない嫉妬・劣等感を一瞬で消す方法】

私は嫉妬深い人間だと思う。
充実した日々を過ごしている人や自分より良い境遇の人がとても羨ましいと思う。
自分と他人を比べて、やっぱり自分はダメだなぁと劣等感も感じる。
これは歳を重ねても、なかなかなくならない感情だと感じている。

表紙に惹かれて「消したくても消せない嫉妬・劣等感を一瞬で消す方法」
という本を読んでみた。
私はこの本の表紙と挿絵を担当している「森下えみこ」さんという漫画家さん(イラストレーター)さんが好きだ。
森下さんのゆるくて優しいイラストがきっかけで読んでみたが、とても面白かった。

この本のアドバイスとしては嫉妬は誰もが抱く当たり前の感情で、嫉妬を「発作」として考えた方が良いと書いてあった。
嫉妬の発作が起こっていると自分で感じたら、何もしない、その感情に触れない、誰にも相談しない。
嫉妬の発作が起きている時は自分をコントロールできない状態に陥っているので、あえてその気持ちに触れないでおくと落ち着くらしい。
まずは自分が嫉妬をしているという事実を認める事が大事だと。
そんな簡単に嫉妬の気持ちが消せたらこんなに振り回されないわ!!とも思ったが、なぜ嫉妬をするのかというカラクリみたいなものも説明されていて、思わず「うんうん」と頷いてしまった。
できるだけこの嫉妬から解放されたい。
今度、自分が嫉妬の発作を起こしていると感じたら、何も触れずに落ち着くまで待つことを試してみたい。

嫉妬はある程度は仕方ない感情かもしれないが、やっぱり良いものではない。
感情が嫉妬に支配されてしまうと、後々とても自分が惨めに思えてくるし、そう思う自分に罪悪感も感じる。
感情に振り回されてイライラする事も、なんとなく損した気分になる。

やっぱり嫉妬を抱きやすい原因はSNSな気がする。
他人の生活が垣間見えてしまうのは、良くない影響も受けやすい。
隣の芝生は青いというが、「この人はうまくいってて良いなぁ」と自分と比べて、どうしても「うらやましい」という気持ちは抱いてしまう事がある。
スパッとSNSを見るのをやめてしまえば良いが、SNSの楽しさも感じている今の私にはできそうにない。
最近はなるべく自分が楽しい、見たい、読みたいと思う人をフォローしてSNSを見ている。
Twitterならフォローまでいかなくても、気になる人をリストに追加してみたり。
私は漫画やアニメや映画の考察や感想を読んだり、イラストを見るのが好きなので、ジャンルごとにリスト化したりしている。
好きがたくさん流れてくるタイムラインは幸せだ。

将来が不安になる発言や、気分が暗くなるような愚痴が極端に多かったり、逆にポジティブ過ぎて眩しすぎる人は目に入れないようにしている。
その線引きを意識するようになってからは、あまりSNSで疲れたとか気持ちが乱されていると思うことが減った。
多分自分が好きな人に囲まれているイメージなんだと思う。
自分で自分を守る基準を作るって結構大事だと感じている。
言葉では説明しにくいが「なんか違う」「この人とは合わない」の感覚は大事にした方が良いと思っている。
私が好きだなぁ、憧れるなぁと思う人は、淡々と毎日生きてるけど、日々の楽しみとかちょっとした出来事を言葉にできる人なんだと思う。
そういう呟きや文章が心地良くて好き。
どうせなら自分の「好きなもの」に囲まれていたい。

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